宝塚歌劇団宙組「NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-」(11:00) ― 2006年06月10日 11:00
@東京宝塚劇場
ワイルド・ホーン氏作曲の新作!ということで、とても期待していた宙組公演を見てきました。
氏の作品は「ジキル&ハイド」しか見たことがないのですが、アンサンブルの合唱曲にとても感動したので、コーラスが得意という評判の宙組での上演ということで期待度はさらにアップ。
結論から言えば、曲には大満足。演出脚本にはやや満足それなりに不満といったところでしょうか。
とにかくアンサンブルが素晴らしい!「私たちはカマラーダ(?)」他、合唱曲が期待通りとても良かったので、組子たちのコーラスになる度に目がウルウルと。レミゼでも「One day more」や「ベガーズ」が好きな私はどうしてもああいうのに弱いです。
この作品てソロは少なくてもアンサンブルの力がとても大事だと思うので(サイゴンとかもそうですよね)、そう言う意味で今回のMVPは力強いコーラスを聴かせてくれた宙組子全員だ!
印象に残ったキャスト。
まずはラ・パッショナリア(和音美桜)・市長(風莉じん)。たっちんはガラコンやらなんやらで上手いのは知ってたんですが、宝塚の公演でちゃんと歌ってるところを見るのは初めて。いやー、素晴らしかった!流石にちょっと喉が疲れてる感じは否めませんでしたが、絶好調時に聞いたら凄かったろうなと。表情、歌、迫力、全て良かった。
対して風莉じんさんは名前も顔も知らず、1幕終わった後に「市長誰!?市長!」とF嬢と一緒にパンフでチェックしました。この方も上手かった!こうやってちゃんと歌える人に歌える役を回すのは大事だよなー。学年考えたら落ち着きっぷりが素晴らしい!と思ってたら、ステラマリスの新公ではまやさんの役やってたのか。なるほど。
アギラール(遼河はるひ)。ステラマリスの時に一番気になったあひちゃん。いやー、今回かっこいい!多少手に汗握る部分はありましたが、難しい曲を頑張って歌ってたし、何より悪役はまってました。レザーのスーツが良く似合っててドキドキしたよ。
なんつーか、後半の女に溺れてダメになってしまった感というか、踊らされてる感というか、空回りっぷりがたまらない感じ(褒めてます)。手段は間違ってても「一つにならなきゃファシズムに勝てない」って考え方は正しいと思う辺り、完全に悪役とも言えない部分もあり。
つーか彼は最初からスペイン支配の為に戦ってたのか?キャサリンに溺れて「この女とスペインを我が手に」になってしまったのか?そこら辺いまいち照準がはっきりしなかったなぁ。(あひちゃんの問題ではなく)
パオロ・カレラス(美郷真也)&マックス(寿つかさ)の管理職お二人。まりえったさんて歌お上手だったんですね…。暖かみのある声で聞いてて気持ちよかったです。独特の雰囲気がありますよね。
すっしぃさんは、群舞で「わー、あの人かっこいい!」と思って双眼鏡を向けると必ずすっしぃさんで、あー、ピンポイントで好きなタイプのジェンヌさんなんだなーと(笑)
あとはカチャ(凪七瑠海)の顔の小ささにびびったとか、あの下級生気になるなーと思ったら新公ヴィンセントの春風弥里だったとか、女子の群舞でセンターに双眼鏡向けると必ず踊ってた鮎瀬美都とか、宙組4回目にして下級生(というか主要キャスト以外)に気になる人が沢山出てきた公演でした。
ステラマリスよりもさらに群衆劇だったのと、わりとはじっこまできっちり演出がついてたからかなー。
で、主要キャスト。
ジョルジュ@たかちゃんは意外とこう、しどころのない役というか、回りの濃さに対して普通の役だったので、出番の割には印象が薄かったかもしれない…(ごめんなさい)
カメラを捨てて銃を取る!の辺りからどんどん格好良くなっていって、それはそれでストーリー的には正しいんだと思いますが、退団公演なのにもっとこう色々あったんじゃないかとちょっと残念な気持ちもありました。テーマ曲はいいし、ソロ曲も良かったんだけどなぁ。人間的にどういう人なんだか良くわからない人だった。(たかちゃんの問題ではなく)
キャサリン&ペギー@お花様。風共でも思ったんですが、私はお花様の「低めでドスの効いた声」が好きなので、今回の声のトーンが全体的にいいな、と。
役柄はなんちゅーか「もうちょっと考えて行動せいよ…」という役なのであまり語る部分もないんですが、ソロはいい曲だったし、ラストのジョルジュとの別れのシーンなんかはきれいで良かったんじゃないかと。
この人も「本気なんだろうけど、最後までお嬢さんの自己満足感」がぬぐえない役だった。(お花様の問題ではなく)
ちゅーか主演二人の役があんまり良くないなぁと。そもそも花ちゃんが二役する意味ってあったんだろうか。
あのですね、「個人的に」と最初に付けて語りますが、私今回ラストの取って付けたようなジョルジュ含んだ戦闘シーンがめっちゃ気に入らなくてですね。見終わった瞬間「何あれ?」と。
ジョルジュがキャサリン見送って暗転。エンリケとペギーが出てきてオリーブの丘(勝手に命名)へ。ヴィンセントの幻がペギーにカメラを渡して、センターからジョルジュ登場でええやんと。あんな蛇足っぷりも甚だしい中途半端な戦闘シーンいらん!とF嬢と語ってたわけですが、なんで必要かというと「花ちゃんの着替えタイム確保?」と。タニも二役やってるならわかるんですが、花ちゃん二役の意味っていったい…。
このストーリー自体、最初から小池さん的にはもうちょっと突っ込んで書き直して東宝辺りで完全版を再演するつもりなんじゃないの?と邪推してしまったりして。
エリザもキツイ表現のシーンが東宝版で随分増えてますよね。いわゆる「スミレコード」に抵触するからカットした部分が小池さんの頭の中に結構あるんじゃないかなーと想像。その位、ストーリー的には温かったと思う。
ただ、それを補って余りある宙組さんの大熱演に心から拍手。
あ、でもフィナーレの群舞はちゃんと揃えようよー。最後の決めポーズぐらいびしっと!なんかバラバラバラっと腕が上がってちょっとがくっとしてしまった。
初舞台生から引き継いだロケットは足上げ多くてびっくり。すっごく良かったと思います。
ともあれ、これでタカハナコンビを見るのは最後になってしまいました。
千秋楽の日比谷近辺はどんなことになってしまうんでしょう?
あまり舞台を見る機会はなかったですが、やっぱり凄いお二人だったんだなぁと。お疲れ様でした。
ワイルド・ホーン氏作曲の新作!ということで、とても期待していた宙組公演を見てきました。
氏の作品は「ジキル&ハイド」しか見たことがないのですが、アンサンブルの合唱曲にとても感動したので、コーラスが得意という評判の宙組での上演ということで期待度はさらにアップ。
結論から言えば、曲には大満足。演出脚本にはやや満足それなりに不満といったところでしょうか。
とにかくアンサンブルが素晴らしい!「私たちはカマラーダ(?)」他、合唱曲が期待通りとても良かったので、組子たちのコーラスになる度に目がウルウルと。レミゼでも「One day more」や「ベガーズ」が好きな私はどうしてもああいうのに弱いです。
この作品てソロは少なくてもアンサンブルの力がとても大事だと思うので(サイゴンとかもそうですよね)、そう言う意味で今回のMVPは力強いコーラスを聴かせてくれた宙組子全員だ!
印象に残ったキャスト。
まずはラ・パッショナリア(和音美桜)・市長(風莉じん)。たっちんはガラコンやらなんやらで上手いのは知ってたんですが、宝塚の公演でちゃんと歌ってるところを見るのは初めて。いやー、素晴らしかった!流石にちょっと喉が疲れてる感じは否めませんでしたが、絶好調時に聞いたら凄かったろうなと。表情、歌、迫力、全て良かった。
対して風莉じんさんは名前も顔も知らず、1幕終わった後に「市長誰!?市長!」とF嬢と一緒にパンフでチェックしました。この方も上手かった!こうやってちゃんと歌える人に歌える役を回すのは大事だよなー。学年考えたら落ち着きっぷりが素晴らしい!と思ってたら、ステラマリスの新公ではまやさんの役やってたのか。なるほど。
アギラール(遼河はるひ)。ステラマリスの時に一番気になったあひちゃん。いやー、今回かっこいい!多少手に汗握る部分はありましたが、難しい曲を頑張って歌ってたし、何より悪役はまってました。レザーのスーツが良く似合っててドキドキしたよ。
なんつーか、後半の女に溺れてダメになってしまった感というか、踊らされてる感というか、空回りっぷりがたまらない感じ(褒めてます)。手段は間違ってても「一つにならなきゃファシズムに勝てない」って考え方は正しいと思う辺り、完全に悪役とも言えない部分もあり。
つーか彼は最初からスペイン支配の為に戦ってたのか?キャサリンに溺れて「この女とスペインを我が手に」になってしまったのか?そこら辺いまいち照準がはっきりしなかったなぁ。(あひちゃんの問題ではなく)
パオロ・カレラス(美郷真也)&マックス(寿つかさ)の管理職お二人。まりえったさんて歌お上手だったんですね…。暖かみのある声で聞いてて気持ちよかったです。独特の雰囲気がありますよね。
すっしぃさんは、群舞で「わー、あの人かっこいい!」と思って双眼鏡を向けると必ずすっしぃさんで、あー、ピンポイントで好きなタイプのジェンヌさんなんだなーと(笑)
あとはカチャ(凪七瑠海)の顔の小ささにびびったとか、あの下級生気になるなーと思ったら新公ヴィンセントの春風弥里だったとか、女子の群舞でセンターに双眼鏡向けると必ず踊ってた鮎瀬美都とか、宙組4回目にして下級生(というか主要キャスト以外)に気になる人が沢山出てきた公演でした。
ステラマリスよりもさらに群衆劇だったのと、わりとはじっこまできっちり演出がついてたからかなー。
で、主要キャスト。
ジョルジュ@たかちゃんは意外とこう、しどころのない役というか、回りの濃さに対して普通の役だったので、出番の割には印象が薄かったかもしれない…(ごめんなさい)
カメラを捨てて銃を取る!の辺りからどんどん格好良くなっていって、それはそれでストーリー的には正しいんだと思いますが、退団公演なのにもっとこう色々あったんじゃないかとちょっと残念な気持ちもありました。テーマ曲はいいし、ソロ曲も良かったんだけどなぁ。人間的にどういう人なんだか良くわからない人だった。(たかちゃんの問題ではなく)
キャサリン&ペギー@お花様。風共でも思ったんですが、私はお花様の「低めでドスの効いた声」が好きなので、今回の声のトーンが全体的にいいな、と。
役柄はなんちゅーか「もうちょっと考えて行動せいよ…」という役なのであまり語る部分もないんですが、ソロはいい曲だったし、ラストのジョルジュとの別れのシーンなんかはきれいで良かったんじゃないかと。
この人も「本気なんだろうけど、最後までお嬢さんの自己満足感」がぬぐえない役だった。(お花様の問題ではなく)
ちゅーか主演二人の役があんまり良くないなぁと。そもそも花ちゃんが二役する意味ってあったんだろうか。
あのですね、「個人的に」と最初に付けて語りますが、私今回ラストの取って付けたようなジョルジュ含んだ戦闘シーンがめっちゃ気に入らなくてですね。見終わった瞬間「何あれ?」と。
ジョルジュがキャサリン見送って暗転。エンリケとペギーが出てきてオリーブの丘(勝手に命名)へ。ヴィンセントの幻がペギーにカメラを渡して、センターからジョルジュ登場でええやんと。あんな蛇足っぷりも甚だしい中途半端な戦闘シーンいらん!とF嬢と語ってたわけですが、なんで必要かというと「花ちゃんの着替えタイム確保?」と。タニも二役やってるならわかるんですが、花ちゃん二役の意味っていったい…。
このストーリー自体、最初から小池さん的にはもうちょっと突っ込んで書き直して東宝辺りで完全版を再演するつもりなんじゃないの?と邪推してしまったりして。
エリザもキツイ表現のシーンが東宝版で随分増えてますよね。いわゆる「スミレコード」に抵触するからカットした部分が小池さんの頭の中に結構あるんじゃないかなーと想像。その位、ストーリー的には温かったと思う。
ただ、それを補って余りある宙組さんの大熱演に心から拍手。
あ、でもフィナーレの群舞はちゃんと揃えようよー。最後の決めポーズぐらいびしっと!なんかバラバラバラっと腕が上がってちょっとがくっとしてしまった。
初舞台生から引き継いだロケットは足上げ多くてびっくり。すっごく良かったと思います。
ともあれ、これでタカハナコンビを見るのは最後になってしまいました。
千秋楽の日比谷近辺はどんなことになってしまうんでしょう?
あまり舞台を見る機会はなかったですが、やっぱり凄いお二人だったんだなぁと。お疲れ様でした。
宝塚歌劇団星組「COPACABANA」(16:00) ― 2006年06月11日 16:00
@梅田芸術劇場
大阪滞在5時間の強行軍でしたが楽しかった!
ひたすら明るくて、何も考えずに見られるミュージカル。予習してたので曲もわかったし、あっという間の2時間45分でした。
「コパカバーナ」という曲そのものが大好きなので、OPからとてもわくわくしました。オーケストラも上手かった…。金管があれだけ安定してるとなんの不安もなく聞けていいですね。
原曲の歌詞は曲の明るさに反して悲しい内容なのですが(多分オリジナル演出の劇中劇は原曲通り)、そこは宝塚ということで最後を少しいじくってハッピーエンドに持って行ったのがまた良い感じ。
内容的には現実と想像をいったりきたりする辺り、微妙に繋がりが悪い部分が合った気もするのですが、その辺はまあ予習してたせいかさほど気にならず。ご都合主義な部分もまあいいかなと(笑)
キャストについて。
主演トニー&スティーブン@わたるさん(湖月わたる)
ナウオンか何かでも言ってましたが、普通の紳士靴履いててびっくりしました…。すごいよ、ヒールがないよ!(除・ショーのシーン)
正直歌はお上手な方ではないんですけど、それでもこの人の歌はなんとなく好きだったりします。なのでローラやサマンサに向かって歌うラブソングがいいなぁと。声に表情がある感じで。
ショーのシーンはダレン・リー氏の振り付けが格好良くて見とれましたね。やっぱりとても「輝く人」なんだなぁと改めて実感。本当に太陽のような人だ。
ローラ&サマンサ@となみちゃん(白羽ゆり)
しょっぱなのシャワーシーンはいったいどこの峰不二子かと思いました(笑)サマンサとローラできっちりと役作りを変えていて、それがラストは効いてたと思います。
ローラのシーンでは、オーディションでピアノの上に登るそのよじ登り方が超可愛かった。ドリキンで聴かせてくれた地声の低音が好きだったのですが、今回はそれがパワーアップ。逆に娘役声で歌う高音で聞きにくい部分はありましたが、相対的に見ると歌上手くなったなぁと。立派なトップさんになってなんだか嬉しいです。
リコ@とうこさん(安蘭けい)
ビバお髭の魔法!なんて渋いおじさまなんでしょう!オジサマスキーの私のツボにピンポイントでメガヒットですよ!
葉巻を扱う指先だとか、コンチータに回した腕の使い方だとか、もうたまりませんでした。F嬢共々「最後まで髭付が良かったのに」と、ある意味暴言吐きつつもうっとりです。
一幕ラストの「Bolero De Amor」がすごく好きだったので楽しみにしてたんですが、流石ですね~。聴かせてくれました。いやーもう言うことなしです。ラストの車椅子での去り際「電動を買おうよ!ぎゅーんてね」ってのもおかしかった。
コンチータ@あすかちゃん(遠野あすか)
可愛いんですよ!前方席だったのでオペラグラス使ってなかったんですが、二幕は彼女を見る為に鞄から取り出しました(笑)
メイクも髪型も凝ってるし、ちょっと訛りの入った話し方も可愛い。それになによりもうあの抜群のスタイルと後ろ姿の美しさに完敗です。コンチータのソロ曲が微妙にカットされてたのが残念でした。
最後、倒れたリコの手を握る辺りの表情がほんっと切なくて、楽しいミュージカルの中でそこだけちょっとうるうる。ラストのショートカットの鬘もお似合いで、眼福でした。
サム@未沙のえるさん&グラディス@英真なおきさん
組長のゴスロリ系というか、森高のような超ミニスカと、堂々たる美脚にびっくりしました…。可愛かった…。ソロ曲も良かったし、お上手な方だなぁと。まやさんはハゲヅラネタがあったんですが、基本的には渋いおじさまでいい感じ。つーかヅラネタは必要だったのだろうか…?おもしろかったからいいんですが。あんなに歌って踊るまやさんを見たのは初めてでした。
そのほかとしては、やっぱり綺華れいくんがとても気になったのと、スキップ@ 大真みらんくんのおかまっぷりが可愛かったかなー。
女子では百花沙里姉さんがやっぱりかわゆいのと、しのぶ紫さんが相変わらずインパクト強かったです。
とにかく、最初からフィナーレまで出演者もオケもみんな楽しそうで、見てるこっちもほんっと楽しい気分になれるミュージカルでした。たまにはこういう作品見るのも大事だなぁと。
8月には博多にも宙組版を見に行くので、どこがどう変わるのかとても楽しみです。
大阪滞在5時間の強行軍でしたが楽しかった!
ひたすら明るくて、何も考えずに見られるミュージカル。予習してたので曲もわかったし、あっという間の2時間45分でした。
「コパカバーナ」という曲そのものが大好きなので、OPからとてもわくわくしました。オーケストラも上手かった…。金管があれだけ安定してるとなんの不安もなく聞けていいですね。
原曲の歌詞は曲の明るさに反して悲しい内容なのですが(多分オリジナル演出の劇中劇は原曲通り)、そこは宝塚ということで最後を少しいじくってハッピーエンドに持って行ったのがまた良い感じ。
内容的には現実と想像をいったりきたりする辺り、微妙に繋がりが悪い部分が合った気もするのですが、その辺はまあ予習してたせいかさほど気にならず。ご都合主義な部分もまあいいかなと(笑)
キャストについて。
主演トニー&スティーブン@わたるさん(湖月わたる)
ナウオンか何かでも言ってましたが、普通の紳士靴履いててびっくりしました…。すごいよ、ヒールがないよ!(除・ショーのシーン)
正直歌はお上手な方ではないんですけど、それでもこの人の歌はなんとなく好きだったりします。なのでローラやサマンサに向かって歌うラブソングがいいなぁと。声に表情がある感じで。
ショーのシーンはダレン・リー氏の振り付けが格好良くて見とれましたね。やっぱりとても「輝く人」なんだなぁと改めて実感。本当に太陽のような人だ。
ローラ&サマンサ@となみちゃん(白羽ゆり)
しょっぱなのシャワーシーンはいったいどこの峰不二子かと思いました(笑)サマンサとローラできっちりと役作りを変えていて、それがラストは効いてたと思います。
ローラのシーンでは、オーディションでピアノの上に登るそのよじ登り方が超可愛かった。ドリキンで聴かせてくれた地声の低音が好きだったのですが、今回はそれがパワーアップ。逆に娘役声で歌う高音で聞きにくい部分はありましたが、相対的に見ると歌上手くなったなぁと。立派なトップさんになってなんだか嬉しいです。
リコ@とうこさん(安蘭けい)
ビバお髭の魔法!なんて渋いおじさまなんでしょう!オジサマスキーの私のツボにピンポイントでメガヒットですよ!
葉巻を扱う指先だとか、コンチータに回した腕の使い方だとか、もうたまりませんでした。F嬢共々「最後まで髭付が良かったのに」と、ある意味暴言吐きつつもうっとりです。
一幕ラストの「Bolero De Amor」がすごく好きだったので楽しみにしてたんですが、流石ですね~。聴かせてくれました。いやーもう言うことなしです。ラストの車椅子での去り際「電動を買おうよ!ぎゅーんてね」ってのもおかしかった。
コンチータ@あすかちゃん(遠野あすか)
可愛いんですよ!前方席だったのでオペラグラス使ってなかったんですが、二幕は彼女を見る為に鞄から取り出しました(笑)
メイクも髪型も凝ってるし、ちょっと訛りの入った話し方も可愛い。それになによりもうあの抜群のスタイルと後ろ姿の美しさに完敗です。コンチータのソロ曲が微妙にカットされてたのが残念でした。
最後、倒れたリコの手を握る辺りの表情がほんっと切なくて、楽しいミュージカルの中でそこだけちょっとうるうる。ラストのショートカットの鬘もお似合いで、眼福でした。
サム@未沙のえるさん&グラディス@英真なおきさん
組長のゴスロリ系というか、森高のような超ミニスカと、堂々たる美脚にびっくりしました…。可愛かった…。ソロ曲も良かったし、お上手な方だなぁと。まやさんはハゲヅラネタがあったんですが、基本的には渋いおじさまでいい感じ。つーかヅラネタは必要だったのだろうか…?おもしろかったからいいんですが。あんなに歌って踊るまやさんを見たのは初めてでした。
そのほかとしては、やっぱり綺華れいくんがとても気になったのと、スキップ@ 大真みらんくんのおかまっぷりが可愛かったかなー。
女子では百花沙里姉さんがやっぱりかわゆいのと、しのぶ紫さんが相変わらずインパクト強かったです。
とにかく、最初からフィナーレまで出演者もオケもみんな楽しそうで、見てるこっちもほんっと楽しい気分になれるミュージカルでした。たまにはこういう作品見るのも大事だなぁと。
8月には博多にも宙組版を見に行くので、どこがどう変わるのかとても楽しみです。
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