三月大歌舞伎(夜の部)2006年03月18日 16:30

@歌舞伎座

・近頃河原の達引
えー、すいません。寝不足のまま行ったせいか、中盤以降ほとんど記憶ありません(割腹)
河原の場面は話もとんとん進んでアレだったのですが、お俊の家のシーンはほんっと覚えていなくて…申し訳ない。

・二人椀久
ちょうど一年前の去年の2月に仁左衛門・孝太郎で見てるんですが、その時は椀久がニザさんだったんでこう…色男と精霊な感じで幻想的な雰囲気だったんですね。演出も。で、後ろに座ってたおば様が「孝太郎踊れるじゃない!素晴らしかったわ!」と興奮してたのが印象的だった演目(笑)
今回の椀久は富十郎さん。実は今回一番楽しみな演目です。

いや、もうとにかく富十郎さんが素晴らしかった!正直背も大きくないし、色男ではないのに素晴らしく恰好良いんですよ。指先の小さな動き、足運び、一つも無駄なところがなくて惚れ惚れしてしまいました。松山太夫の菊之助氏は初役ということでしたが、やっぱりこう、人間離れした美しさが圧倒的。テンポアップするところでは富十郎さんに必死で付いていってる姿が好感度高かったです。
しかしこの物語は切ない。最後に一人取り残された椀久のあまりのぼう然とした表情にちょっと泣けてしまった…。

で、ここで満足してしまい、体調的にあまり思わしくなかったこともあって撤収させていただきました…。いや、次幸四郎さんだし見たかったんだけど。でも二人椀久が本当に素晴らしかったので、そのまま帰りたかったんです…。心の中で「幸四郎パパごめん!」と叫びながら隣のプロントで幸せにビールを飲む私とW嬢。ダメな大人と言われてもいいんです、自分が楽しければ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://showcase.asablo.jp/blog/2006/04/15/328380/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。