新春大歌舞伎(夜の部)2005年01月22日 15:33

@新橋演舞場

歌舞伎初体験のF嬢と一緒に。
会場へ行く前に日比谷某所の某ショップへ。F嬢がうきうきと買い物をしていた。私は迷うも踏み切れず、今回は見送り。
その後いつものパスタ屋で真蛸のペペロンチーノ。美味しゅうございました。

阿修羅ぶりの演舞場。歌舞伎座に慣れると小さく感じるなぁ。そんで左サイドだったので見切れ多くて辛かった。花道モニターはグッドだと思う。

・鳥辺山心中
うーん。襲名公演で見たとき、海老蔵は気迫と華でキラキラしていたように見えたんだけど、今回はなんというか今ひとつ精細に欠けた気がします。
物語上あんまり気迫あっても仕方ないのかもしれませんが、そういった問題ではなく。疲れてたのかなぁ。心中に至る気持ちも至った後の気持ちもあんまり伝わってこなかった。菊之介は綺麗だった。二人並ぶと絵になるなぁと。

・文屋
女官の皆様の袴捌きに感動。松緑さんはコミカルな踊りを生き生きと踊っていて、見ていて楽しかったです。

・喜撰
こちらも新年らしく、明るく楽しめて良かった。最後にぞろぞろ所化さんが出てきた時には「何人出てくるのだー」と。人海戦術だなぁ。

・御所五郎蔵
なにはともあれ團十郎さんがお元気そうで一安心。倒れてからまだ1年経ってないんですものね…。
皐月の福助さんは相変わらず綺麗でした。五郎蔵に向かって心にもなく「愛想が尽きた」と宣言するシーン、その後の土右衛門の横でうなだれてるところなんかは切なくてね…。
逢州の松也さんも良かったー!團十郎・左團次・福助相手に頑張ってたと思う。見応えのある演目でした。でも終わりはびっくりしたけど…。そうだよね、歌舞伎ってそういうもんでしたね。口上中も死んだままの逢州さんがなんか最後まで気になりました。

帰りはここのところずっと混んでて諦めてた手羽先屋へ。久々に食べるとウマーです。海ぶどうのサラダなるメニューが出来ていて、これは美味しかった。そして箸でつまむとボロボロに崩れるあん肝はやっぱり納得がいかない。