宝塚歌劇団星組「COPACABANA」(16:00) ― 2006年06月11日 16:00
@梅田芸術劇場
大阪滞在5時間の強行軍でしたが楽しかった!
ひたすら明るくて、何も考えずに見られるミュージカル。予習してたので曲もわかったし、あっという間の2時間45分でした。
「コパカバーナ」という曲そのものが大好きなので、OPからとてもわくわくしました。オーケストラも上手かった…。金管があれだけ安定してるとなんの不安もなく聞けていいですね。
原曲の歌詞は曲の明るさに反して悲しい内容なのですが(多分オリジナル演出の劇中劇は原曲通り)、そこは宝塚ということで最後を少しいじくってハッピーエンドに持って行ったのがまた良い感じ。
内容的には現実と想像をいったりきたりする辺り、微妙に繋がりが悪い部分が合った気もするのですが、その辺はまあ予習してたせいかさほど気にならず。ご都合主義な部分もまあいいかなと(笑)
キャストについて。
主演トニー&スティーブン@わたるさん(湖月わたる)
ナウオンか何かでも言ってましたが、普通の紳士靴履いててびっくりしました…。すごいよ、ヒールがないよ!(除・ショーのシーン)
正直歌はお上手な方ではないんですけど、それでもこの人の歌はなんとなく好きだったりします。なのでローラやサマンサに向かって歌うラブソングがいいなぁと。声に表情がある感じで。
ショーのシーンはダレン・リー氏の振り付けが格好良くて見とれましたね。やっぱりとても「輝く人」なんだなぁと改めて実感。本当に太陽のような人だ。
ローラ&サマンサ@となみちゃん(白羽ゆり)
しょっぱなのシャワーシーンはいったいどこの峰不二子かと思いました(笑)サマンサとローラできっちりと役作りを変えていて、それがラストは効いてたと思います。
ローラのシーンでは、オーディションでピアノの上に登るそのよじ登り方が超可愛かった。ドリキンで聴かせてくれた地声の低音が好きだったのですが、今回はそれがパワーアップ。逆に娘役声で歌う高音で聞きにくい部分はありましたが、相対的に見ると歌上手くなったなぁと。立派なトップさんになってなんだか嬉しいです。
リコ@とうこさん(安蘭けい)
ビバお髭の魔法!なんて渋いおじさまなんでしょう!オジサマスキーの私のツボにピンポイントでメガヒットですよ!
葉巻を扱う指先だとか、コンチータに回した腕の使い方だとか、もうたまりませんでした。F嬢共々「最後まで髭付が良かったのに」と、ある意味暴言吐きつつもうっとりです。
一幕ラストの「Bolero De Amor」がすごく好きだったので楽しみにしてたんですが、流石ですね~。聴かせてくれました。いやーもう言うことなしです。ラストの車椅子での去り際「電動を買おうよ!ぎゅーんてね」ってのもおかしかった。
コンチータ@あすかちゃん(遠野あすか)
可愛いんですよ!前方席だったのでオペラグラス使ってなかったんですが、二幕は彼女を見る為に鞄から取り出しました(笑)
メイクも髪型も凝ってるし、ちょっと訛りの入った話し方も可愛い。それになによりもうあの抜群のスタイルと後ろ姿の美しさに完敗です。コンチータのソロ曲が微妙にカットされてたのが残念でした。
最後、倒れたリコの手を握る辺りの表情がほんっと切なくて、楽しいミュージカルの中でそこだけちょっとうるうる。ラストのショートカットの鬘もお似合いで、眼福でした。
サム@未沙のえるさん&グラディス@英真なおきさん
組長のゴスロリ系というか、森高のような超ミニスカと、堂々たる美脚にびっくりしました…。可愛かった…。ソロ曲も良かったし、お上手な方だなぁと。まやさんはハゲヅラネタがあったんですが、基本的には渋いおじさまでいい感じ。つーかヅラネタは必要だったのだろうか…?おもしろかったからいいんですが。あんなに歌って踊るまやさんを見たのは初めてでした。
そのほかとしては、やっぱり綺華れいくんがとても気になったのと、スキップ@ 大真みらんくんのおかまっぷりが可愛かったかなー。
女子では百花沙里姉さんがやっぱりかわゆいのと、しのぶ紫さんが相変わらずインパクト強かったです。
とにかく、最初からフィナーレまで出演者もオケもみんな楽しそうで、見てるこっちもほんっと楽しい気分になれるミュージカルでした。たまにはこういう作品見るのも大事だなぁと。
8月には博多にも宙組版を見に行くので、どこがどう変わるのかとても楽しみです。
大阪滞在5時間の強行軍でしたが楽しかった!
ひたすら明るくて、何も考えずに見られるミュージカル。予習してたので曲もわかったし、あっという間の2時間45分でした。
「コパカバーナ」という曲そのものが大好きなので、OPからとてもわくわくしました。オーケストラも上手かった…。金管があれだけ安定してるとなんの不安もなく聞けていいですね。
原曲の歌詞は曲の明るさに反して悲しい内容なのですが(多分オリジナル演出の劇中劇は原曲通り)、そこは宝塚ということで最後を少しいじくってハッピーエンドに持って行ったのがまた良い感じ。
内容的には現実と想像をいったりきたりする辺り、微妙に繋がりが悪い部分が合った気もするのですが、その辺はまあ予習してたせいかさほど気にならず。ご都合主義な部分もまあいいかなと(笑)
キャストについて。
主演トニー&スティーブン@わたるさん(湖月わたる)
ナウオンか何かでも言ってましたが、普通の紳士靴履いててびっくりしました…。すごいよ、ヒールがないよ!(除・ショーのシーン)
正直歌はお上手な方ではないんですけど、それでもこの人の歌はなんとなく好きだったりします。なのでローラやサマンサに向かって歌うラブソングがいいなぁと。声に表情がある感じで。
ショーのシーンはダレン・リー氏の振り付けが格好良くて見とれましたね。やっぱりとても「輝く人」なんだなぁと改めて実感。本当に太陽のような人だ。
ローラ&サマンサ@となみちゃん(白羽ゆり)
しょっぱなのシャワーシーンはいったいどこの峰不二子かと思いました(笑)サマンサとローラできっちりと役作りを変えていて、それがラストは効いてたと思います。
ローラのシーンでは、オーディションでピアノの上に登るそのよじ登り方が超可愛かった。ドリキンで聴かせてくれた地声の低音が好きだったのですが、今回はそれがパワーアップ。逆に娘役声で歌う高音で聞きにくい部分はありましたが、相対的に見ると歌上手くなったなぁと。立派なトップさんになってなんだか嬉しいです。
リコ@とうこさん(安蘭けい)
ビバお髭の魔法!なんて渋いおじさまなんでしょう!オジサマスキーの私のツボにピンポイントでメガヒットですよ!
葉巻を扱う指先だとか、コンチータに回した腕の使い方だとか、もうたまりませんでした。F嬢共々「最後まで髭付が良かったのに」と、ある意味暴言吐きつつもうっとりです。
一幕ラストの「Bolero De Amor」がすごく好きだったので楽しみにしてたんですが、流石ですね~。聴かせてくれました。いやーもう言うことなしです。ラストの車椅子での去り際「電動を買おうよ!ぎゅーんてね」ってのもおかしかった。
コンチータ@あすかちゃん(遠野あすか)
可愛いんですよ!前方席だったのでオペラグラス使ってなかったんですが、二幕は彼女を見る為に鞄から取り出しました(笑)
メイクも髪型も凝ってるし、ちょっと訛りの入った話し方も可愛い。それになによりもうあの抜群のスタイルと後ろ姿の美しさに完敗です。コンチータのソロ曲が微妙にカットされてたのが残念でした。
最後、倒れたリコの手を握る辺りの表情がほんっと切なくて、楽しいミュージカルの中でそこだけちょっとうるうる。ラストのショートカットの鬘もお似合いで、眼福でした。
サム@未沙のえるさん&グラディス@英真なおきさん
組長のゴスロリ系というか、森高のような超ミニスカと、堂々たる美脚にびっくりしました…。可愛かった…。ソロ曲も良かったし、お上手な方だなぁと。まやさんはハゲヅラネタがあったんですが、基本的には渋いおじさまでいい感じ。つーかヅラネタは必要だったのだろうか…?おもしろかったからいいんですが。あんなに歌って踊るまやさんを見たのは初めてでした。
そのほかとしては、やっぱり綺華れいくんがとても気になったのと、スキップ@ 大真みらんくんのおかまっぷりが可愛かったかなー。
女子では百花沙里姉さんがやっぱりかわゆいのと、しのぶ紫さんが相変わらずインパクト強かったです。
とにかく、最初からフィナーレまで出演者もオケもみんな楽しそうで、見てるこっちもほんっと楽しい気分になれるミュージカルでした。たまにはこういう作品見るのも大事だなぁと。
8月には博多にも宙組版を見に行くので、どこがどう変わるのかとても楽しみです。
宝塚歌劇団宙組「NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-」(11:00) ― 2006年06月10日 11:00
@東京宝塚劇場
ワイルド・ホーン氏作曲の新作!ということで、とても期待していた宙組公演を見てきました。
氏の作品は「ジキル&ハイド」しか見たことがないのですが、アンサンブルの合唱曲にとても感動したので、コーラスが得意という評判の宙組での上演ということで期待度はさらにアップ。
結論から言えば、曲には大満足。演出脚本にはやや満足それなりに不満といったところでしょうか。
とにかくアンサンブルが素晴らしい!「私たちはカマラーダ(?)」他、合唱曲が期待通りとても良かったので、組子たちのコーラスになる度に目がウルウルと。レミゼでも「One day more」や「ベガーズ」が好きな私はどうしてもああいうのに弱いです。
この作品てソロは少なくてもアンサンブルの力がとても大事だと思うので(サイゴンとかもそうですよね)、そう言う意味で今回のMVPは力強いコーラスを聴かせてくれた宙組子全員だ!
印象に残ったキャスト。
まずはラ・パッショナリア(和音美桜)・市長(風莉じん)。たっちんはガラコンやらなんやらで上手いのは知ってたんですが、宝塚の公演でちゃんと歌ってるところを見るのは初めて。いやー、素晴らしかった!流石にちょっと喉が疲れてる感じは否めませんでしたが、絶好調時に聞いたら凄かったろうなと。表情、歌、迫力、全て良かった。
対して風莉じんさんは名前も顔も知らず、1幕終わった後に「市長誰!?市長!」とF嬢と一緒にパンフでチェックしました。この方も上手かった!こうやってちゃんと歌える人に歌える役を回すのは大事だよなー。学年考えたら落ち着きっぷりが素晴らしい!と思ってたら、ステラマリスの新公ではまやさんの役やってたのか。なるほど。
アギラール(遼河はるひ)。ステラマリスの時に一番気になったあひちゃん。いやー、今回かっこいい!多少手に汗握る部分はありましたが、難しい曲を頑張って歌ってたし、何より悪役はまってました。レザーのスーツが良く似合っててドキドキしたよ。
なんつーか、後半の女に溺れてダメになってしまった感というか、踊らされてる感というか、空回りっぷりがたまらない感じ(褒めてます)。手段は間違ってても「一つにならなきゃファシズムに勝てない」って考え方は正しいと思う辺り、完全に悪役とも言えない部分もあり。
つーか彼は最初からスペイン支配の為に戦ってたのか?キャサリンに溺れて「この女とスペインを我が手に」になってしまったのか?そこら辺いまいち照準がはっきりしなかったなぁ。(あひちゃんの問題ではなく)
パオロ・カレラス(美郷真也)&マックス(寿つかさ)の管理職お二人。まりえったさんて歌お上手だったんですね…。暖かみのある声で聞いてて気持ちよかったです。独特の雰囲気がありますよね。
すっしぃさんは、群舞で「わー、あの人かっこいい!」と思って双眼鏡を向けると必ずすっしぃさんで、あー、ピンポイントで好きなタイプのジェンヌさんなんだなーと(笑)
あとはカチャ(凪七瑠海)の顔の小ささにびびったとか、あの下級生気になるなーと思ったら新公ヴィンセントの春風弥里だったとか、女子の群舞でセンターに双眼鏡向けると必ず踊ってた鮎瀬美都とか、宙組4回目にして下級生(というか主要キャスト以外)に気になる人が沢山出てきた公演でした。
ステラマリスよりもさらに群衆劇だったのと、わりとはじっこまできっちり演出がついてたからかなー。
で、主要キャスト。
ジョルジュ@たかちゃんは意外とこう、しどころのない役というか、回りの濃さに対して普通の役だったので、出番の割には印象が薄かったかもしれない…(ごめんなさい)
カメラを捨てて銃を取る!の辺りからどんどん格好良くなっていって、それはそれでストーリー的には正しいんだと思いますが、退団公演なのにもっとこう色々あったんじゃないかとちょっと残念な気持ちもありました。テーマ曲はいいし、ソロ曲も良かったんだけどなぁ。人間的にどういう人なんだか良くわからない人だった。(たかちゃんの問題ではなく)
キャサリン&ペギー@お花様。風共でも思ったんですが、私はお花様の「低めでドスの効いた声」が好きなので、今回の声のトーンが全体的にいいな、と。
役柄はなんちゅーか「もうちょっと考えて行動せいよ…」という役なのであまり語る部分もないんですが、ソロはいい曲だったし、ラストのジョルジュとの別れのシーンなんかはきれいで良かったんじゃないかと。
この人も「本気なんだろうけど、最後までお嬢さんの自己満足感」がぬぐえない役だった。(お花様の問題ではなく)
ちゅーか主演二人の役があんまり良くないなぁと。そもそも花ちゃんが二役する意味ってあったんだろうか。
あのですね、「個人的に」と最初に付けて語りますが、私今回ラストの取って付けたようなジョルジュ含んだ戦闘シーンがめっちゃ気に入らなくてですね。見終わった瞬間「何あれ?」と。
ジョルジュがキャサリン見送って暗転。エンリケとペギーが出てきてオリーブの丘(勝手に命名)へ。ヴィンセントの幻がペギーにカメラを渡して、センターからジョルジュ登場でええやんと。あんな蛇足っぷりも甚だしい中途半端な戦闘シーンいらん!とF嬢と語ってたわけですが、なんで必要かというと「花ちゃんの着替えタイム確保?」と。タニも二役やってるならわかるんですが、花ちゃん二役の意味っていったい…。
このストーリー自体、最初から小池さん的にはもうちょっと突っ込んで書き直して東宝辺りで完全版を再演するつもりなんじゃないの?と邪推してしまったりして。
エリザもキツイ表現のシーンが東宝版で随分増えてますよね。いわゆる「スミレコード」に抵触するからカットした部分が小池さんの頭の中に結構あるんじゃないかなーと想像。その位、ストーリー的には温かったと思う。
ただ、それを補って余りある宙組さんの大熱演に心から拍手。
あ、でもフィナーレの群舞はちゃんと揃えようよー。最後の決めポーズぐらいびしっと!なんかバラバラバラっと腕が上がってちょっとがくっとしてしまった。
初舞台生から引き継いだロケットは足上げ多くてびっくり。すっごく良かったと思います。
ともあれ、これでタカハナコンビを見るのは最後になってしまいました。
千秋楽の日比谷近辺はどんなことになってしまうんでしょう?
あまり舞台を見る機会はなかったですが、やっぱり凄いお二人だったんだなぁと。お疲れ様でした。
ワイルド・ホーン氏作曲の新作!ということで、とても期待していた宙組公演を見てきました。
氏の作品は「ジキル&ハイド」しか見たことがないのですが、アンサンブルの合唱曲にとても感動したので、コーラスが得意という評判の宙組での上演ということで期待度はさらにアップ。
結論から言えば、曲には大満足。演出脚本にはやや満足それなりに不満といったところでしょうか。
とにかくアンサンブルが素晴らしい!「私たちはカマラーダ(?)」他、合唱曲が期待通りとても良かったので、組子たちのコーラスになる度に目がウルウルと。レミゼでも「One day more」や「ベガーズ」が好きな私はどうしてもああいうのに弱いです。
この作品てソロは少なくてもアンサンブルの力がとても大事だと思うので(サイゴンとかもそうですよね)、そう言う意味で今回のMVPは力強いコーラスを聴かせてくれた宙組子全員だ!
印象に残ったキャスト。
まずはラ・パッショナリア(和音美桜)・市長(風莉じん)。たっちんはガラコンやらなんやらで上手いのは知ってたんですが、宝塚の公演でちゃんと歌ってるところを見るのは初めて。いやー、素晴らしかった!流石にちょっと喉が疲れてる感じは否めませんでしたが、絶好調時に聞いたら凄かったろうなと。表情、歌、迫力、全て良かった。
対して風莉じんさんは名前も顔も知らず、1幕終わった後に「市長誰!?市長!」とF嬢と一緒にパンフでチェックしました。この方も上手かった!こうやってちゃんと歌える人に歌える役を回すのは大事だよなー。学年考えたら落ち着きっぷりが素晴らしい!と思ってたら、ステラマリスの新公ではまやさんの役やってたのか。なるほど。
アギラール(遼河はるひ)。ステラマリスの時に一番気になったあひちゃん。いやー、今回かっこいい!多少手に汗握る部分はありましたが、難しい曲を頑張って歌ってたし、何より悪役はまってました。レザーのスーツが良く似合っててドキドキしたよ。
なんつーか、後半の女に溺れてダメになってしまった感というか、踊らされてる感というか、空回りっぷりがたまらない感じ(褒めてます)。手段は間違ってても「一つにならなきゃファシズムに勝てない」って考え方は正しいと思う辺り、完全に悪役とも言えない部分もあり。
つーか彼は最初からスペイン支配の為に戦ってたのか?キャサリンに溺れて「この女とスペインを我が手に」になってしまったのか?そこら辺いまいち照準がはっきりしなかったなぁ。(あひちゃんの問題ではなく)
パオロ・カレラス(美郷真也)&マックス(寿つかさ)の管理職お二人。まりえったさんて歌お上手だったんですね…。暖かみのある声で聞いてて気持ちよかったです。独特の雰囲気がありますよね。
すっしぃさんは、群舞で「わー、あの人かっこいい!」と思って双眼鏡を向けると必ずすっしぃさんで、あー、ピンポイントで好きなタイプのジェンヌさんなんだなーと(笑)
あとはカチャ(凪七瑠海)の顔の小ささにびびったとか、あの下級生気になるなーと思ったら新公ヴィンセントの春風弥里だったとか、女子の群舞でセンターに双眼鏡向けると必ず踊ってた鮎瀬美都とか、宙組4回目にして下級生(というか主要キャスト以外)に気になる人が沢山出てきた公演でした。
ステラマリスよりもさらに群衆劇だったのと、わりとはじっこまできっちり演出がついてたからかなー。
で、主要キャスト。
ジョルジュ@たかちゃんは意外とこう、しどころのない役というか、回りの濃さに対して普通の役だったので、出番の割には印象が薄かったかもしれない…(ごめんなさい)
カメラを捨てて銃を取る!の辺りからどんどん格好良くなっていって、それはそれでストーリー的には正しいんだと思いますが、退団公演なのにもっとこう色々あったんじゃないかとちょっと残念な気持ちもありました。テーマ曲はいいし、ソロ曲も良かったんだけどなぁ。人間的にどういう人なんだか良くわからない人だった。(たかちゃんの問題ではなく)
キャサリン&ペギー@お花様。風共でも思ったんですが、私はお花様の「低めでドスの効いた声」が好きなので、今回の声のトーンが全体的にいいな、と。
役柄はなんちゅーか「もうちょっと考えて行動せいよ…」という役なのであまり語る部分もないんですが、ソロはいい曲だったし、ラストのジョルジュとの別れのシーンなんかはきれいで良かったんじゃないかと。
この人も「本気なんだろうけど、最後までお嬢さんの自己満足感」がぬぐえない役だった。(お花様の問題ではなく)
ちゅーか主演二人の役があんまり良くないなぁと。そもそも花ちゃんが二役する意味ってあったんだろうか。
あのですね、「個人的に」と最初に付けて語りますが、私今回ラストの取って付けたようなジョルジュ含んだ戦闘シーンがめっちゃ気に入らなくてですね。見終わった瞬間「何あれ?」と。
ジョルジュがキャサリン見送って暗転。エンリケとペギーが出てきてオリーブの丘(勝手に命名)へ。ヴィンセントの幻がペギーにカメラを渡して、センターからジョルジュ登場でええやんと。あんな蛇足っぷりも甚だしい中途半端な戦闘シーンいらん!とF嬢と語ってたわけですが、なんで必要かというと「花ちゃんの着替えタイム確保?」と。タニも二役やってるならわかるんですが、花ちゃん二役の意味っていったい…。
このストーリー自体、最初から小池さん的にはもうちょっと突っ込んで書き直して東宝辺りで完全版を再演するつもりなんじゃないの?と邪推してしまったりして。
エリザもキツイ表現のシーンが東宝版で随分増えてますよね。いわゆる「スミレコード」に抵触するからカットした部分が小池さんの頭の中に結構あるんじゃないかなーと想像。その位、ストーリー的には温かったと思う。
ただ、それを補って余りある宙組さんの大熱演に心から拍手。
あ、でもフィナーレの群舞はちゃんと揃えようよー。最後の決めポーズぐらいびしっと!なんかバラバラバラっと腕が上がってちょっとがくっとしてしまった。
初舞台生から引き継いだロケットは足上げ多くてびっくり。すっごく良かったと思います。
ともあれ、これでタカハナコンビを見るのは最後になってしまいました。
千秋楽の日比谷近辺はどんなことになってしまうんでしょう?
あまり舞台を見る機会はなかったですが、やっぱり凄いお二人だったんだなぁと。お疲れ様でした。
北区つかこうへい劇団5月特別公演「ALL THAT STAGE」 ― 2006年05月13日 19:00
@滝野川会館大ホール
過去のつかさんの作品の中からリクエストを募り、ダイジェストで上演という面白い試みの公演でした。いやー、とにかく懐かしい! 懐かしいと思いつつ、つかさん作品て意外に生で見てないことに気付いてみたり。ビデオではずいぶん見てるんだけどなー。とりあえずあれで1800円ならお得だったと思います。
頂いたリーフレットには配役が書いてなかったので役名で失礼。最近の団員さんは全然わからんとです…。
・OP
武田さんと新人準劇団員との小芝居。「お前らうちの劇団の芝居でやってみたい役はなんだー!」「………」「知らんのか!だったら教えてやる!」ってことで本編スタート。
・売春捜査官
由見あかりさんのビデオをちらっと見た程度。「熱海殺人事件」自体は「モンテカルロイリュージョン」のビデオでストーリー知ってるんですが。大山が山口アイ子を殺すシーンとラストの長台詞でした。「今、義理と人情は女がやってます」って台詞は好きだなー。伝兵衛役の人は結構インパクトあった。スタイル良くて感心。
・ロマンス
ビキニ軍団が現れた瞬間、客席にいた吉田智則氏がバカウケしてるのを目撃してしまいました(笑)オカマ先生=古賀豊さん、シゲル=吉浦陽二さん。吉浦さんのシゲルは2000年のサバイバル公演(吉浦シゲル・黒川牛松/黒川シゲル・山本牛松/オカマ先生=嶋祐一郎)で見てますが、あの頃より全然輝きが増してた気がする。古賀さんの肉体美が素晴らしく、終演後に「体脂肪率何%なんだろう…」とW嬢と語ってしまった。オカマ先生の最後の「自由になるの」な長台詞だったんですが、客席からは所々で笑いが。そうだよなー、フルで見ないと失笑するだけなんだよね、この台詞。でもほんっと懐かしくて、色々思い出してちょっとほろりとしてしまいました。
経験者二人が演じていただけあって、全編通してこれが一番見ごたえあった。フルで見たいよ。あ、デュエットダンス(違)のリフトが素晴らしかったです。吉浦さんてダンス上手かったんだね…リフトされながらのポーズのキープが美しかった。群舞でも「お!」と目に付くと必ず吉浦さんだったよ。
・二等兵物語
ビデオ借りたきり見てません(ごめんよW嬢)。春田さんSPだったんだっけ?元は。小川さんは貫録あったけど声が掠れてて台詞聞きづらかったです。でも葉書にキスしたりとか、細かい間が上手いなーと思いました。白馬に乗ってやってくる小川智之氏に笑ってしまった。
・寝盗られ宗介
見てない公演や、若手がやることが多い「売春〜」や「ロマンス」と違って、「あー、厳しいなー」と思ったのがこれと「飛龍伝」。なんせ私の頭にあるのは西岡徳馬&藤山直美の舞台だし、その後見た山崎銀ちゃんのでも「今一つだったかも…」と思ったくらいだし。でも宗介役の方もレイ子役の方も頑張ってたと思います。これ、現実+劇中劇で主演二人が3役くらい演じて同時進行で舞台進むんですが、あのダイジェストでは見たことない人はなんだかさっぱりわからなかったのでは(笑) まあ、見てる人が来てる公演だとは思うんですが。
・ストリッパー物語
これ、全く見たことないんです。岩崎雄一さんがえらい暴れっぷりでしたが、本編もああいう作品なんだろうか…
初っぱなの古賀豊さんがえれー恰好良くてドキドキしました。
・二代目はクリスチャン
99年に春田さん&小西真奈美ちゃんコンビで見ました。舞台上演てあれ一回きりなんですねぇ。ちょっとびっくり。元の映画も結構好きでした。今日子役の方がずいぶん頑張ってましたが、真奈美ちゃんの腰の落としっぷりと、可憐で細い声&ドスの効いた声の使い分けっぷりは今思い出してもすごかったなと。
・飛龍伝
チケット申し込む時にリクエストで書いたのが、これの「ハーワーユーアミーゴー!」の群舞のシーンでした。OPからやっぱり背筋が伸びる感じの飛龍伝ですが、やっぱりこれが一番上演時間長かったですね(多分)。
美智子が一平の下宿に潜入を命じられるシーン→「お前は愛はなくてただ作戦のためだけに生まれた子供なんだ」って言ってくれ→伊豆沼の「がー!がー!がー!」→学生バタバタ死亡。で、階段にタキシードの学生が揃ってセンターにスタンドが用意され、「Let the River Run」が流れ…。びっくりしたのはその瞬間ですよ。
実はやっぱり台詞の部分は「あー、厳しいなぁ」と思いながら見てたのですが、ここで曲がかかった瞬間大変申し訳ないながら、目の前の舞台に記憶の中の舞台がきれいにオーバーラップしてしまいまして…。ロングのタキシード着た桂木の「ハーワーユーアミーゴー!」が聞こえた瞬間涙がポロポロ出てきてしまいました。ほんっと好きなんです、このシーン。曲もセリフも学生の群舞も全部好き。本気で「来て良かった、見れて良かった」と思いました。余談ですが宝塚で黒燕尾群舞が一番好きな私ですが、多分それはきっとこのシーン他つか芝居の刷り込みは大きいと思う。
で、そこからラストシーン→エンディングのパラダイス群舞で終了。
最後はV6の「MADE IN JAPAN」で群舞しつつ出演者紹介して約1時間40分の舞台が終わりました。ずいぶん色々見せていただいて楽しかったです。ロマンスは久々にまた見たい。
蒲田行進曲と銀ちゃんが逝くをやらなかったのは意外でしたが、またそれは次の機会にでも見せてもらいたいなー。古賀さんで「モンテカルロイリュージョン」とか。
過去のつかさんの作品の中からリクエストを募り、ダイジェストで上演という面白い試みの公演でした。いやー、とにかく懐かしい! 懐かしいと思いつつ、つかさん作品て意外に生で見てないことに気付いてみたり。ビデオではずいぶん見てるんだけどなー。とりあえずあれで1800円ならお得だったと思います。
頂いたリーフレットには配役が書いてなかったので役名で失礼。最近の団員さんは全然わからんとです…。
・OP
武田さんと新人準劇団員との小芝居。「お前らうちの劇団の芝居でやってみたい役はなんだー!」「………」「知らんのか!だったら教えてやる!」ってことで本編スタート。
・売春捜査官
由見あかりさんのビデオをちらっと見た程度。「熱海殺人事件」自体は「モンテカルロイリュージョン」のビデオでストーリー知ってるんですが。大山が山口アイ子を殺すシーンとラストの長台詞でした。「今、義理と人情は女がやってます」って台詞は好きだなー。伝兵衛役の人は結構インパクトあった。スタイル良くて感心。
・ロマンス
ビキニ軍団が現れた瞬間、客席にいた吉田智則氏がバカウケしてるのを目撃してしまいました(笑)オカマ先生=古賀豊さん、シゲル=吉浦陽二さん。吉浦さんのシゲルは2000年のサバイバル公演(吉浦シゲル・黒川牛松/黒川シゲル・山本牛松/オカマ先生=嶋祐一郎)で見てますが、あの頃より全然輝きが増してた気がする。古賀さんの肉体美が素晴らしく、終演後に「体脂肪率何%なんだろう…」とW嬢と語ってしまった。オカマ先生の最後の「自由になるの」な長台詞だったんですが、客席からは所々で笑いが。そうだよなー、フルで見ないと失笑するだけなんだよね、この台詞。でもほんっと懐かしくて、色々思い出してちょっとほろりとしてしまいました。
経験者二人が演じていただけあって、全編通してこれが一番見ごたえあった。フルで見たいよ。あ、デュエットダンス(違)のリフトが素晴らしかったです。吉浦さんてダンス上手かったんだね…リフトされながらのポーズのキープが美しかった。群舞でも「お!」と目に付くと必ず吉浦さんだったよ。
・二等兵物語
ビデオ借りたきり見てません(ごめんよW嬢)。春田さんSPだったんだっけ?元は。小川さんは貫録あったけど声が掠れてて台詞聞きづらかったです。でも葉書にキスしたりとか、細かい間が上手いなーと思いました。白馬に乗ってやってくる小川智之氏に笑ってしまった。
・寝盗られ宗介
見てない公演や、若手がやることが多い「売春〜」や「ロマンス」と違って、「あー、厳しいなー」と思ったのがこれと「飛龍伝」。なんせ私の頭にあるのは西岡徳馬&藤山直美の舞台だし、その後見た山崎銀ちゃんのでも「今一つだったかも…」と思ったくらいだし。でも宗介役の方もレイ子役の方も頑張ってたと思います。これ、現実+劇中劇で主演二人が3役くらい演じて同時進行で舞台進むんですが、あのダイジェストでは見たことない人はなんだかさっぱりわからなかったのでは(笑) まあ、見てる人が来てる公演だとは思うんですが。
・ストリッパー物語
これ、全く見たことないんです。岩崎雄一さんがえらい暴れっぷりでしたが、本編もああいう作品なんだろうか…
初っぱなの古賀豊さんがえれー恰好良くてドキドキしました。
・二代目はクリスチャン
99年に春田さん&小西真奈美ちゃんコンビで見ました。舞台上演てあれ一回きりなんですねぇ。ちょっとびっくり。元の映画も結構好きでした。今日子役の方がずいぶん頑張ってましたが、真奈美ちゃんの腰の落としっぷりと、可憐で細い声&ドスの効いた声の使い分けっぷりは今思い出してもすごかったなと。
・飛龍伝
チケット申し込む時にリクエストで書いたのが、これの「ハーワーユーアミーゴー!」の群舞のシーンでした。OPからやっぱり背筋が伸びる感じの飛龍伝ですが、やっぱりこれが一番上演時間長かったですね(多分)。
美智子が一平の下宿に潜入を命じられるシーン→「お前は愛はなくてただ作戦のためだけに生まれた子供なんだ」って言ってくれ→伊豆沼の「がー!がー!がー!」→学生バタバタ死亡。で、階段にタキシードの学生が揃ってセンターにスタンドが用意され、「Let the River Run」が流れ…。びっくりしたのはその瞬間ですよ。
実はやっぱり台詞の部分は「あー、厳しいなぁ」と思いながら見てたのですが、ここで曲がかかった瞬間大変申し訳ないながら、目の前の舞台に記憶の中の舞台がきれいにオーバーラップしてしまいまして…。ロングのタキシード着た桂木の「ハーワーユーアミーゴー!」が聞こえた瞬間涙がポロポロ出てきてしまいました。ほんっと好きなんです、このシーン。曲もセリフも学生の群舞も全部好き。本気で「来て良かった、見れて良かった」と思いました。余談ですが宝塚で黒燕尾群舞が一番好きな私ですが、多分それはきっとこのシーン他つか芝居の刷り込みは大きいと思う。
で、そこからラストシーン→エンディングのパラダイス群舞で終了。
最後はV6の「MADE IN JAPAN」で群舞しつつ出演者紹介して約1時間40分の舞台が終わりました。ずいぶん色々見せていただいて楽しかったです。ロマンスは久々にまた見たい。
蒲田行進曲と銀ちゃんが逝くをやらなかったのは意外でしたが、またそれは次の機会にでも見せてもらいたいなー。古賀さんで「モンテカルロイリュージョン」とか。
あずみ 〜AZUMI RETURNS〜 ― 2006年04月10日 19:00
@明治座
一年ぶりのあずみ。去年のひた向きな、ただ突っ走ってた熱さは薄くなりましたが、その分演者としての成長度が見えて楽しかったです。演出上大きな改定はなかったと思います。曲が短くなったり、増えたり、変わったりくらい?
・とりあえず客電落ちると同時に花道を見る。やはり銀様@飛猿がすっぽんから登場
・でもメイクがあまりにひどい…ふわふわパーマに白メッシュ+濃いドーラン+ホワイトシルバー系シャドウ+ホワイト系口紅…ギャルメイクかよ…本気で崩れ落ちそうになった。まさにこう→_| ̄|○
・それでも素敵な銀様。いいよもう、銀様だから。
・幕開けはやっぱり「幕末純情伝」を思い出す。
・いつもの岡村演出のお約束とわかっていても「メイサクロキ スターリーン アズミリターンズ!」(ドドーン)はドキドキする(笑)
・涼風お淀のエキセントリックさがアップしてて怖かった…
・涼風美女丸もパワーアップして、殺陣も上手くなってた!でも「あずみちゃ〜〜〜ん」は去年のがおどろおどろしかった気がする。
・長谷川くんの登場シーンの歌、短くなった?
・うきは@生田くんの殺陣やフライングもパワーアップ。すげー、とにかく思わず見とれてしまう殺陣だった。
・こぐれさんも相変わらずいい役。1幕ラストはやっぱ泣ける。
・秀頼@長谷川君も地味に殺陣が上手くなってた。上手くなってたから、ラストで敵2人ぶった切った時に「やれるなら最初から戦わんかい!」と思ってしまった。難しいものね…。
・うきはとあずみで歌うシーンがあって、そこに入ってきたおじい@山本さんが「ミュージカルやりたいなら帝劇へ行け!ここは明治座なんじゃー!」と叫んだのに過剰に笑ってしまった。
・メイサの足がきれいで、動くたびにドキドキしてしまった(変態じゃないですよ)
・つーかメイサ良くなったなぁ。台詞も演技も。見かけの大人っぽさと、内面の子供っぽさのギャップがストーリーと合ってて良かった。
・映画あずみの上戸の「いかにも子供が刺客」って切なさとはまた別の悲しさがあるよね。
・去年よりもあずみ-美女丸の対比ラインがしっかり見えたような気がする。
・銀様の「痛いー痛いー(ごろんごろん)」なシーンも健在。ありがとう岡村さん。
・で、ラストはやっぱり銀様の長台詞に涙。やっぱり悲しみを背負える役者だと思う。人の悲しみを背負って、代弁したときに「わかったようなこと言うなよ…」にならない希有な人。もっと舞台に立ってほしいなぁ。
で、新参加の勘兵衛@赤坂くん。
良かったと思います。去年の的場浩司がほんっとにど真ん中ストレートにツボだったのでどうなることかと思いましたが、まだ若くて熱血漢の勘兵衛といった感じでそれはそれでアリかと。ただ、もうちょっと赤坂君仕様の演出に切り替えてほしかったかなーと。
去年の桜のシーンが素晴らしすぎてね…。的場氏にあまりにも舞い散る桜が似合いすぎて、どうしても赤坂君がそこにハマってくれなかった。いや、見る側というか、私のわがままだとは思うんだけど。
台詞とかも所々ね。もうちょっと「若い勘兵衛」仕様に変えてあげても良かったんじゃないかなぁ。的場浩司と赤坂君じゃキャラが全然違うし、その辺は当ててあげてもいいんじゃないかと思う。
帰り際に妹が何度も「赤坂君があんな役やる年齢になったんだね…」と言ってたのと、カテコの「ガラスの三十代〜赤坂晃〜!」というアナウンスが印象的だった。
関係ないですが、幕間にロビーでおばちゃんに入れ立てコーヒーをぶっかけられまして。左手首から先をアイスパッド(受付のお姉さんがくれた)で冷やしながら2幕を見るという事態に。2幕の間中冷やしたせいか、赤くなった程度で済んだんでよかったんですけど。
私も含めて皆さん、ロビーで飲み物を飲む時には気をつけましょう…。
一年ぶりのあずみ。去年のひた向きな、ただ突っ走ってた熱さは薄くなりましたが、その分演者としての成長度が見えて楽しかったです。演出上大きな改定はなかったと思います。曲が短くなったり、増えたり、変わったりくらい?
・とりあえず客電落ちると同時に花道を見る。やはり銀様@飛猿がすっぽんから登場
・でもメイクがあまりにひどい…ふわふわパーマに白メッシュ+濃いドーラン+ホワイトシルバー系シャドウ+ホワイト系口紅…ギャルメイクかよ…本気で崩れ落ちそうになった。まさにこう→_| ̄|○
・それでも素敵な銀様。いいよもう、銀様だから。
・幕開けはやっぱり「幕末純情伝」を思い出す。
・いつもの岡村演出のお約束とわかっていても「メイサクロキ スターリーン アズミリターンズ!」(ドドーン)はドキドキする(笑)
・涼風お淀のエキセントリックさがアップしてて怖かった…
・涼風美女丸もパワーアップして、殺陣も上手くなってた!でも「あずみちゃ〜〜〜ん」は去年のがおどろおどろしかった気がする。
・長谷川くんの登場シーンの歌、短くなった?
・うきは@生田くんの殺陣やフライングもパワーアップ。すげー、とにかく思わず見とれてしまう殺陣だった。
・こぐれさんも相変わらずいい役。1幕ラストはやっぱ泣ける。
・秀頼@長谷川君も地味に殺陣が上手くなってた。上手くなってたから、ラストで敵2人ぶった切った時に「やれるなら最初から戦わんかい!」と思ってしまった。難しいものね…。
・うきはとあずみで歌うシーンがあって、そこに入ってきたおじい@山本さんが「ミュージカルやりたいなら帝劇へ行け!ここは明治座なんじゃー!」と叫んだのに過剰に笑ってしまった。
・メイサの足がきれいで、動くたびにドキドキしてしまった(変態じゃないですよ)
・つーかメイサ良くなったなぁ。台詞も演技も。見かけの大人っぽさと、内面の子供っぽさのギャップがストーリーと合ってて良かった。
・映画あずみの上戸の「いかにも子供が刺客」って切なさとはまた別の悲しさがあるよね。
・去年よりもあずみ-美女丸の対比ラインがしっかり見えたような気がする。
・銀様の「痛いー痛いー(ごろんごろん)」なシーンも健在。ありがとう岡村さん。
・で、ラストはやっぱり銀様の長台詞に涙。やっぱり悲しみを背負える役者だと思う。人の悲しみを背負って、代弁したときに「わかったようなこと言うなよ…」にならない希有な人。もっと舞台に立ってほしいなぁ。
で、新参加の勘兵衛@赤坂くん。
良かったと思います。去年の的場浩司がほんっとにど真ん中ストレートにツボだったのでどうなることかと思いましたが、まだ若くて熱血漢の勘兵衛といった感じでそれはそれでアリかと。ただ、もうちょっと赤坂君仕様の演出に切り替えてほしかったかなーと。
去年の桜のシーンが素晴らしすぎてね…。的場氏にあまりにも舞い散る桜が似合いすぎて、どうしても赤坂君がそこにハマってくれなかった。いや、見る側というか、私のわがままだとは思うんだけど。
台詞とかも所々ね。もうちょっと「若い勘兵衛」仕様に変えてあげても良かったんじゃないかなぁ。的場浩司と赤坂君じゃキャラが全然違うし、その辺は当ててあげてもいいんじゃないかと思う。
帰り際に妹が何度も「赤坂君があんな役やる年齢になったんだね…」と言ってたのと、カテコの「ガラスの三十代〜赤坂晃〜!」というアナウンスが印象的だった。
関係ないですが、幕間にロビーでおばちゃんに入れ立てコーヒーをぶっかけられまして。左手首から先をアイスパッド(受付のお姉さんがくれた)で冷やしながら2幕を見るという事態に。2幕の間中冷やしたせいか、赤くなった程度で済んだんでよかったんですけど。
私も含めて皆さん、ロビーで飲み物を飲む時には気をつけましょう…。
宝塚歌劇団星組「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」 ― 2006年04月02日 11:00
@東京宝塚劇場
1/8以来の星ベルばら。色んなポイントで熱くなってたり、気合いが入っていてすごかった。そういえばこの回は前楽なのだった。なんか、前楽鑑賞ってやたら多い気がするんだけどどうしてだろう。
今回初見だったのはとうこ(安蘭けい)オスカルと、ちえドレ(柚希礼音)。しぃちゃん(立樹遥)のアンドレ見られなくて残念だったなぁ。
まずトウカルはですね、「普通のお嬢さん」だったと思います。そんな男装やめて、さっさとジェローデルかアンドレと結婚しちゃいなさい。あなたならそれができるし、その方が幸せだよ多分、と。基本的にオスカルって「乙女心はちゃんとあっても、男として育てられてるからそれの表し方を知らないし、今更女には戻れない」人だと思うんですが、トウカルは「リボンの騎士」のサファイアのように一日の半分は男、半分は女として育てられたって感じで、戻ろうと思えば今すぐ女に戻って令嬢になれそうな雰囲気。…ヅカ的オスカルだと正しいのか?もしかして。男の時と女の時でものすっごく不自然なほどに振り幅激しいもんな、ヅカオスカル。
その振り幅の違和感をあまり感じなかったオスカルであったことは確か。ただ、これはもう好みの問題なんですが、やっぱり「♪この胸の女心を〜」(字面にするとすげー歌詞だ)を本当に女子な声で歌われてしまったり、台詞を女子声で言われてしまうとこう…背中がもぞもぞするというか、胸がもやもやするというか。ブイエ将軍の「女だからといって〜」という台詞、本来むかつくべき台詞でいつもむかつくんですが、今回はオスカルの受け答え声が可愛らしすぎてちょっと納得しかかってしまった…ごめん、トウコちゃん。
というかですね、演出問題なんですが、やっぱり男役は男役として板に立ってるのが一番いいよなぁ。アイーダくらい「娘役」だと納得できるんだけど、オスカルみたいに見た目半端に男役だとどうも納まり悪くて。そこんとこ頼みますよほんっと、植田さん。原作忠実でいいではないか…。
チエドレ。若いなー、アンドレ似合ってるなーと。正直あまり印象がないのはレオンくんのせいではなく、星バラのアンドレは基本的に出番が少ないからだと思います。演技的に破綻ないしね。トウコちゃんがお姉さま風味なオスカルだったので、全般的に「好きな女のために一生懸命背伸びしてる若人」な雰囲気で好きでしたよ、結構(笑)
で、初見の人々以外をざっと。
・白鬘+船バージョンの初っぱなアントワネット。あのヅラ似合うってのは凄い才能だと思いました。
・初日付近に比べてとなみ(白羽ゆり)アントワネットがものすごく威厳に満ちて、堂々たる王妃っぷりで素晴らしい。
・初見→今回の間に退団発表があったせいかワタルさん(湖月わたる)が出てきただけでちょっと目から水が…(涙)
・本日のモンゼット夫人アドリブ「瞳の中の星に永久(とこしえ)の愛を。と〜うこしえの愛を」
・湖上でつかの間の休息なフェルゼンとアントワネット。なんか色気を感じてしまった…
・宮廷シーンのとなみちゃん、歌がうまくなってた!この曲好き好き。
・フェルゼンの言葉にものすごい勢いで反応するオスカルに苦笑。可愛らしいわー。
・そして1幕ラストの「愛の面影」にやっぱり泣けてしまった…ワタルさん…
・スウェーデンのフェルゼン宅前で「♪ランランランランララ〜ン」と踊ってたしぃちゃんがえっらい男前でときめいた。
・つーか今回全般的にしぃちゃんが恰好良い。いや、もともと好きタイプなんだけどさ。
・なのでオスカル止めるしぃちゃんにも大注目。いやー、なんか素敵〜。
・「ヴァスティーユが落ちたぞーーーーー!」@ゆかり(綺華れい)アランの叫び声は、やっぱりレオンには及ばなかった…。もっとでかく!もっと熱く!
・ルイ16世夫妻の子供二人の歌って前からあったっけ?増えた?延びた?
・公安委員会の皆さんの演技が熱くなってた。みきちぐ怖かったよ…熱かったよ!
・なので普通に「アントワネットかわいそう…」と泣けてしまった。うん、自業自得だけどな。
・「フランスから帰ってきた私が生きていたとお思いか?」の台詞はやっぱり切ない。距離と時間が二人を隔ててしまったことを観客が思い知る瞬間だよな。
・「行け行けフェルゼンドーンと行け!」も、ここに来てものすごく熱い!
・ロザリー@うめ(陽月華)の可愛らしさが増していた!普通の娘役さんに見える!(大失礼)
・牢獄もしぃちゃん恰好良かったなー。表情や演技抑えてるのに、それがアントワネットを思いやってるからだってのが伝わってきた。ベルナールは辛かったんだろうな…。
・実は現役No1贔屓が雪でベルナールやってるので(そうだったんですか!?そうだったんです…あの方が現役No1です)、それ見るのが楽しみになった。
・フェルゼンとアントワネットの気持ちのすれ違いというか、完全に隔たってしまった温度というかテンションが切ない。フランス撤退で時間が止まってしまったフェルゼンと、止まることなく進んで、最後にたどり着いてしまったアントワネット。愛は変わらないのにね…。
・どーでもいいんですがアントワネットは「王妃」であって「女王」じゃないよなぁ?
・1F席だったんですが、アントワネットが階段上りきると同時にスタンバイするロケットの皆さんが見えて苦笑。
・小雨降る径のすずみん(涼紫央)かーわーいーいー!きれいやん!
・髪形はターバンタイプでした。似合う。つーかすっごくいいぞ!
・かしげ(貴城けい)さんの淑女はワタルさん睨み付けてたんですが、すずみんはなんちゅーか、せり下がる時まで初々しい笑顔がかわゆくて、別な意味でドキドキでした。
・薔薇のタンゴが笑っちゃうほど熱苦しくなっていた(笑)
・トウコさん、絶対こっちのがいいって!恰好良かったよ!
・しかし下手三人の髪形はなぜああまでヒヨコ…
・一人づつ何か叫んでましたが、何言ってるかさっぱりわかりませんでした。
・ラストはトウコさんが「ラストワン!」。
・ボレロ、やたらめったら色っぽくなってて感動。となみちゃん…大きくなって…(涙)
・じゅんこ組長(英真なおき)の燕尾姿に乾杯。そんでここでもしぃちゃんに釘付けだった。
・で、オマージュのラストになぜか号泣する私。タキさんの影ソロも、曲も、振り付けも、星組男衆も、何もかもがあまりに素敵だった。
・このフィナーレにチケ代8割払ってもいいよ。
・つーか雪でオマージュ見たかったな…コム&かし水の小雨〜とかさ。
というわけで、公演の最初のほうと最後のほうで見たのでものすごい成長っぷりにびっくりでした。やっぱ舞台は生き物だね。
1/8以来の星ベルばら。色んなポイントで熱くなってたり、気合いが入っていてすごかった。そういえばこの回は前楽なのだった。なんか、前楽鑑賞ってやたら多い気がするんだけどどうしてだろう。
今回初見だったのはとうこ(安蘭けい)オスカルと、ちえドレ(柚希礼音)。しぃちゃん(立樹遥)のアンドレ見られなくて残念だったなぁ。
まずトウカルはですね、「普通のお嬢さん」だったと思います。そんな男装やめて、さっさとジェローデルかアンドレと結婚しちゃいなさい。あなたならそれができるし、その方が幸せだよ多分、と。基本的にオスカルって「乙女心はちゃんとあっても、男として育てられてるからそれの表し方を知らないし、今更女には戻れない」人だと思うんですが、トウカルは「リボンの騎士」のサファイアのように一日の半分は男、半分は女として育てられたって感じで、戻ろうと思えば今すぐ女に戻って令嬢になれそうな雰囲気。…ヅカ的オスカルだと正しいのか?もしかして。男の時と女の時でものすっごく不自然なほどに振り幅激しいもんな、ヅカオスカル。
その振り幅の違和感をあまり感じなかったオスカルであったことは確か。ただ、これはもう好みの問題なんですが、やっぱり「♪この胸の女心を〜」(字面にするとすげー歌詞だ)を本当に女子な声で歌われてしまったり、台詞を女子声で言われてしまうとこう…背中がもぞもぞするというか、胸がもやもやするというか。ブイエ将軍の「女だからといって〜」という台詞、本来むかつくべき台詞でいつもむかつくんですが、今回はオスカルの受け答え声が可愛らしすぎてちょっと納得しかかってしまった…ごめん、トウコちゃん。
というかですね、演出問題なんですが、やっぱり男役は男役として板に立ってるのが一番いいよなぁ。アイーダくらい「娘役」だと納得できるんだけど、オスカルみたいに見た目半端に男役だとどうも納まり悪くて。そこんとこ頼みますよほんっと、植田さん。原作忠実でいいではないか…。
チエドレ。若いなー、アンドレ似合ってるなーと。正直あまり印象がないのはレオンくんのせいではなく、星バラのアンドレは基本的に出番が少ないからだと思います。演技的に破綻ないしね。トウコちゃんがお姉さま風味なオスカルだったので、全般的に「好きな女のために一生懸命背伸びしてる若人」な雰囲気で好きでしたよ、結構(笑)
で、初見の人々以外をざっと。
・白鬘+船バージョンの初っぱなアントワネット。あのヅラ似合うってのは凄い才能だと思いました。
・初日付近に比べてとなみ(白羽ゆり)アントワネットがものすごく威厳に満ちて、堂々たる王妃っぷりで素晴らしい。
・初見→今回の間に退団発表があったせいかワタルさん(湖月わたる)が出てきただけでちょっと目から水が…(涙)
・本日のモンゼット夫人アドリブ「瞳の中の星に永久(とこしえ)の愛を。と〜うこしえの愛を」
・湖上でつかの間の休息なフェルゼンとアントワネット。なんか色気を感じてしまった…
・宮廷シーンのとなみちゃん、歌がうまくなってた!この曲好き好き。
・フェルゼンの言葉にものすごい勢いで反応するオスカルに苦笑。可愛らしいわー。
・そして1幕ラストの「愛の面影」にやっぱり泣けてしまった…ワタルさん…
・スウェーデンのフェルゼン宅前で「♪ランランランランララ〜ン」と踊ってたしぃちゃんがえっらい男前でときめいた。
・つーか今回全般的にしぃちゃんが恰好良い。いや、もともと好きタイプなんだけどさ。
・なのでオスカル止めるしぃちゃんにも大注目。いやー、なんか素敵〜。
・「ヴァスティーユが落ちたぞーーーーー!」@ゆかり(綺華れい)アランの叫び声は、やっぱりレオンには及ばなかった…。もっとでかく!もっと熱く!
・ルイ16世夫妻の子供二人の歌って前からあったっけ?増えた?延びた?
・公安委員会の皆さんの演技が熱くなってた。みきちぐ怖かったよ…熱かったよ!
・なので普通に「アントワネットかわいそう…」と泣けてしまった。うん、自業自得だけどな。
・「フランスから帰ってきた私が生きていたとお思いか?」の台詞はやっぱり切ない。距離と時間が二人を隔ててしまったことを観客が思い知る瞬間だよな。
・「行け行けフェルゼンドーンと行け!」も、ここに来てものすごく熱い!
・ロザリー@うめ(陽月華)の可愛らしさが増していた!普通の娘役さんに見える!(大失礼)
・牢獄もしぃちゃん恰好良かったなー。表情や演技抑えてるのに、それがアントワネットを思いやってるからだってのが伝わってきた。ベルナールは辛かったんだろうな…。
・実は現役No1贔屓が雪でベルナールやってるので(そうだったんですか!?そうだったんです…あの方が現役No1です)、それ見るのが楽しみになった。
・フェルゼンとアントワネットの気持ちのすれ違いというか、完全に隔たってしまった温度というかテンションが切ない。フランス撤退で時間が止まってしまったフェルゼンと、止まることなく進んで、最後にたどり着いてしまったアントワネット。愛は変わらないのにね…。
・どーでもいいんですがアントワネットは「王妃」であって「女王」じゃないよなぁ?
・1F席だったんですが、アントワネットが階段上りきると同時にスタンバイするロケットの皆さんが見えて苦笑。
・小雨降る径のすずみん(涼紫央)かーわーいーいー!きれいやん!
・髪形はターバンタイプでした。似合う。つーかすっごくいいぞ!
・かしげ(貴城けい)さんの淑女はワタルさん睨み付けてたんですが、すずみんはなんちゅーか、せり下がる時まで初々しい笑顔がかわゆくて、別な意味でドキドキでした。
・薔薇のタンゴが笑っちゃうほど熱苦しくなっていた(笑)
・トウコさん、絶対こっちのがいいって!恰好良かったよ!
・しかし下手三人の髪形はなぜああまでヒヨコ…
・一人づつ何か叫んでましたが、何言ってるかさっぱりわかりませんでした。
・ラストはトウコさんが「ラストワン!」。
・ボレロ、やたらめったら色っぽくなってて感動。となみちゃん…大きくなって…(涙)
・じゅんこ組長(英真なおき)の燕尾姿に乾杯。そんでここでもしぃちゃんに釘付けだった。
・で、オマージュのラストになぜか号泣する私。タキさんの影ソロも、曲も、振り付けも、星組男衆も、何もかもがあまりに素敵だった。
・このフィナーレにチケ代8割払ってもいいよ。
・つーか雪でオマージュ見たかったな…コム&かし水の小雨〜とかさ。
というわけで、公演の最初のほうと最後のほうで見たのでものすごい成長っぷりにびっくりでした。やっぱ舞台は生き物だね。
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