六月大歌舞伎(昼の部) ― 2004年06月20日 15:26
@歌舞伎座
同行者のW嬢と本当に行くのかどうかの最終的な連絡を取りあって、結局GO!ということに。
先日の夜の一幕見がわりとあっさり入れたので「9時くらいに着いたら座れるかな~」とか軽~い気持ちで歌舞伎座へ向かったのですが…甘かった;9時の段階でずらりと人が並んでいて、とっくの昔に座席分の人数は超えてしまい「ここから先の皆様は、<b>3幕全てお立ち見になるとお考え下さい</b>」と言われてしまいました;
一瞬悩んだのも事実ですが、今回の演目は「鏡獅子」以外は名前は知っていてもストーリーはあまり知らない演目だったので凄く楽しみだったし、ここまで来たからには見るしかありません。開演11時、終演予定は15:30。決死の覚悟で場内へ入りました。
・外郎売
アナウンサーが必ず練習させられるアレ…というイメージしかなかったのですが、なるほど。ああいったストーリーだったんですね。背景がとても華やかで楽しめました。松緑さんは歌舞伎座で外郎売をやるのは初めてだそうで、なんか結構ネタにされてる感じでした(笑)しかしあの早口はすごい。他の方のを見たことがないので比較はできませんがすごかった。
もう一つ凄かったのは七之助の顔の小ささ!ラスサム試写会で見たあの小っちゃい顔に鬘が乗るともっと小さくて驚愕。顔の小ささで一瞬にしてわかる七之助さんて一体…。勘九郎さんの息子なのに。遺伝子の神秘だ。
・寺子屋
恥ずかしながらこちらも実はタイトルしか知りませんでした。印象的に面白い話なのかな…?と思っていたらびっくり。とても悲しく切ない物語だったんですね。「身代わりとなってくれと言ったら、笑って首を差しだし…」のくだりではちょっと涙ぐんでしまいました。仁左衛門さんの松王丸とその奥様の玉三郎さんが素晴らしかった。
・口上
全員知ってる俳優さんだ!すげー!…と思いながら聴いてました。左團次さんが結構キツいことを言っていたような…。一人一人が頭を下げる度に、十一代目の肩に一つ一つ重荷が積まれていくような錯覚を、客席のこっちが感じてしまいましたよ。大きな名跡を継ぐというのは大変なことなんだなぁと改めて思う。吉例ということで「睨んで」戴いてちょっと嬉しい。これで今年後半のチケット取りも上手くいくと信じたいです(笑)
・鏡獅子
海老蔵さんの女形が、弥生さんがあんなに美しいとは!……でも綺麗なんだけど「首太っ!」「動きのキレ良すぎ」ということで、女舞いはまだイマイチなのかなぁ、と。玉三郎さんや福助さんのような所作の美しさはなかったです。まあ、あんまり女形もやらないだろうし。
逆に獅子になってからは迫力ありました!隣にいた常連らしきおば様も板を鳴らすたびに大拍手。このおばさまの大向こうのかけかたが粋でカッコ良かったなぁ。毛振りも勢いあったし。あれ、いつも思うんですが首おかしくならないのかなぁ。頭振ってる海老蔵も大変だろうけど、延々とくるくる回ってる蝶の精のおこちゃま二人もさぞや大変だったろうと思います。個人的には助六よりもこっちのが海老蔵さんには合ってる気がしました。
いやしかし、四時間半の立ち見はキツかった;流石に足がパンパンだったので、家に帰って即お風呂です。今やっと落ち着きました。疲れたけど行ってよかった。
昨日のDIVAといい、充実した休日でした。これを心の肥やしにして今週も頑張って働こう…。
同行者のW嬢と本当に行くのかどうかの最終的な連絡を取りあって、結局GO!ということに。
先日の夜の一幕見がわりとあっさり入れたので「9時くらいに着いたら座れるかな~」とか軽~い気持ちで歌舞伎座へ向かったのですが…甘かった;9時の段階でずらりと人が並んでいて、とっくの昔に座席分の人数は超えてしまい「ここから先の皆様は、<b>3幕全てお立ち見になるとお考え下さい</b>」と言われてしまいました;
一瞬悩んだのも事実ですが、今回の演目は「鏡獅子」以外は名前は知っていてもストーリーはあまり知らない演目だったので凄く楽しみだったし、ここまで来たからには見るしかありません。開演11時、終演予定は15:30。決死の覚悟で場内へ入りました。
・外郎売
アナウンサーが必ず練習させられるアレ…というイメージしかなかったのですが、なるほど。ああいったストーリーだったんですね。背景がとても華やかで楽しめました。松緑さんは歌舞伎座で外郎売をやるのは初めてだそうで、なんか結構ネタにされてる感じでした(笑)しかしあの早口はすごい。他の方のを見たことがないので比較はできませんがすごかった。
もう一つ凄かったのは七之助の顔の小ささ!ラスサム試写会で見たあの小っちゃい顔に鬘が乗るともっと小さくて驚愕。顔の小ささで一瞬にしてわかる七之助さんて一体…。勘九郎さんの息子なのに。遺伝子の神秘だ。
・寺子屋
恥ずかしながらこちらも実はタイトルしか知りませんでした。印象的に面白い話なのかな…?と思っていたらびっくり。とても悲しく切ない物語だったんですね。「身代わりとなってくれと言ったら、笑って首を差しだし…」のくだりではちょっと涙ぐんでしまいました。仁左衛門さんの松王丸とその奥様の玉三郎さんが素晴らしかった。
・口上
全員知ってる俳優さんだ!すげー!…と思いながら聴いてました。左團次さんが結構キツいことを言っていたような…。一人一人が頭を下げる度に、十一代目の肩に一つ一つ重荷が積まれていくような錯覚を、客席のこっちが感じてしまいましたよ。大きな名跡を継ぐというのは大変なことなんだなぁと改めて思う。吉例ということで「睨んで」戴いてちょっと嬉しい。これで今年後半のチケット取りも上手くいくと信じたいです(笑)
・鏡獅子
海老蔵さんの女形が、弥生さんがあんなに美しいとは!……でも綺麗なんだけど「首太っ!」「動きのキレ良すぎ」ということで、女舞いはまだイマイチなのかなぁ、と。玉三郎さんや福助さんのような所作の美しさはなかったです。まあ、あんまり女形もやらないだろうし。
逆に獅子になってからは迫力ありました!隣にいた常連らしきおば様も板を鳴らすたびに大拍手。このおばさまの大向こうのかけかたが粋でカッコ良かったなぁ。毛振りも勢いあったし。あれ、いつも思うんですが首おかしくならないのかなぁ。頭振ってる海老蔵も大変だろうけど、延々とくるくる回ってる蝶の精のおこちゃま二人もさぞや大変だったろうと思います。個人的には助六よりもこっちのが海老蔵さんには合ってる気がしました。
いやしかし、四時間半の立ち見はキツかった;流石に足がパンパンだったので、家に帰って即お風呂です。今やっと落ち着きました。疲れたけど行ってよかった。
昨日のDIVAといい、充実した休日でした。これを心の肥やしにして今週も頑張って働こう…。
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