Broadway Gala Concert 2005(ソワレ)2005年02月19日 14:09

@東京国際フォーラムホールC

RENTですよRENT!いきなりなんじゃい!ですいませんが、今日一番の感動はRENTなんですよ!
やまもの「♪そうす~べ~ては~ レ~ント!」を聴いた瞬間もう心が赤坂BRITZもしくは芸劇に飛んじゃいましたよ。恥ずかしながらその段階でうるうるしてしまった…。やっぱりね、RENTは特別なんですよ。私の中の再演してほしい舞台No.1の地位を99年から足掛け6年保ってるだけのことはあります。(最近同率1位でサイゴンなんですが)
SOL(SEASONS OF LOVE)だけだとパンフには書いてあったので、「What you own」が流れたときには本当に感涙。大好きなんだよな~。ロジャー役やってたのは渡辺健さんかなぁ。3Fからだったから良く見えなかった。でも頭の斜め上くらいで宇都宮ロジャーの独特な歌声が響いてしまって…(笑)
で、SOLになったらわらわら人が出てきて、必死で望遠鏡のぞいてみたら「……コリンズ(石原慎一)がいる?」何度確かめてもそれっぽい。そうこうしてる間に曲が始まって、女性ソロが始まって、「……この声はジョアンヌ?(坪倉唯子姐さん)」。
なんだとー!曲後のトークで「実は初演・再演のキャストが集まってくれたんです」とやまもが発言し、本当のRENTキャストが集まってたこと発覚。もっとちゃんと見ればよかった~;小西のりゆきさん(サイゴンで顔見てたのでわかった(笑))と坪倉さんと、石原さんと、Ryo-coちゃん・畑中洋一さん・Rikitoさんくらいしかわかんなかった…。しかもこれも微妙に自信ないし。
てゆーかですね、マーク・ジョアンヌ・コリンズが揃ってたら残り代役で「RENT」が聞きたかったな~…なんて。いやSOLでも十分泣けてしまったのですが、やっぱり「これがRENTだ!ロックミュージカルだ!」ってガツンと言わすにはこの曲だと思うですよ。日本版初演の時にこれで頭ぶん殴られたような気持ちになったもん。そこからパンチドランカーのようにRENT HEADSへの道まっしぐらだもんなぁ。
来年は確かBW公演10周年。再演があるなら来年だとひそかに思ってるので、今からそっとRENT貯金だ!RENTにB席はないからね…。
そして山本くん、ロックミュージカルに拘るならSHIROH他新感線ミュージカル出てほしいなぁ。身体能力高いし。やまもと新感線。相容れるようで徹底的に相容れない気がしないでもないけど。上川シローとか似合いそうだけどな。

……あ、RENTの話で終わりそうに。
とりあえず曲別(山本パート抜き)でコメントを。

★一幕
・ニューヨーク・ニューヨーク(全員)
 カンペ見ながら微妙に揃ってない全員合唱(笑)岡さんの衣裳が着物系の扇っぽい模様のジャケットで目が釘付けに。紋付だったから、着物を仕立て直したものなのかもしれません。

・ニューヨーク・ニューヨーク(成瀬こうき)
 初めて拝見した方なんですが、かっこよかった!現役時代が見たくなりました~。歌ってる声は普通なんですが、トークの話し声がかなり低音でびっくり。

・トゥナイト(純名りさ・別所哲也)
 とっても「マリア&トニー」で素直に良かった。純名さんの声は澄んでて綺麗だし、べっしーも声量あって若々しかった。バルジャンのジジイ声よりもこっちのがいいなぁ。

・スィングしなけりゃ意味がない(玉野和紀&タップダンサー)
 初めてこんだけ集団でのタップを生で見ました。迫力あります。1Fで見たらもっと良かったんだろうな。

・ゲッセマネ(岡幸二郎)
 なんとなく「岡さんノリノリ?」って感じに素晴らしい歌声でした。朝10時からリハで歌った甲斐があったのでしょうか。あの大きなホールで迫力ありましたね。客席の拍手も大きかった。

・アンユージュアル・ウェイ(純名りさ)
 去年「やっぱり見たかった舞台」でかなり上位の「ナイン」。こんな感じの曲が入ってるのか~と、いろいろ想像しながら聞かせていただきました。マリアとは違ってちょっと大人のお姉さんの雰囲気な純名さんがまたぐー。

・I still blieve(久野綾希子/島田歌穂)
 先日CSで放送してた歌穂さんのコンサートと同じコンビですね。大人な感じのI still blieveでした。

・アルゼンチンよ泣かないで(香寿たつき)
 タータンさんの声はやっぱりかわいらしいなぁと。今日は服装もかわいらしかったので、違和感なし。男役の時はかなり無理して声出してたのかなぁ。

・すべては薔薇と花開く(鳳蘭)
 出てきた瞬間「うわー、スターだー」と。存在感抜群。こういう曲は似合ってらっしゃるなーと思いました。

★二幕
・オーデション
 どなたも頑張ってらっしゃいましたね。個人的に魚がしからミュージカルスター目指してた彼と、10番の方には頑張ってほしい。

・ショウほど素敵な商売はない(全員)
 これもかんぺ付で。この曲は結構好きだな。でもグリーンのジャケットにスカートみたいなプリーツのワイドパンツの衣裳の岡さんの印象があまりに強すぎます…さすがです岡さん。

・オール・ザット・ジャズ(真琴つばさ)
 立ち位置にたった瞬間に隣のF嬢と顔を見合わせ「トップさんだ…」と思わずつぶやいてしまいました。衣裳も振り付けもなにもかもがカッコよかった…成瀬さんと同じく現役時代が見たい。

・時が来た(岡幸二郎)
 歌は素晴らしかった。でも出てきた瞬間客席が微かにどよめいた黒のスーパーロングコートと、超ロングブーツ(スターブーツのようでした)のインパクトが強すぎます…。さすがです、岡さん。

・もう恋などしない(香寿たつき・鈴木綜馬)
 スタンダードでも有名だったというだけのことはあり、私もなんとなく知ってました。曲の最後でたーたんの手の甲にチュッ。そしてほっぺにチュッっとやってたのですが、どーもこれは綜馬さんのアドリブだったらしく、たーたんの顔が真っ赤になって恥らってました。可愛かった~。そして綜馬さんが満足そうだった~。声質が合ってるのか、いいデュエットだったと思います。

・キャバレー(真矢みき)
 カッコよかったです。でもこの面子の中に入るといかんせん歌が…。うん、でもかっこよかったからいいです。

・ピープル(鳳蘭)
 一幕目の曲のほうが好きだったかも。この並びで鳳さんを入れるなら、斉藤さんのサポートをしてほしかった(笑)

・この家の主(斎藤晴彦)
 何年ぶりに聞いただろう。でもスーツ姿で、たった一人で歌う曲じゃないよなー。レミ組みんなサポートで入ってくれたらよかったのに…とちょっと思いました。無理だけどね。

・Stars(鈴木綜馬)
 初めて聞く綜馬さんジャベ。もともとの声がノーブルな感じなので、私のジャベのイメージとはちょっと違うかなと。この曲を聴く限りは…ですが。綜馬さんの声で司教様のソロが聞いてみたいなぁ。

・On my own(島田歌穂)
CSで見たコンサートよりも声の調子が良さそうで、やはり遠い記憶が蘇ってきました。表情がちゃんとエポちゃんで「ああ、エポニーヌだぁ」って感じなんですよね。5月楽しみだなぁ。

・マリア(別所哲也)
 んー、もうちょい高いキーの曲のほうがはまりそうな気がするべっしー。Tonightの方が合ってた気がします。どーせならいっそ「アメリカン・ドリーム」やってほしかったなー。

・メモリー(久野綾希子)
 初演キャストさんなんでしたっけ?最後の方の感情の入り方が凄かった。

・アプローズ(全員)
 これもかんぺ片手に…でした。岡さん、ここの衣裳だけはノーマルな黒スーツだった(笑)

とにかく、私としては「RENT」な日でした。
あ、ガラコン@青山ではぜひ司会者を変更していただきたい。ミュージカルの知識ない人持ってきちゃダメでしょう、やっぱり。

デモクラシー(千住楽日)2005年02月19日 15:12

@THEATER1010

自宅からこんなに近い場所に劇場ができるなんて!鹿賀さんや市村さんが来るなんて!と喜んだ情報公開日から数ヶ月。初1010に行ってまいりました。
流石新しい劇場なだけあって何もかもがぴかぴか。16列だったのですが、前の座席ときれいに交互になっていて見やすかったです。

さて、舞台。セットはシンプルでしたね。1つのセットで舞台がずっと進行する形。BGMもない台詞だけで状況が進行していく舞台。こういうのは久々だわーと、ちょっと気合い入れて見ました。一度舞台に乗ると、キャストもかなり出ずっぱり率高いです。(芝居に絡んでなくても舞台後方でテーブル囲んで仕事してる設定になってたりとか)

舞台はブラント(鹿賀さん)が首相に選ばれるところから始まります。ストーリー自体はギョーム(市村さん)の回想という形で進行してるのですが、老いたギョームがクレッチマンに対して過去を語る…割には衣裳もメイクも若かりし頃のままなので、その辺がわかりにくいと言われる所以なのかもしれません。

東側のスパイとして送り込まれたギョームがブラントの人柄と抱える孤独に触れ、徐々に惹かれていく様子が市村さんの演技から良く伝わってきました。そして彼にそう思わせるだけの存在感が鹿賀さんにはあって、二人の関係に理屈でなく納得できました。「ヤツを首にする」と何度もいいながらそうしないブラントの心境も伝わってきたし。

パンフレットの対談でも語られていましたが「太陽と月」という関係が非常にしっくりくる、ベストなキャスティングだったんだと思います。やりようによっちゃ他のキャストがいなくても市村ギョームと鹿賀ブラントさえいれば成立する戯曲なんじゃないかなと。
とにかく役者の力量にかかってる「台詞芝居」なので、にそういう意味で劇場的には1010やル・テアトルが限界サイズだと思う。決して青山劇場にかかる演目ではないような気がします。(私的にはこれを青山で見たいと思わない。行く人ごめんなさい。どうせ青山なら円形劇場の方で見たかった)

そんなこんなで実は他キャストさんの印象があまりなかったりします…。近藤さん、今井さん、小林さん、藤木さんまでかな。禅さん楽しみにして行ったんですが、正直あの濃ゆいメンツの中ではまだまだな感じでした。

ラストの方で10人が舞台前方に来るシーンは圧巻。スーツ姿のおっさん10人の芝居!私的にとてもツボです(笑)
最後の最後、ブラントの後ろにそっと立って言う「私はいつまでもブラントの斜め後ろを歩く。彼の影のように」みたいなギョームの台詞が印象的だった。その台詞で幕切れっていうのもインパクトが強かったのかもしれない。
台詞量が膨大すぎて、一度見ただけでは記憶しきれません;ストーリー的にはある意味単純なので理解できるんですけどね。戯曲の力がとてもある作品という印象で、中盤以降はとくにぐいぐい引き込まれました。

印象的だったキャスト別。
市村さん。ちょっと滑舌が…で、語尾が聞き取りづらい台詞が多々。
ただ、その辺は置いておいてもブラントを見つめる視線の変化とか、二人でいるときの距離感の移り変わりとか、一瞬で過去の現実→語り部に変わる演技なんかは流石だなーと思いました。最後に唯一の理解者がいなくなり、孤立してゆくブラントに「私じゃない!私が(情報を)売ったんじゃない!」と叫ぶ姿が悲しかったなぁ。いつの間にか祖国よりもブラントを愛してしまったギョームの切なさが伝わってきました。当たり役だと思います。

鹿賀さん。やっぱり存在感ありますねー。演説をするシーンの説得力があることあること。ブラントで一番好きだったシーンはギョームをスパイと疑い(ほぼ確信で)ながら、休暇を一緒に過ごすシーン。「自分は幾つもの名前を持っていた。君の名前は?」とギョームに問うブラントがなんとも言えず印象的。ブラント的には、あそこでギョームが告白していたらどうしたんだろうか。色々余白を持たせてこちらに想像させてくれる演技だったと思いました。

藤木さん&三浦さん。影の黒幕っぷりが素敵~。政界に潜む魑魅魍魎って感じで悪の華的空気がぷんぷん出てました。見た目がまたダンディなおじさまなのですよ。三浦さんの操られっぷりもツボ。最後に「首相なんか務まりません!いーやーだー!(要約)」と言いつつ、結局首相に祭り上げられてる辺りがまたツボ。

今井さん。ともすれば「アンタなんでそこに立ってんの?」になりかねない役なのに、違和感なく舞台上に存在していて、それだけでも凄いなと。結局ミーシャの正体は明かされなかったのですが、予備知識なかった私は始まってしばらく「実はこいつの正体がミーシャなのでは」と思ってました(笑)

近藤さん。謀略にはまってブラントに首を切られたと寂しげに言っていたホルストさん。それは事実無根だったことを後でも彼は知ることができたんでしょうか。なんとなく気になりました。相変わらずの癒し系。

脳内CPUをフル回転させてしまって、終演後は結構疲れました。この後はフォーラムでガラコンだったので、そっちで癒してもらおうと移動。
自分としてはとても面白かったし、気に入ったのですが、何せどう感想書いたらいいかわからないんですよ。大したこと書けなくて申し訳ない。でもとてもいい舞台でした。