東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」(ソワレ&ファン感謝デー)2005年04月05日 14:15

CAST:
バルジャン:今井清隆
ジャベール:鈴木綜馬
エポニーヌ:ANZA
ファンテーヌ:マルシア
コゼット:河野由佳
マリウス:泉見洋平
テナルディエ:徳井優
テナルディエの妻:瀬戸内美八
アンジョルラス:岸祐二

ここのところ連日の観劇のため、どの記憶がどの公演だったかがそろそろ怪しくなってまいりました…。いや、ある意味幸せなことでございます。
というわけで特筆すべき点のみ書かせていただきます。

岸アンジョが二幕頭のバリケードの出で足を踏み外したか滑らせたかして、2段くらい落ちました…。下手にある手すりを片手で掴んで、腕一本で強引に体勢を立て直して、1往復だけ旗振ってから最上段に戻って「♪レ~ッド 熱き血潮~」って歌ってました。
そこで動揺したのか、「♪弾がない足りないぞ!」で駆け下りてくる時に、銃を置くタイミングが合わなくてマリウスの進路妨害をしてました(笑)

ハプニングは他にもあって、「対決」シーンでバルジャンが椅子を壊すところで椅子が変な壊れ方をして、後方に転がるところが前方に飛んで、綜馬ジャベールがちょっと動揺してました(笑)でも絵的には「椅子で殴り殺す勢いのバルジャン」と「警棒で殺す気まんまんのジャベール」といった感じで迫力満点。…いいのか?それ。

徳井テナ、嫌いじゃないんだけど「裏切りのワルツ」の不協和音が本当に不協和音。「One day more」の「♪殺し合い 大好きさ」も合ってないし、「宴会乞食」もハーモニーガタガタ。あれだけはなんとかしてほしい。

あと、やっぱりANZAと泉見くんは並びが美しい!ANZAの表情は今日も可愛くて涙ぼろぼろになってしまいました。

終演後は「ファン感謝デー」。
泉見&ANZA司会で、マルシアさんによる「夢やぶれて(ポルトガル語版)」、阿部裕さん、阿部よしつぐさん、中右さん、萬谷さん、徳井さんによる「下水道(カルテットバージョン)」でした。
マルシアさんのポルトガル語版「夢やぶれて」は、言葉の響が独特で印象的。情熱的だけど寂しい女って感じで、日本語板とは違ったイメージのファンテーヌでした。(ご本人もそんなようなことを仰ってた)
下水道カルテットは……微妙だったなぁ(笑)音程取るのがめっちゃ難しそうにアレンジされてて、皆さんいっぱいいっぱいな感じ。誰かピッチがずれてる人がいて、微妙だったのはそのせいかもしれない。あれ、でもぴたっとハマったらすごいかっこいいと思う。テナ役をコングさんで再挑戦希望。
司会の泉見くんが相変わらずの真面目真面目コメントで、しかも話が長く相手の発言に被ることが多かったので、客席・ステージ共に微苦笑って感じでした。いや、そういうところが可愛いと思うんですけどね。でもレミゼを心から愛して、真面目に受け止めてるのが伝わってきたから好印象でした。
ANZAちゃんも上手く突っ込んでみたり、話を引き継いだり頑張ってましたね!可愛かったです。

そんなこんなで、実はいまいち記憶が薄い5日ソワレでした。上に書いた事件のインパクトが強すぎたのかも。