ゲキ×シネ「髑髏城の七人~アカドクロ」千秋楽2004年10月03日 15:31

夕方、昨日のパスタ屋で再び待ち合わせて、今度はK嬢・Y嬢と3人でボトル1本空けました(笑)あまり飲めないW嬢はウーロン茶で乾杯。今日はトマトと小エビのとろけるチーズパスタ。美味。

映画はですね、「本日千秋楽」のステッカーが貼ってあって笑いました。映画で千秋楽表示ってあんまり見ないよな。
程よく酔ってたせいか、OPではちょっとうるうる来ましたね。しかし1幕後半はちょこっと寝てしまった; 起きたらあにさ登場シーンでした。
「また見れるとは思わなかった」ってのが最終的な感想ですね、やっぱり。あのサイズのスクリーンで見ると本当に舞台を見てる感覚になれたし。いい企画だったと思う。
アオドクロも松竹系で上映したりするのかな。

ゲキ×シネ「髑髏城の七人(アカドクロ)」2004年10月02日 00:00

午前中はレミコン名古屋のチケ取り。中日劇場に電話しつつ、劇場ネット予約にも挑戦。
10時とほぼ同時に繋がった@ぴあとCNは瞬殺でした。
5分後くらいにネットが繋がるも、希望日は既に2階。それでもさっさと即決しないと
ますます後ろになってまう…ということでGETしました。
結局12/18のマチソワ行ってきます。岡アンジョと村井ジャベ、あと山口バルです~。
しかし大阪翌週名古屋か。血迷ってるとしか思えないよ…。

昼過ぎに妹がそらさんを洗ったので、タオルでガシガシやって、窓際へ。
日当たりがいい時間だったので見る見る毛がふわふわに。
そらさんはお風呂は好きだけどドライヤーが嫌いなので夏場は楽でいい。

夕方、妹と共に有楽町へ。F嬢との待ち合わせ場所に行ったら
彼女は既にグラスワインで一杯やっていた(笑)
ビールとワインとウニクリームパスタで幸せになりつつ、会場へ。
2度目の「アカドクロ」鑑賞でしたが、舞台挨拶日に収録したらしい
場内アナウンス@ふるちんにかなり笑わせていただいた。

映画の感想としてはまあ、前回とそんなに変わらないかな。
客層が前回ほど濃い新感線オタ層じゃなかったので、笑いのタイミングとかが新鮮だった。
二度目だというのに結局メインキャストにしか目が行かず、細かい発見はできず。
でもこの編集はかなり好きだな。DVD化の時にはもうちょっと変えてくる気もするけど。
特典映像に100人斬りのワンカットバージョンと、
厚生年金会館の「蘭の花」演出と、副音声入ってたら満足かな。
とりあえず面白かった。

ゲキ×シネ「髑髏城の七人(アカドクロ)」&ミス・サイゴン写真展2004年09月20日 15:05

@丸の内東映

これが「観劇」のくくりとして本当に正しいかは疑問ですが、観た感覚が芝居を観終わった時と同じだったので敢えてここに。

4時過ぎに銀座でW嬢と待ち合わせ。「ミス・サイゴン パネル写真展」を見に山野楽器へ。日曜夕方の銀座は混み混みで、歩くのがちょと大変。
写真展のメインは写真や衣裳展示ではなく、4エンジニア×4キム×3クリスのデモ映像@大画面でした(笑)
あの映像はずるいね。同じシーンを同じカット割りで同じ時間やるもんだから、各役者さんの役作りの違いがはっきりわかってかなり面白い。あれ見たらまた増やしたくなるじゃないか、チケット…。個人的には笹本キムがちょっと楽しみになったかな。
べっしーはやっぱりニンじゃない気がするんだよなぁ。後5キロ減量できたらよかったのかもしれないけど、すぐにレミコンあるし、来年本公演あるからウェイト落とせないのが辛いかも。ジョンで見たかった。(それ言ったら筧トゥイとか見たいわけですが)
衣裳展示がスクリーンの前方脇にあるもんで、みんな真剣に映像見てる横でごそごそ動くこともできず、あんまりゆっくり見られなかった。場内薄暗いし。物販にあんなにスペース割かずに展示と上映分ければいいのになぁ。
物販会場に実際使用した防弾チョッキが「ご自由に試着してください」とあったので着てみました。流石に重い。メンズのはずなのに肩幅ぴったりだったのが悲しかった…。
グッズ2000円以上買うとトークショーの抽選券がもらえるそうで、一瞬迷ったのですが「ド平日の昼間にやられても社会人は見れません」ということでパス。くそう…。

で、早めの夕食にパスタを食し、てくてく歩いて丸の内東映へ。うわー、ちゃんと看板が出てるー。なんか感動。
場内に入ると物販ブースが盛況。ほとんど持ってるのでスルーして座席に行くと、前2列はどうやらプレス席らしい…というわけで、なんと最前列!(端っこだけど)びっくり!
ドキドキしてるとBGMで「♪チャラランランランラ~ン」とアコギの音が。瞬時に脳内再生されるミキたん@いい月夜(笑)あのシーン好きなんだもの~。

そうこうしてるうちにジューダスがかかる。初日は普通に開始したらしいので、あれは舞台挨拶用の演出だった模様。ちゃんと新幹線ブザーまで鳴って、佐藤・坂井・古田の順に登場。近い!目の前やん!ふるちんは缶ビール片手に登場で、W嬢と「オヤジや。オヤジがいる」と顔を見合わせる。既に500mlを1本空けてるらしいふるちんはほろ酔い状態?
内容は取り留めない感じで。粟根さんとドラマの現場(大河かな?ふるちん官軍で出るんだよね)で会ったら昨日から100人斬りの殺陣をつけてるとか、そろそろお尻に火がついてきたとか、アオは最前列にアカ組全員で行ってやろうと思ってるとか、舞台メイクなのでアップになるとキツイとか。真紀ちゃんなんて「自分の舞台映像を見せられるのは拷問」とか言ってるし(笑)
プレスは4社くらいしか来てなくて、最後に寂しい撮影会。(日刊スポーツには載ってましたね)そのまま帰るかと思いきや、二階最前中央で鑑賞されるご様子。おお。

で、内容。
個人的には非常に見ごたえあったし、良かった。アカドクロはわりと暗めの照明が多かったので、撮影班は大変だったろうな。実際スクリーンで見るとかなり暗いシーンもあったのですが、どうにかクリアしてたと思います。
てゆーか、OPの「浮世の義理も 昔の縁も 三途の川に捨之介とくらぁ!」で既に涙腺が…。千秋楽の映像に微妙に脳内変換されてるんですよ;客席本当に芝居観てるみたいに大拍手だったし。で、あのテーマ曲「アカドクロ」(だっけ?)に弱くて…。レミコンの時にも思ったけど、人間の記憶ってすごい。一瞬でちゃんと6月に戻るんですよ、感覚が。

アップで見ると役者の細かい表情が見れていいなぁと思いました。寝返る寸前の蘭兵衛の泣きそうな表情とか、沙霧の泣き顔とか、サンボちゃんの嬉しそうな顔とか。これは映像ならではだからうれしかったですね。
あと圧巻だったのがラストに髑髏城を飛び出してくる捨たちに家康が「待て!あれは…天魔王だー!」ってやるシーン。家康のアップに捨のシルエットが被さって、絵的に大迫力だった。あそこはドキドキしたなぁ。
今までは花道とか、ステージの奥だと台詞拾えてないことが多かったけど、今回は最初からそれも想定して撮影してるようで、どこに役者がいてもきちんと声が聞き取れて感心しました。

カーテンコールは不思議でした。最前で視界がクリアなだけに、本当に目の前で芝居やってたみたいでね。役者が出てくるたびに満場の拍手だし。本人は2階で見てるっちゅーに、なんか…うん、ほんっと不思議だった。
スタッフロールが流れてイーオシバイのロゴで終了。同時に再び大きな拍手。ふと上を見ると、ちょっと感慨深そうな表情のふるちんが周囲や、わたしら1階席のお客さんに向かって手を振りまくってました。いや、役者冥利に尽きる瞬間だったと思うよ~。舞台上じゃ客の反応あんな風に見れないだろうし。増してこれは「舞台」じゃないのにね。真紀ちゃんなんか絶対泣いてたと思う。

客席が濃ゆいオタが揃ってた日なので、笑いのツボがみんな一緒で一体感があって楽しかった(笑)そういやOD2の舞台挨拶行ったときもこんな感じだったなぁ。あの時もタイトルバックで各役者のクレジットが出る度にものすごい拍手だった。

とりあえず見れて良かった~。映像作品として高いレベルで成立してたと思います。細かい部分はあと2回見に行くのでおいおいまた。
後はDVDにするときもう一手間加えるだろうから、それが楽しみ。そのあまま販売品にするような野暮な会社じゃないもんね、イーオシバイさん(笑)
厚生年金の映像、どうあってもおまけで入れてほしいな。ダイジェスト15分とかでいいから。

劇団☆新感線「髑髏城の七人」(アカドクロ)2004年06月06日 15:03

@新国立劇場中ホール(5/8)&東京厚生年金会館(6/2.5.6)

チケ取りから延々半年続いたアカドクロ。
財政破綻を起こすから2回しか行かない!とか言ってたのに結局4回見たアカドクロもとうとう終わってしまいました。
なんだかとっても脱力状態で、楽日夜から風邪っ引きです(苦笑)

何から書いたらいいんですかねぇ。なんというか、久々にこう、終わった後に見てるだけなのに達成感を感じてしまった舞台というか、とにかくパワーがある舞台でした。
MY初日が新国立の楽で、先に見た方のレビューとか読んであまり出来がよろしくないという意見が多かったのでドキドキしてたんですが、いや泣いた泣いた。
噂に聞いてた奥行きの広さは「多少もてあまし気味?」な部分もあったんですが、ストーリーに一本筋が通った感じで、正直この段階で自分的に97年版よりもアカドクロに軍配が上がってしまいました。
ただ、まだ舞台に馴染んでないような雰囲気だった女性陣3人がちと弱いかなぁというのと、兄さの鎌捌きがちょっと劣化してしまった気がするのが残念だったと思った覚えがあります。

で、6月入って厚生年金公演見てひっくり返ったわけですよ、女性陣のがんばりに!
きっと色々言われて辛かったと思うんですよね。特に劇団の顔でもある高田・粟根両氏の役を引き継いだ二人は。
でも二人ともちゃんと新しいキャラクターを作り上げていて、それが「アカドクロ」という新しい髑髏城を完成形まで持っていった原動力だったと思います。女性陣の頑張りが私をここまで感動させてくれたんだろうなぁ。
厚生年金会館ではストーリーに加え、人物にも一本筋が通って、ものすごく骨太なドラマになってました。

極楽太夫は小さく細く、見た目と能力はとてもか弱い。でも人としての強さをしっかり持っていて、時に兵庫を叱咤し、その背中を叩くこともできる。坂井嬢の持ち味を活かして、よくぞここまでキャラクターを育ててくれたと心から拍手。「りんどうよ…本当の名前はりんどう」。ここの可愛さといったらもう…お姉さんドキドキしちゃうよって感じでした(笑)
で、それによって兵庫という人間の成長がとても良く描かれてたと思うんですよね。前半のバカさかげんから守るもののためにどんどん強くなる兵庫。男前で今回も惚れました。
前回叫んでいた「てめぇがザコだと思ってる連中の力、見せてやるよ」という決めゼリフを叫ばなくなったところにじゅんさんの年輪を感じました(笑)渋いなぁ。

沙霧はいかにも「子ども」になったなぁと思います。一人生き残れと逃がされて、いっぱいいっぱいで必死に生きてる。赤針斎という名前もその才能に与えられたもので、リーダーシップは多分じっちゃんが取ってたんだろうなぁってのがすんごく伝わってくる。飛んだり跳ねたり拗ねたり、とにかく可愛い沙霧ちゃんでした。彼女で好きなシーンは髑髏城攻めの最中にボコボコにされてる三五を助けに「ばばーん!」とばかりに胸張って出てきてズバズバ人斬るシーン。その後初めて1人敵を倒せてガッツポーズの三五とセットで大好きです(笑)てゆーか今回の髑髏城は三五と沙霧がいい雰囲気に見えたんですが気のせいでしょうか。

捨はもう、あんま語ることないっす。人間的に大きくなって魅力的になったけど男の魅力がちょっと減ったかな?(笑)でもオヤジスキーな私は今回の枯れた色気にメロメロなのでした。OPで見え切るシーン、楽日はなんかもう泣けましたよ。あのOPはもう思い出すだけで目がうるうるします…。

で、今回一番はやっぱり蘭兵衛なんですよ!もう、もうミキたん最高だよ!惚れたよ!男の色気を感じまくったよ!
新宿に帰ってきた蘭は、なんかもう開き直ったかのように「男」なんですよ!声の出し方も新国立は細くて不安定だったのがものすごく低く、張った声に変わってたし。
1幕ラストの「女を捨て、意地を捨て、殿を捨ててまで拾ったこの命。安くはないぞ…天魔王!」の決め台詞は鳥肌立つほどカッコよかった。
2幕の煙管での殺陣はスピードリズム感共にレベルアップ、天魔の媚薬のシーンには悲しさを感じ、そんで蘭の最後のシーン。千秋楽は極楽の叫びも含めてあまりにも切なかった。
「くぅおぉぉぃたゆぅぅぅぅ!!!!」…字面にすると間抜けで申し訳ないのですが、こんな感じで絶叫して刀を振り上げて向かってゆく蘭。動かない蘭に向かってまだ銃弾を打ち込もうとする極楽、そして泣き叫ぶように「もういいんだ!」とそれを止める兵庫。なにか一つでもタイミングがずれていればこうはならなかったろうに…と涙ボロボロでした。そこにやってきた捨の「蘭兵衛すまねぇ、俺はいつも遅すぎる」という一言でまた涙ですよ。
蘭兵衛は蘭丸に戻っても女には戻ってなかったのかな、今回。「女を捨てて殿に忠義を~」って言ってたから、武士として本懐を遂げられなかったことが辛かったんだろうなぁ。守るべきものに守られて生き残ったということにプライドをずたずたにされただろうし。
ラストシーンで天の殿様の髑髏と共に炎に包まれた蘭の花。蘭丸が一番戻りたかった本能寺に戻って、今度こそ天の殿様と一緒に駆けて行ったんだなぁと思うと再び涙。(でもこれDVDには入らないのね…悲しい)

捨の首を切らなきゃいけないことに対しての整合性も通ったし、新感線の髑髏城としてはこれが完成形なんだろうなぁと思います。アオドクロはまた別物になるんだろうし。

なんか色々書きたいことはあるんですが、一度には書ききれなさそうなのでまたおいおい追加していきますです。
とにかく。結論から申し上げますとアカドクロは私の新感線No.1芝居となりました(笑)4回見に行くことにしてホント良かった…。

劇団☆新感線「レッツゴー!忍法帖」2004年02月21日 14:59

@サンシャイン劇場(昼)

今日は17列目のやや上手側。ようやくステージの全容がわかってよかったです。
OPのアニメ、ほんっと力入ってるんですね; なんであんなに無駄に熱い…(褒めてます)
じゅんさん&サダヲさんの日替わりネタコーナーは、単なる牛乳の一気飲み。しかしこれがきっかけでじゅんさんは微妙に腹下しぎみになってしまったらしく、2幕で古田さんに「あんだけ牛乳飲めばそりゃゆるくなるわ!」と突っ込まれてました。(入江さんだったかな?)

カーテンコールでさとみちゃんが一人で出てきて、「ノッてるかー!? まだまだいけるかー!? さ・と・み! さ・と・み!」と散々盛り上げた後に「じゃあいくぜー!!………♪らん らんらららんらんらん♪」と、一人寂しくアカペラで「風の谷のウマシカ」熱唱(笑) 一体なんの×ゲームだったんでしょうか。
その後もう一度キャスト全員集合したのですが、さとみちゃんはみんながはけた後もセンターで一人お辞儀。そのまま緞帳が下りて終了でした。

しかし、2回目見てもやっぱり何も残りません。(褒めて…略)
でもああいうバカやるために金をかける姿勢は大好きです。おぽんちはDVDにしないなどとは言わず、これもとっととDVD化してほしいですね。