宝塚歌劇団花組「落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!」 ― 2006年02月12日 11:00
@東京宝塚劇場
前楽公演です。1月に見たときよりも熱気倍増。楽しかった!
・落陽のパレルモ
役者の熱さが増しただけに、脚本の腑に落ちなさが浮き彫りになった印象。
基本的に「一から十までお約束」というのは嫌いじゃない。でもお約束を入れる為にキャラクターの一貫性がなくなってしまうのは本末転倒じゃないかなーと思いました。「霧のミラノ」のカールハインツ(貴城けい)しかり、今回のヴィットリオ(春野寿美礼)しかり。
ヴィットリオは何のために闘ってきたのか。何のためにアンリエッタ(ふづき美世)と別れる決意をしたのか。目の前で虫けらのように殺されたペッペ(彩城レア)やニコラ(蘭寿とむ)たちの死を無駄にしないためではないのか?一時の革命ではなく、「全ての人間が平等に」扱われる国を目指していたのではないのか?それが、貴族階級の代表として議員になっても仕方ないだろう…。(いや、手っ取り早いっちゃ手っ取り早いんだがあまりにもプライドないよなぁ)
貴族になったからアンリエッタの結婚相手として認められました。めでたし…ではダメなんじゃないかなぁ、やっぱり。平民のヴィットリオとアンリエッタが結ばれないと真のハッピーエンドにはならないよ。ニコラたち本当に無駄死にで、ヴィットリオがものすごく義のない人間になってしまう。
ついでに己の幸せよりも家族の幸せを取った、貴族の娘としてのアンリエッタの潔い決心も全部無駄になる。
アンリエッタと別れた直後、ヴィットリオが回想する母の死。少女のまま逝ってしまった母フェリーチタ(華城季帆)と、絶叫する少年ヴィットリオ(野々すみ花)の演技がとても良くて涙。それをついで歌うヴィットリオの「ロザリオの祈り」がもう素晴らしくてですね、特に銀橋上手で最後に叫ぶ「♪神よ~」がものすごく慟哭に満ちていて、久々に歌声の力で泣かされてしまいました。
それだけに、何がどうあっても最後が納得いかない。やっぱりヴィットリオは軍服を突っ返すべきだったんじゃないかなぁ。あそこで返してしまっても、最終的にアンリエッタと結ばれて、ヴィットリオ・F(彩吹真央)が生まれていれば問題ないわけだし。こっちのカップルの問題は家柄じゃなくて「人種差別法」なんだしね。(これもまあ、もうちょっと台詞考えようよとは思ったけど)
あのオチの中で一番誇り高く、人格も行動も一貫していて格好良かったのが振られてしまうロドリーゴ(真飛聖)だったという皮肉。いやー、ロドリーゴの最後の台詞と去っていく男の背中は素敵だったよ。まとぶんいい演技だった。
ヴィットリオ・Fとジュディッタ(遠野あすか)の二人のパートは筋が通ってて良かったと思います。身分で愛が引き裂かれる時代は終わったのに、今度は人種で引き裂かれる。人間は人間同士の間に何故線を引きたがるのだろう…って話なんだよね?これ。(ち、違う?)
二人のラブラブっぷりがもの凄かったので、単純に「がんばれ!負けるな!」と応援したくなるカップルでした。おばあさま(梨花ますみ)の涙声の「幸せになるのよ!」が印象的だったな。孫を手放すのは辛いだろうに、逃亡資金まで用意して幸せを祈る姿は泣けました。同じ重さで娘の幸せを祈っていたんだろうに、結果的に二人を引き裂くことになったアンリエッタの母(高ひづる)との対比も上手かったと思います。
その他、次期娘役トップのあやねちゃん(桜乃彩音)のいかにもな「汚れを知らないお嬢様」っぷりが可愛かった。ニコラとのシーン「こんなにきれいな手は見たことがない」って台詞に説得力。
ルチアの一花さんもかわいかったー。蘭とむさんとの身長差にはやっぱりドキドキします。
劇中のまっつと娘役さん(パンフないからわからない。七星さん?)のデュエットが毎回感心。あの曲好きです。
とりあえず、結論としては「最後以外は良かったです」ということで。関係ないけどこの脚本、キムシンが演出だったらもの凄く説教臭い超国家的愛を描いたスペクタクル大作なんだろうなぁ(笑)
・ASIAN WINDS!
えーと、こちらは感想箇条書きで。
・OPのはっちさんが好きです。
・モンゴルパートの総踊りが好きです。
・そこから娘役さんの沖縄パートもゆったりしてて好き。
・エイサーは楽しいですね。見てて楽しいし、聞いてて楽しい。
・中国パートはお衣裳が好きです。袖捌くの大変そうだけど。
・背景の水滴もいいなぁと思います。
・服部メドレーの歌花さんソロ、大拍手でちょっと泣けた。
・ゆみこさんのドラゴンチャイナは正直似合ってな(以下略)
・でも歌は素敵です。
・チャイーナタンゴの三人衆、キザらなければまとぶさんは美人だと思います。
・みわっちさんは普通に色っぽいお姉さんです。
・蘭とむさんはどうして前髪を作ってしまったのだろう…美人なのに。
・和尚さんズのキザりっぷりが増していた。すごいよ花男。
・蘭とむさんの昭和との違和感のなさがすごいです。
・あすかちゃんのカンカン娘、歌が上手くなってるわ可愛いわ、ついでに横で翻弄されながらデレデレの蘭とむさんも可愛いわでうはうは。
・東京ブギウギの溜めが短くなってた。この中詰めは楽しくて好きです。
・韓国パートはそのかに釘付け。生き生きしてて格好良かった。
・韓国ラストの踊りでのそのかの手の動きがすごくきれいなんです。他の人と違う感じなんです。(はいはい)
・その後のフィリピンパートがとても蛇足な感じ。あすかちゃんのドレス姿きれいだったからいいんですが。
・ロケットの「エイジアンウィンズ♪」ってかけ声が可愛くて好き。
・黒燕尾はやっぱりいいですね。
・あすかちゃんの一人降りはやっぱりどきっとします。
そんなこんなな感想。熱気に溢れてて楽しかったです。2回見れてよかった。F嬢感謝。
前楽公演です。1月に見たときよりも熱気倍増。楽しかった!
・落陽のパレルモ
役者の熱さが増しただけに、脚本の腑に落ちなさが浮き彫りになった印象。
基本的に「一から十までお約束」というのは嫌いじゃない。でもお約束を入れる為にキャラクターの一貫性がなくなってしまうのは本末転倒じゃないかなーと思いました。「霧のミラノ」のカールハインツ(貴城けい)しかり、今回のヴィットリオ(春野寿美礼)しかり。
ヴィットリオは何のために闘ってきたのか。何のためにアンリエッタ(ふづき美世)と別れる決意をしたのか。目の前で虫けらのように殺されたペッペ(彩城レア)やニコラ(蘭寿とむ)たちの死を無駄にしないためではないのか?一時の革命ではなく、「全ての人間が平等に」扱われる国を目指していたのではないのか?それが、貴族階級の代表として議員になっても仕方ないだろう…。(いや、手っ取り早いっちゃ手っ取り早いんだがあまりにもプライドないよなぁ)
貴族になったからアンリエッタの結婚相手として認められました。めでたし…ではダメなんじゃないかなぁ、やっぱり。平民のヴィットリオとアンリエッタが結ばれないと真のハッピーエンドにはならないよ。ニコラたち本当に無駄死にで、ヴィットリオがものすごく義のない人間になってしまう。
ついでに己の幸せよりも家族の幸せを取った、貴族の娘としてのアンリエッタの潔い決心も全部無駄になる。
アンリエッタと別れた直後、ヴィットリオが回想する母の死。少女のまま逝ってしまった母フェリーチタ(華城季帆)と、絶叫する少年ヴィットリオ(野々すみ花)の演技がとても良くて涙。それをついで歌うヴィットリオの「ロザリオの祈り」がもう素晴らしくてですね、特に銀橋上手で最後に叫ぶ「♪神よ~」がものすごく慟哭に満ちていて、久々に歌声の力で泣かされてしまいました。
それだけに、何がどうあっても最後が納得いかない。やっぱりヴィットリオは軍服を突っ返すべきだったんじゃないかなぁ。あそこで返してしまっても、最終的にアンリエッタと結ばれて、ヴィットリオ・F(彩吹真央)が生まれていれば問題ないわけだし。こっちのカップルの問題は家柄じゃなくて「人種差別法」なんだしね。(これもまあ、もうちょっと台詞考えようよとは思ったけど)
あのオチの中で一番誇り高く、人格も行動も一貫していて格好良かったのが振られてしまうロドリーゴ(真飛聖)だったという皮肉。いやー、ロドリーゴの最後の台詞と去っていく男の背中は素敵だったよ。まとぶんいい演技だった。
ヴィットリオ・Fとジュディッタ(遠野あすか)の二人のパートは筋が通ってて良かったと思います。身分で愛が引き裂かれる時代は終わったのに、今度は人種で引き裂かれる。人間は人間同士の間に何故線を引きたがるのだろう…って話なんだよね?これ。(ち、違う?)
二人のラブラブっぷりがもの凄かったので、単純に「がんばれ!負けるな!」と応援したくなるカップルでした。おばあさま(梨花ますみ)の涙声の「幸せになるのよ!」が印象的だったな。孫を手放すのは辛いだろうに、逃亡資金まで用意して幸せを祈る姿は泣けました。同じ重さで娘の幸せを祈っていたんだろうに、結果的に二人を引き裂くことになったアンリエッタの母(高ひづる)との対比も上手かったと思います。
その他、次期娘役トップのあやねちゃん(桜乃彩音)のいかにもな「汚れを知らないお嬢様」っぷりが可愛かった。ニコラとのシーン「こんなにきれいな手は見たことがない」って台詞に説得力。
ルチアの一花さんもかわいかったー。蘭とむさんとの身長差にはやっぱりドキドキします。
劇中のまっつと娘役さん(パンフないからわからない。七星さん?)のデュエットが毎回感心。あの曲好きです。
とりあえず、結論としては「最後以外は良かったです」ということで。関係ないけどこの脚本、キムシンが演出だったらもの凄く説教臭い超国家的愛を描いたスペクタクル大作なんだろうなぁ(笑)
・ASIAN WINDS!
えーと、こちらは感想箇条書きで。
・OPのはっちさんが好きです。
・モンゴルパートの総踊りが好きです。
・そこから娘役さんの沖縄パートもゆったりしてて好き。
・エイサーは楽しいですね。見てて楽しいし、聞いてて楽しい。
・中国パートはお衣裳が好きです。袖捌くの大変そうだけど。
・背景の水滴もいいなぁと思います。
・服部メドレーの歌花さんソロ、大拍手でちょっと泣けた。
・ゆみこさんのドラゴンチャイナは正直似合ってな(以下略)
・でも歌は素敵です。
・チャイーナタンゴの三人衆、キザらなければまとぶさんは美人だと思います。
・みわっちさんは普通に色っぽいお姉さんです。
・蘭とむさんはどうして前髪を作ってしまったのだろう…美人なのに。
・和尚さんズのキザりっぷりが増していた。すごいよ花男。
・蘭とむさんの昭和との違和感のなさがすごいです。
・あすかちゃんのカンカン娘、歌が上手くなってるわ可愛いわ、ついでに横で翻弄されながらデレデレの蘭とむさんも可愛いわでうはうは。
・東京ブギウギの溜めが短くなってた。この中詰めは楽しくて好きです。
・韓国パートはそのかに釘付け。生き生きしてて格好良かった。
・韓国ラストの踊りでのそのかの手の動きがすごくきれいなんです。他の人と違う感じなんです。(はいはい)
・その後のフィリピンパートがとても蛇足な感じ。あすかちゃんのドレス姿きれいだったからいいんですが。
・ロケットの「エイジアンウィンズ♪」ってかけ声が可愛くて好き。
・黒燕尾はやっぱりいいですね。
・あすかちゃんの一人降りはやっぱりどきっとします。
そんなこんなな感想。熱気に溢れてて楽しかったです。2回見れてよかった。F嬢感謝。
着信アリ2 ― 2006年02月21日 15:26
CSでやってたのでビデオ録ったのを見ました。1は舞台挨拶目当てで見てます。
えーと、ひとことで言うと
「……ハァ?」
ですね。突っ込みどころ満載過ぎて、怖がりながらも(ヘタレなんです。ホラーダメなんです)呆然と。
てゆーか、根本的になんで台湾なのかがさっぱりわかんない。そもそもあの着信音はミミコちゃん由来の曲なので、台湾で鳴るのはおかしいのでは…?
しかも「呪いの実行電話を取った人が身代わりに死ぬ」という新ルールができててわけわかんないし。これじゃターゲット決めた意味ないじゃん…。着信音の鳴り分けでミミコとリリーの2系統呪いに分かれるのかと思ったけど、ミミコの呪いには「身代わりルール」が適用されない気もするしなぁ。あ、炭坑煤と赤あめ玉って判断基準があったか。
★その判断基準によるデッドリスト@「2」
・リリールート
台湾のミミコ父(ミミコ母の父ってどういう…)
ミミコ
タカコ妹(?)
中華屋の親父
ミムラの友人(そういや彼女の貞子シーンに何の意味が?)
ミムラの彼氏(死に際間抜けだったな…)
・ミミコルート
刑事
タカコ
タカコの旦那(タカコが殺したんだからそうだよな)
そして前作ラストのあのシーン、由美(コウちゃん)は乗っ取られたのではなくて「同化」したということが発覚。つっつんは惨殺されちゃったことも発覚(T_T)
この辺の時系列がいまいちわかんなかったのでネットで色々見たら
前作ラストシーンでつっつん刺される
↓
由美捕まるが、つっつんが「自分で刺した」と言い張り釈放
↓
再び由美が剃刀でつっつん惨殺
↓
逮捕
↓
心神喪失で精神科に入院。入院先で刑事二人惨殺
↓
逃亡
↓
ミミコちゃんに「こいつの身体は目立つからもういらん」と判断され、多摩川で遺体発見(→2でタカコに電話。この辺で前作から1年くらい?)
ということになるらしい…って、同化じゃないじゃん。乗っ取られてるじゃん。しかもこういう重要な時系列が原作にしか載ってないってのもどうなんだよ…。
で、「2」の話に戻りますが、最初に出てきた前作のミミコちゃん母っぽい人物(霊?)は出っぱなし、炭坑に乗り込む時に切れたミムラちゃんのネックレスは切れただけで複線なし(こっちに行ったよって目印だけ?)、村で唯一助かったおばあちゃんは何故助かったか不明(手紙読まないように目を潰したから?それだけ?)、タカコの夢の中の妹との和解もただの妄想なのか違うのか、複線貼って貼りっぱなしなんだかやってみたかっただけなんだか全くわからない。
炭坑の中での「私が一緒に行くから!」以降は完全に「1」を踏襲してるんだけど、踏襲に見えずに単なるパクリに見えてしまう悲しさ。
そしてラストですよ。「え?実は私死んでたの!?」って…。しかも口から赤いあめ玉ってことは、ミミコちゃんの仕業?
ここでまたわからないのが、乗っ取った由美の身体がいらないから捨てた→代わりにタカコの身体が欲しいなら、生かさなきゃいけないのになんで殺してしまったのだろう。タカコの身体をゾンビとして使ってるとか?
また、刑事の言うとおりタカコの中の何かがミミコと同調してしまったなら、妹との和解幻想はなんだったのかということになるし。全くわからーん!
…と思ったら夏に「FINAL」製作ですか、そーですか。メイサちゃんなんだね…怯え顔がコウちゃん並に怖そうだよ。FINALにタカコ@霊もしくはゾンビ出てくるってことだよね?…出なかったらどうしよう。
唯一かろうじて「このラインで繋がってる?」と思ったのが、「1」の「虐待は虐待を生む」というテーマ。
村人に虐待されていたリリー→出自のせいで(多分)母親に虐待されていたミミコ→母親に虐待されてた由美→子どもの頃のトラウマで精神的自虐してたタカコとルートが繋がったのかなぁ、と。これでミムラも実は虐待の過去があったら完璧ですが、FINALで後出しされたら怒り狂いますね(笑)
とりあえず水曜にやっぱりCSで「1」の方もやるので、見て復習しようと思います。
★私的FINALチェックメモ
・ミミコとリリーの呪いはどっかでクロスするのか?
・タカコ霊もしくはゾンビの謎は?
・ミムラはやっぱりリリーと同化もしくは乗っ取られてるの?
・韓国まで広げてどう収拾つけるか
・「2」でカットされてる「1」からの繋ぎエピソードは補完されるか
・つーか刑事死んで「1」の詳細知ってる人は全滅したわけだが、どうすんだ?
えーと、ひとことで言うと
「……ハァ?」
ですね。突っ込みどころ満載過ぎて、怖がりながらも(ヘタレなんです。ホラーダメなんです)呆然と。
てゆーか、根本的になんで台湾なのかがさっぱりわかんない。そもそもあの着信音はミミコちゃん由来の曲なので、台湾で鳴るのはおかしいのでは…?
しかも「呪いの実行電話を取った人が身代わりに死ぬ」という新ルールができててわけわかんないし。これじゃターゲット決めた意味ないじゃん…。着信音の鳴り分けでミミコとリリーの2系統呪いに分かれるのかと思ったけど、ミミコの呪いには「身代わりルール」が適用されない気もするしなぁ。あ、炭坑煤と赤あめ玉って判断基準があったか。
★その判断基準によるデッドリスト@「2」
・リリールート
台湾のミミコ父(ミミコ母の父ってどういう…)
ミミコ
タカコ妹(?)
中華屋の親父
ミムラの友人(そういや彼女の貞子シーンに何の意味が?)
ミムラの彼氏(死に際間抜けだったな…)
・ミミコルート
刑事
タカコ
タカコの旦那(タカコが殺したんだからそうだよな)
そして前作ラストのあのシーン、由美(コウちゃん)は乗っ取られたのではなくて「同化」したということが発覚。つっつんは惨殺されちゃったことも発覚(T_T)
この辺の時系列がいまいちわかんなかったのでネットで色々見たら
前作ラストシーンでつっつん刺される
↓
由美捕まるが、つっつんが「自分で刺した」と言い張り釈放
↓
再び由美が剃刀でつっつん惨殺
↓
逮捕
↓
心神喪失で精神科に入院。入院先で刑事二人惨殺
↓
逃亡
↓
ミミコちゃんに「こいつの身体は目立つからもういらん」と判断され、多摩川で遺体発見(→2でタカコに電話。この辺で前作から1年くらい?)
ということになるらしい…って、同化じゃないじゃん。乗っ取られてるじゃん。しかもこういう重要な時系列が原作にしか載ってないってのもどうなんだよ…。
で、「2」の話に戻りますが、最初に出てきた前作のミミコちゃん母っぽい人物(霊?)は出っぱなし、炭坑に乗り込む時に切れたミムラちゃんのネックレスは切れただけで複線なし(こっちに行ったよって目印だけ?)、村で唯一助かったおばあちゃんは何故助かったか不明(手紙読まないように目を潰したから?それだけ?)、タカコの夢の中の妹との和解もただの妄想なのか違うのか、複線貼って貼りっぱなしなんだかやってみたかっただけなんだか全くわからない。
炭坑の中での「私が一緒に行くから!」以降は完全に「1」を踏襲してるんだけど、踏襲に見えずに単なるパクリに見えてしまう悲しさ。
そしてラストですよ。「え?実は私死んでたの!?」って…。しかも口から赤いあめ玉ってことは、ミミコちゃんの仕業?
ここでまたわからないのが、乗っ取った由美の身体がいらないから捨てた→代わりにタカコの身体が欲しいなら、生かさなきゃいけないのになんで殺してしまったのだろう。タカコの身体をゾンビとして使ってるとか?
また、刑事の言うとおりタカコの中の何かがミミコと同調してしまったなら、妹との和解幻想はなんだったのかということになるし。全くわからーん!
…と思ったら夏に「FINAL」製作ですか、そーですか。メイサちゃんなんだね…怯え顔がコウちゃん並に怖そうだよ。FINALにタカコ@霊もしくはゾンビ出てくるってことだよね?…出なかったらどうしよう。
唯一かろうじて「このラインで繋がってる?」と思ったのが、「1」の「虐待は虐待を生む」というテーマ。
村人に虐待されていたリリー→出自のせいで(多分)母親に虐待されていたミミコ→母親に虐待されてた由美→子どもの頃のトラウマで精神的自虐してたタカコとルートが繋がったのかなぁ、と。これでミムラも実は虐待の過去があったら完璧ですが、FINALで後出しされたら怒り狂いますね(笑)
とりあえず水曜にやっぱりCSで「1」の方もやるので、見て復習しようと思います。
★私的FINALチェックメモ
・ミミコとリリーの呪いはどっかでクロスするのか?
・タカコ霊もしくはゾンビの謎は?
・ミムラはやっぱりリリーと同化もしくは乗っ取られてるの?
・韓国まで広げてどう収拾つけるか
・「2」でカットされてる「1」からの繋ぎエピソードは補完されるか
・つーか刑事死んで「1」の詳細知ってる人は全滅したわけだが、どうすんだ?
東京シティ・フィルPOPS 2006「ミュージカル・ワンダーランド」 ― 2006年02月26日 14:30
@ティアラこうとう
「やっぱり雨なんだ…さすが石井さん」
と、つぶやきながら行って参りました。お席は5列目センターでいい感じ。
【一部】
・サウンド・オブ・ミュージックメドレー
この曲を聴くと、高校の校内合唱祭で練習中にピアニストが怪我をして、代理が間に合わなくてアカペラアレンジに変更したらそっちのが評判良かった…という悲しい思いでが甦ります(笑)
それはともかく、この映画のOPが大好きなんですよ。とても好きなミュージカルの一つなので、OPから気持ちよく入っていけました。
・オペラ座の怪人より
「オペラ座の怪人」
新妻ちゃんは今日はピンクの背中開きドレス。とても可愛らしいです。先日よりもオケとの合わせ方が掴めたのか、堂々としている印象。で、ファントムの石井さんが出てくる…と思ったら声はすれども姿は見えず。振り返ったら客席後方の扉から登場。
この曲のデフォが今井さんの「アダルトおじさま」のイメージなせいかもしれませんが、「わかりやすい怪しいエロオヤジっぷり」に乾杯です(褒めてます)。いやー、ものすご~くエロい(セクシーではない)ファントムでした。ラストの最高音は、聖子ちゃんどうにかリベンジ。場内大拍手でした。
「Musuc of the night」
なんだよー、歌わせろよーと思わないでもなかったのですが、神奈川フィルのコンマスの方よりも、音が硬質なイメージのコンマスさんが美しくも哀しいソロを聴かせてくださって、それが曲と合っていてよかったなと思いました。
ここでMC。石井さんに「天才」を連呼されて本気で「やめてください!」という聖子ちゃんが可愛かったり、「お互いダンスができない」で分かり合う二人がおかしかったり。で、曲紹介で「二人で歌う曲です」と言うも、聖子ちゃんに「違いますよー!…私一人で歌ってもいいですか?」と突っ込まれる石井さん。さらに指揮の藤野さんがレミのスコアを忘れるハプニング。地元ネタやらなんやらのMCで時間を繋いでました(笑)
・レ・ミゼラブルより
「On my own」
久々に聴く序曲に「おおお!」となりました。やっぱりレミはいいですね。直前まで爆笑していた聖子ちゃんでしたが、イントロが始まるとすぅっと役に入る感じで、歌い終わった後には藤野さんも興奮気味。素晴らしかったです。
「彼を帰して」
正直色んなところで聴きすぎて「彼返もう飽きた~」とか思わないでもなかったのですが、聴くとやっぱり感動。そして必ずそこにいないマリウスを見ながら歌うんですね、どのバルジャンも。バリケードの夜を思い出す一曲でした。
・美女と野獣より
「Beauty and beast」
うーん…いまいち声質がビーストに合ってなかった気がする石井さん。でも聖子ちゃんとの声の相性が良かったと思うので、個人的好みは置いておいていいデュエットだったと思います。
・コーラスラインメドレー
藤野さんが「ビールが飲みたくなります」と煽りまくった挙げ句、曲間で本当にビールを飲み始めました(笑)私は最近この曲聴くとどうしても「WAHAHA本舗」の「猿のコーラスライン」を思い出します。
というわけで、以下第二部は後ほど…
【二部】
・ピーターパンより
「Overture」
これも見たことないけど、どこかで聴いたことがあるスタンダードな曲。わかりやすくていいです。
・アイーダより
「星のさだめ」
アイーダはヅカしか見たことがなくて…(笑) パワフルなナンバーで、お二人の声に合っているなと思いました。
・キャッツより
「Memory」
これはインスト。あまりにも有名な曲で聞き飽きた感はあったのですが、改めて聴くとやっぱりいい曲だと思います。
・ミス・サイゴンより
「命をあげよう」
「Why God Why?」
「The last night of the World」
いやー、この3曲を聴くためにチケット代を払ったと言っても過言ではありません!Overtureから泣けるんですよもう。私はほんっとにサイゴン好きなんだなーと改めて自覚。個人的には石井さんで「ブイ・ドイ」聴きたかったんですが、新妻ちゃん一緒だしね。クリスとキムのがいいよね。何度も何度も「夫婦」を強調する石井さんがちょっと嬉しかったです。
デュエットの途中でふっと石井さんの表情が変わって、「クリスの顔だー」と思ったらそこから動きがエスカレート。跪いて手を差し出すとことかやってくれて、一瞬戸惑った聖子ちゃんも手を取ったら「キム」の顔に。二人でダンスを踊ったあともずっと手を繋いでいて、思わずそのままオケ突っ切ってバルコニーで「♪奏でるよラストソ~ング」とやっちゃうのではないかと思うくらい舞台を思い出しました。脳内フィルターで石井さんの衣裳はGI服に変換してたし(笑)
目の前で歌ってる二人と、「サイゴン」の時の動きが重なってボロボロに泣けてしまいました。ほんっと好きだ、このミュージカル。生で見たいよー!
そういえばベストコンディションの石井クリスで記憶を上書きできたので良かったです。最後に見たの、千秋楽だったからね…その前9月だからね…。
【アンコール】
・We will Rock youより
「QUEENメドレー」
いやー、まさかこう来るとは!(笑)
このミュージカルももう一回くらい見たかったなーと思いつつ、盛り上がりまくって終了しました。聖子ちゃん、まんまスカラムーシュやれるんじゃないか?
チケット代考えたらほんっとお得なコンサートでした。是非またやってほしいです。今度は今井さんも入れてジョンパートもやろうよ~。
「やっぱり雨なんだ…さすが石井さん」
と、つぶやきながら行って参りました。お席は5列目センターでいい感じ。
【一部】
・サウンド・オブ・ミュージックメドレー
この曲を聴くと、高校の校内合唱祭で練習中にピアニストが怪我をして、代理が間に合わなくてアカペラアレンジに変更したらそっちのが評判良かった…という悲しい思いでが甦ります(笑)
それはともかく、この映画のOPが大好きなんですよ。とても好きなミュージカルの一つなので、OPから気持ちよく入っていけました。
・オペラ座の怪人より
「オペラ座の怪人」
新妻ちゃんは今日はピンクの背中開きドレス。とても可愛らしいです。先日よりもオケとの合わせ方が掴めたのか、堂々としている印象。で、ファントムの石井さんが出てくる…と思ったら声はすれども姿は見えず。振り返ったら客席後方の扉から登場。
この曲のデフォが今井さんの「アダルトおじさま」のイメージなせいかもしれませんが、「わかりやすい怪しいエロオヤジっぷり」に乾杯です(褒めてます)。いやー、ものすご~くエロい(セクシーではない)ファントムでした。ラストの最高音は、聖子ちゃんどうにかリベンジ。場内大拍手でした。
「Musuc of the night」
なんだよー、歌わせろよーと思わないでもなかったのですが、神奈川フィルのコンマスの方よりも、音が硬質なイメージのコンマスさんが美しくも哀しいソロを聴かせてくださって、それが曲と合っていてよかったなと思いました。
ここでMC。石井さんに「天才」を連呼されて本気で「やめてください!」という聖子ちゃんが可愛かったり、「お互いダンスができない」で分かり合う二人がおかしかったり。で、曲紹介で「二人で歌う曲です」と言うも、聖子ちゃんに「違いますよー!…私一人で歌ってもいいですか?」と突っ込まれる石井さん。さらに指揮の藤野さんがレミのスコアを忘れるハプニング。地元ネタやらなんやらのMCで時間を繋いでました(笑)
・レ・ミゼラブルより
「On my own」
久々に聴く序曲に「おおお!」となりました。やっぱりレミはいいですね。直前まで爆笑していた聖子ちゃんでしたが、イントロが始まるとすぅっと役に入る感じで、歌い終わった後には藤野さんも興奮気味。素晴らしかったです。
「彼を帰して」
正直色んなところで聴きすぎて「彼返もう飽きた~」とか思わないでもなかったのですが、聴くとやっぱり感動。そして必ずそこにいないマリウスを見ながら歌うんですね、どのバルジャンも。バリケードの夜を思い出す一曲でした。
・美女と野獣より
「Beauty and beast」
うーん…いまいち声質がビーストに合ってなかった気がする石井さん。でも聖子ちゃんとの声の相性が良かったと思うので、個人的好みは置いておいていいデュエットだったと思います。
・コーラスラインメドレー
藤野さんが「ビールが飲みたくなります」と煽りまくった挙げ句、曲間で本当にビールを飲み始めました(笑)私は最近この曲聴くとどうしても「WAHAHA本舗」の「猿のコーラスライン」を思い出します。
というわけで、以下第二部は後ほど…
【二部】
・ピーターパンより
「Overture」
これも見たことないけど、どこかで聴いたことがあるスタンダードな曲。わかりやすくていいです。
・アイーダより
「星のさだめ」
アイーダはヅカしか見たことがなくて…(笑) パワフルなナンバーで、お二人の声に合っているなと思いました。
・キャッツより
「Memory」
これはインスト。あまりにも有名な曲で聞き飽きた感はあったのですが、改めて聴くとやっぱりいい曲だと思います。
・ミス・サイゴンより
「命をあげよう」
「Why God Why?」
「The last night of the World」
いやー、この3曲を聴くためにチケット代を払ったと言っても過言ではありません!Overtureから泣けるんですよもう。私はほんっとにサイゴン好きなんだなーと改めて自覚。個人的には石井さんで「ブイ・ドイ」聴きたかったんですが、新妻ちゃん一緒だしね。クリスとキムのがいいよね。何度も何度も「夫婦」を強調する石井さんがちょっと嬉しかったです。
デュエットの途中でふっと石井さんの表情が変わって、「クリスの顔だー」と思ったらそこから動きがエスカレート。跪いて手を差し出すとことかやってくれて、一瞬戸惑った聖子ちゃんも手を取ったら「キム」の顔に。二人でダンスを踊ったあともずっと手を繋いでいて、思わずそのままオケ突っ切ってバルコニーで「♪奏でるよラストソ~ング」とやっちゃうのではないかと思うくらい舞台を思い出しました。脳内フィルターで石井さんの衣裳はGI服に変換してたし(笑)
目の前で歌ってる二人と、「サイゴン」の時の動きが重なってボロボロに泣けてしまいました。ほんっと好きだ、このミュージカル。生で見たいよー!
そういえばベストコンディションの石井クリスで記憶を上書きできたので良かったです。最後に見たの、千秋楽だったからね…その前9月だからね…。
【アンコール】
・We will Rock youより
「QUEENメドレー」
いやー、まさかこう来るとは!(笑)
このミュージカルももう一回くらい見たかったなーと思いつつ、盛り上がりまくって終了しました。聖子ちゃん、まんまスカラムーシュやれるんじゃないか?
チケット代考えたらほんっとお得なコンサートでした。是非またやってほしいです。今度は今井さんも入れてジョンパートもやろうよ~。
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