プロデューサーズ2005年08月29日 12:39

@青山劇場

「BOY FROM OZ」の時にうっかり申し込んでしまったチケットでしたが、なんとC列でした。生オケ入ってると思わなかったので、本当に3列目。びっくり。

「何も考えずに楽しめる」感じでした。とにかく客席を楽しませようとする空気と、自分たちも楽しんでいる空気がバシバシ伝わってくる。頭からっぽにして見られますね。落ち込んだときとかに見たら復活して帰れそう。そんなミュージカルでした。

主演二人は思ったより頑張ってました。役柄的には長野くんの方がはまってましたがいかんせん声量がなくて歌詞が聞き取れない。でも印象には残った。そして昔と比べて歌が上手くなってて(本人比)本当に驚きました…。歌い始めた瞬間にずっこけたあれは確か厚生年金会館。長野君のルックスと、どことなく気弱な雰囲気がレオという役にぴったりマッチだったんだろうなぁ。
いのっちも上手くなりましたね。2幕の牢獄で歌うシーンなんかほんっと頑張ったなぁと思います。正直マックス役はニンじゃないと思うのですが、努力でカバーしてたんじゃないでしょうか。長野くんとのコンビだから成立慕って感じですよね。いいコンビでした。

ウーラのさえちゃん(彩輝直)にはびっくり!普通退団1作目で女性役ってもっと違和感あるものだと思うんですが、頭悪そーで色っぽくって可愛らしいウーラがばっちりはまってました(褒めてます)。あのしゃべり方はクセになりますね。彼女がマックスじゃなくてレオとくっつくのもなんだかとっても分かる感じ。

松金さんは色んな所に出ていてすごいなぁと。割とお年の方だったような気がするのですが、ダンスバリバリ踊っててびっくりしました。パワフルで可愛らしいおばあちゃん役。素敵。

桑野さんは流石に歌がすごい!登場時の一緒に動いて最後はハーケンクロイツ腕章な鳩に爆笑。動きもコミカルで楽しかったです。もっと歌聞きたかった。

ロジャー&カルメンはもうなんと言ったらいいか…。岡さんのあの微妙なメイクは「本気メイクであの役やったら洒落にならなくなるじゃない」ということでF嬢と納得。客席登場&退場にはびっくりしました。ライト当たってなくても内股で、客席退場するときも手先は残す岡さんに拍手。でも歌い始めると色んな意味で浮いてましたね…。一人だけ本格歌唱すぎて。7月のコンサートの時よりも調子がよさそうだったし、何より岡さんが本当に楽しそうだったのでこっちも見てて嬉しかったです。
藤木さんも素敵でした。「デモクラシー」とのあまりのキャラの差に役者ってすごいなと改めて思ってみたり。大好きです。

♪トニトニトニー♪とか、最後の電飾看板の作品名パロディとか、色々な遊びがあって本当に楽しかった。また再演してほしいです。