Team-ARAGOTO vol.1「エビ大王」(初日) ― 2005年12月08日 19:00
@青山劇場
CAST:
筧 利夫
サエコ
橋本じゅん
河原雅彦
伊達 暁
佐田真由美
武田義晴
こぐれ修
円城寺あや
佐藤アツヒロ
久々の筧さんの舞台。今年はもう舞台出ないと思っていた矢先だったので単純に嬉しかったです。
ただ、なんというかこう…ストーリーが単純というか、同じ繰り返しで進行していく構成なので部分部分「長いな…」と思う部分がありました。演出の問題だと思うんですけどね。あと戯曲の内容がいかにも韓国で書かれた作品て感じでした。
じゅんさん&河原総代の日直使者&月直使者コンビがいい感じに野放しでよかったです(笑)落とすところは落とし、締めるところは締める。落とすついでに筧さんも落としてマジ笑いさせると。大学時代から知ってるじゅんさんですから、落とすのは朝飯前のようでございました。この二人のコンビだけでもチケット代の1/3くらいは見る価値あったんじゃなかろうか。
心配してたサエコちゃんですが、声がもの凄く籠もって聞こえたのは多分PAのせい。髪型のせいか最初出てきた瞬間「加護ちゃん…?」と思ってしまいました。あの見た目と声のせいで幼さが際立って、後半は切ないことこの上なかった。本当は「おっとう!」とお父さんに抱きついてる方が自然な年齢なんですよね。関係ないですが、彼女が抱いていた「赤子代わりの石像」の顔が松井秀喜に見えて仕方なかった…。
佐田さんは役で得した感じ。でも芯のある少年っぽい声でいい感じでした。この人も憐れな役。ただ、「男子として生きる」わりには女性本能丸出しな後半が解せない。男として生きるといいつつも女性であることを捨てきれなかったってことだと思うんだけど、もうちょっとその辺の心理掘り下げてくれないと「はぁ?」としか思えない。
アツヒロくんなんかは勿体ない使われ方だなーと思った。彼の剣を使った殺陣の型がとても好きなので、その辺は満足。武田さんとの絡みもよかった。
筧さんはですね、もうちょっと大暴れする役だと思ってたので、実はちょっと拍子抜け。最後は絶対アツヒロとのバトルやると思ってました(笑)今回はどっちかっつーと「動」の部分よりも、後半戦のとうとうと長台詞言う「静」の部分に心を動かされました。が、それは「荒事」としてどうなのだろうか。
全般的に舞台上を無駄に人が動いているわりに、継続した躍動感やリズムは伝わってこなかった。舞台の使い方とか凄く勿体なかったと思う。上使ったシーンはF列サイドブロックの私がかろうじて見えたということはD列より前の人は完全に見えないということか。それもどうだろう。全体的にセンターじゃないと伝わらない演出も多すぎたように思います。
歌舞伎で荒事見ると、私みたいに観劇年数が浅くて無知な人間でも(だからこそ?)見せ場で客席全体の熱がぐっと上がるのがわかる。拍手せずにはいられない熱さというか吸引力があって、六法で花道を引っ込む辺りではもうすごいことになる。その熱気が私は大好きなんですが、今回のエビ大王からはそこまでの「熱気」は感じられませんでした(初日現在)。
役者さんは熱演してたと思う。特に「この役者のここが納得行かない」ということは思い浮かばない。と、いうことは演出的なことなんだと思います。客席の温度を知らず知らずに上げるような演出がない。(炎もしょぼかったしなー。何度も使わなくていいのに)
次回行くのは千秋楽なんですが、それまでにどこか変わるのだろうか。もう一回くらい間に見ておくべきか少々悩み中。
CAST:
筧 利夫
サエコ
橋本じゅん
河原雅彦
伊達 暁
佐田真由美
武田義晴
こぐれ修
円城寺あや
佐藤アツヒロ
久々の筧さんの舞台。今年はもう舞台出ないと思っていた矢先だったので単純に嬉しかったです。
ただ、なんというかこう…ストーリーが単純というか、同じ繰り返しで進行していく構成なので部分部分「長いな…」と思う部分がありました。演出の問題だと思うんですけどね。あと戯曲の内容がいかにも韓国で書かれた作品て感じでした。
じゅんさん&河原総代の日直使者&月直使者コンビがいい感じに野放しでよかったです(笑)落とすところは落とし、締めるところは締める。落とすついでに筧さんも落としてマジ笑いさせると。大学時代から知ってるじゅんさんですから、落とすのは朝飯前のようでございました。この二人のコンビだけでもチケット代の1/3くらいは見る価値あったんじゃなかろうか。
心配してたサエコちゃんですが、声がもの凄く籠もって聞こえたのは多分PAのせい。髪型のせいか最初出てきた瞬間「加護ちゃん…?」と思ってしまいました。あの見た目と声のせいで幼さが際立って、後半は切ないことこの上なかった。本当は「おっとう!」とお父さんに抱きついてる方が自然な年齢なんですよね。関係ないですが、彼女が抱いていた「赤子代わりの石像」の顔が松井秀喜に見えて仕方なかった…。
佐田さんは役で得した感じ。でも芯のある少年っぽい声でいい感じでした。この人も憐れな役。ただ、「男子として生きる」わりには女性本能丸出しな後半が解せない。男として生きるといいつつも女性であることを捨てきれなかったってことだと思うんだけど、もうちょっとその辺の心理掘り下げてくれないと「はぁ?」としか思えない。
アツヒロくんなんかは勿体ない使われ方だなーと思った。彼の剣を使った殺陣の型がとても好きなので、その辺は満足。武田さんとの絡みもよかった。
筧さんはですね、もうちょっと大暴れする役だと思ってたので、実はちょっと拍子抜け。最後は絶対アツヒロとのバトルやると思ってました(笑)今回はどっちかっつーと「動」の部分よりも、後半戦のとうとうと長台詞言う「静」の部分に心を動かされました。が、それは「荒事」としてどうなのだろうか。
全般的に舞台上を無駄に人が動いているわりに、継続した躍動感やリズムは伝わってこなかった。舞台の使い方とか凄く勿体なかったと思う。上使ったシーンはF列サイドブロックの私がかろうじて見えたということはD列より前の人は完全に見えないということか。それもどうだろう。全体的にセンターじゃないと伝わらない演出も多すぎたように思います。
歌舞伎で荒事見ると、私みたいに観劇年数が浅くて無知な人間でも(だからこそ?)見せ場で客席全体の熱がぐっと上がるのがわかる。拍手せずにはいられない熱さというか吸引力があって、六法で花道を引っ込む辺りではもうすごいことになる。その熱気が私は大好きなんですが、今回のエビ大王からはそこまでの「熱気」は感じられませんでした(初日現在)。
役者さんは熱演してたと思う。特に「この役者のここが納得行かない」ということは思い浮かばない。と、いうことは演出的なことなんだと思います。客席の温度を知らず知らずに上げるような演出がない。(炎もしょぼかったしなー。何度も使わなくていいのに)
次回行くのは千秋楽なんですが、それまでにどこか変わるのだろうか。もう一回くらい間に見ておくべきか少々悩み中。
宝塚歌劇団月組「JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS」 ― 2005年12月10日 11:00
@東京宝塚劇場
W嬢がチケットを取ってくれたので行ってきました。あさこ(瀬奈じゅん)ちゃんとかなみん(彩乃かなみ)のお披露目公演ですね。
・JAZZYな妖精たち
アイリッシュダンス格好良かったです。あの人数があのスペースできれいに動くのに感動。二階前方サブセンだったので、特にきれいに見えました。でもプロローグ長すぎだと思ったのは私だけではないはず。あのままアイリッシュダンスだけで終わっちゃうかと思いましたよ。
ストーリーとしては面白いと思うんですよね。アイルランドからの移民、成功目前の人、夢を叶えた人、アウトローになった人等々、一緒の船でやってきたのにその後の道は分かれてしまったんだね。でも心のどこかに一緒に来た仲間のことはずっとあったんだよ…と。だけど、どうしてJAZZYで妖精で、挙げ句本当の妖精が出てきちゃうかなぁ。「♪シャノンよ生きろ~」みたいな曲は迫力あって好きでしたが、「僕らと同じだよ!血が白いんだよ!」「白血病!?(ガーン)」ってアレはどうかと思います、やっぱり。
そしてあの強引な大団円。公演中にふと時計見たら12:20くらいだったんですよ。「え?これあと15分とか20分で終わらないだろ?」と思ってたらラスト5分くらいで強引にまとめに入り、いきなり大団円で呆然。エビ大王の纏め方もすごかったけど、こっちも凄かった。聞いた話によると、ムラ公演では最後シャノンが亡くなっていたそうで。そんなどうしようもない終わり方は嫌なので、東宝で見て良かったと心底思いました。
アサコちゃんとかなみんのお二人がいい感じ。アサコちゃんはエリザで特訓したせいか、印象よりも歌がお上手になっていたように思う。センターに居て違和感がない人だなぁと思いました。かなみんは宙で見たときはもっと強いイメージだったんですが、いい感じに寄り添いつつ自立もしてる、みたいな。
個人的にきりやん(霧矢大夢)さららん(月船さらら)コンビがよかった。黒い役のきりやん大好きだ。さららんは惜しいね…本当に惜しい。
月組さんはあまり詳しくないので、メインキャスト+管理職以外あまりわからなかったのが残念。初見で1回のみ観劇だから、脇に気を配ってる余裕がなかったよ。
・REVUE OF DREAMS
プロローグでテーマ曲からもう「来た来た来た!」みたいな。あの80年代テイストな曲はたまりません。そしてアサコちゃんはやっぱりショーのメイクが好きだー!眉毛がつり上がっていてこそ、オラオラオーラが出まくっていてこそだと思うわけです。かなみんも赤のドレスにポニーテールでキリリとしてていいですよー。
「FOREVER DREAM」でアサコちゃんがゆうひくん(大空祐飛)にべったり抱きついていたのは「同期のよしみでこれからもよろしくね!」だったんだろうか。(多分違う) このシーンのさららんが黒くて好きでした。
個人的には砂漠のシーンと、「未来への夢」が好きです。砂漠シーンは気づくとセンターでアサコちゃんがぐるぐる豪快にリフトされていてびっくり。誰がリフトしてたんだろう…素人の為にも是非あそこはパンフに「リフトする砂S」とか書いておいてほしかった。…とか言いながらENAKを見てたら「リフトする砂S」はコシリュウ(越乃リュウ)だったこと判明。そうか…あれがコシリュウか。何故か黒燕尾着たイメージしかないからわからなかったよ。
「未来への夢」は袖から出てるレースびらびらのお衣裳と、かなみんの高音キーの歌がいい感じでした。
後は若手6名くらいの銀橋シーンで最下手にいた子がもの凄く気になった。後でパンフ見ながらスカステでチェックだ!
ロケットボーイの研ルイスくんの「ヘーイ♪」も可愛らしかったです。
周囲のお客さんがあまりヅカ慣れしていないようで、最後に大羽根背負ったアサコちゃんにスポットがバーンと当たった瞬間「うわー」って声があちこちから。なんだかざわざわしてました(笑) いや、私も最初にあの羽根見たときは「凄いのきちゃったよ…」と思ったもんな。
というわけで、とっても楽しかった月組公演でした。あの辺の席いいなぁ。見やすかったわー。
終演後はシャンテのキャトルで「Ernest in Love@花組」のDVDとチケットケース購入。蛇腹になってるので便利。その後コスメ屋さんで色々購入し、「上海湯包小館」で小龍包三昧。幸せな一日でした。
W嬢がチケットを取ってくれたので行ってきました。あさこ(瀬奈じゅん)ちゃんとかなみん(彩乃かなみ)のお披露目公演ですね。
・JAZZYな妖精たち
アイリッシュダンス格好良かったです。あの人数があのスペースできれいに動くのに感動。二階前方サブセンだったので、特にきれいに見えました。でもプロローグ長すぎだと思ったのは私だけではないはず。あのままアイリッシュダンスだけで終わっちゃうかと思いましたよ。
ストーリーとしては面白いと思うんですよね。アイルランドからの移民、成功目前の人、夢を叶えた人、アウトローになった人等々、一緒の船でやってきたのにその後の道は分かれてしまったんだね。でも心のどこかに一緒に来た仲間のことはずっとあったんだよ…と。だけど、どうしてJAZZYで妖精で、挙げ句本当の妖精が出てきちゃうかなぁ。「♪シャノンよ生きろ~」みたいな曲は迫力あって好きでしたが、「僕らと同じだよ!血が白いんだよ!」「白血病!?(ガーン)」ってアレはどうかと思います、やっぱり。
そしてあの強引な大団円。公演中にふと時計見たら12:20くらいだったんですよ。「え?これあと15分とか20分で終わらないだろ?」と思ってたらラスト5分くらいで強引にまとめに入り、いきなり大団円で呆然。エビ大王の纏め方もすごかったけど、こっちも凄かった。聞いた話によると、ムラ公演では最後シャノンが亡くなっていたそうで。そんなどうしようもない終わり方は嫌なので、東宝で見て良かったと心底思いました。
アサコちゃんとかなみんのお二人がいい感じ。アサコちゃんはエリザで特訓したせいか、印象よりも歌がお上手になっていたように思う。センターに居て違和感がない人だなぁと思いました。かなみんは宙で見たときはもっと強いイメージだったんですが、いい感じに寄り添いつつ自立もしてる、みたいな。
個人的にきりやん(霧矢大夢)さららん(月船さらら)コンビがよかった。黒い役のきりやん大好きだ。さららんは惜しいね…本当に惜しい。
月組さんはあまり詳しくないので、メインキャスト+管理職以外あまりわからなかったのが残念。初見で1回のみ観劇だから、脇に気を配ってる余裕がなかったよ。
・REVUE OF DREAMS
プロローグでテーマ曲からもう「来た来た来た!」みたいな。あの80年代テイストな曲はたまりません。そしてアサコちゃんはやっぱりショーのメイクが好きだー!眉毛がつり上がっていてこそ、オラオラオーラが出まくっていてこそだと思うわけです。かなみんも赤のドレスにポニーテールでキリリとしてていいですよー。
「FOREVER DREAM」でアサコちゃんがゆうひくん(大空祐飛)にべったり抱きついていたのは「同期のよしみでこれからもよろしくね!」だったんだろうか。(多分違う) このシーンのさららんが黒くて好きでした。
個人的には砂漠のシーンと、「未来への夢」が好きです。砂漠シーンは気づくとセンターでアサコちゃんがぐるぐる豪快にリフトされていてびっくり。誰がリフトしてたんだろう…素人の為にも是非あそこはパンフに「リフトする砂S」とか書いておいてほしかった。…とか言いながらENAKを見てたら「リフトする砂S」はコシリュウ(越乃リュウ)だったこと判明。そうか…あれがコシリュウか。何故か黒燕尾着たイメージしかないからわからなかったよ。
「未来への夢」は袖から出てるレースびらびらのお衣裳と、かなみんの高音キーの歌がいい感じでした。
後は若手6名くらいの銀橋シーンで最下手にいた子がもの凄く気になった。後でパンフ見ながらスカステでチェックだ!
ロケットボーイの研ルイスくんの「ヘーイ♪」も可愛らしかったです。
周囲のお客さんがあまりヅカ慣れしていないようで、最後に大羽根背負ったアサコちゃんにスポットがバーンと当たった瞬間「うわー」って声があちこちから。なんだかざわざわしてました(笑) いや、私も最初にあの羽根見たときは「凄いのきちゃったよ…」と思ったもんな。
というわけで、とっても楽しかった月組公演でした。あの辺の席いいなぁ。見やすかったわー。
終演後はシャンテのキャトルで「Ernest in Love@花組」のDVDとチケットケース購入。蛇腹になってるので便利。その後コスメ屋さんで色々購入し、「上海湯包小館」で小龍包三昧。幸せな一日でした。
NTT東日本「瀬奈じゅんスペシャルトークショー」 ― 2005年12月16日 19:00
@ヤクルトホール
というわけで、行って参りました。
席は事前の抽選で決まっていたのですが、行ってみたらかなり前方中央。
F嬢と何故かびくびくしながら場内へ。
司会のおばさまの突っ込みが激しくて楽しかったです。
日が経ってしまったのであまり覚えてなかったりするのですがポイントを。
・お衣裳は「アーネスト風ですね」(by司会のおばさま)
・アーネスト風ジャケットにコサージュ、白のシャツ、ジーンズにドルガバとおぼしきベルトでした
・男性ファンがあまりいないので獲得したい(結構切実そうな顔で)
・今回のショーの客席降りする辺りは男性客が多く、目を逸らされることが多い。「でもそこをこう(指先で顎をクイっと向けさせる仕草)して、目は合わせて貰います」
・クリスマスは月組生みんなでプレゼント交換をする。去年のお題は「コンビニで売っている1000円以内の物」。今年は既に誰に渡すか抽選で決まっているそうで「(相手が誰か)言っちゃうと罰金なんです。今年は2005年にちなんで、2005円以内の物」。真剣に相手に似合う物を買うか、ウケを狙うかは思案中だそうです
・羽根の重さには慣れたそうです。胸の部分をおんぶ紐みたいなもので結んでフィットさせているので、30kg(お披露目用ということで豪華で重いらしい)もあるようには感じないとのこと
・が、銀橋終わりで方向転換するときに空気抵抗があるそうで「(組子に羽根が)当たってるんだろうな…ごめんね」
・リフトに関して、女役男役どちらでもリフトされてますがどっちが大変?に対し「男役は多少形が崩れても「豪快」でごまかせるけど、女役はきれいに優雅にキープしなきゃいけないので、そちらのが大変だと思います」
・リフトしてる越乃リュウ氏に「「大丈夫!」と言ってるけど、本当は大変だと思います。学年があまり離れすぎると向こうも意見を言えなかったりすると思うので、ちょうどいい学年差だったのかも。かなり打ち合わせをしました」
・お芝居に関しては「お稽古中から気づくと5人(瀬奈・彩乃・霧矢・大空・月船)で集まっていて、食事もその5人で円になって食べることが多かった。特にそうしようとしたわけではなく、自然とそうなっていた。その辺の空気が出ているといいですね」
・その中では仕切る方ですか?「仕切るのは大抵霧矢で、私はそれについて行ってます」
・妖精は信じてましたか?「小学校中学年くらいには「わー!サンタさんだー!」と言いながら心の中でお父さんお母さんありがとう…と(笑)でも今回の作品に当たって色々妖精関係の映画のビデオを見たりして、「信じようとする純粋さ」はちょっと取り戻せた気がします」
・男役としてのこだわりは?「男役女役関係なく、心を伝えていくことを大事にしています」
・男役としてビジュアル面は大事ですが、その辺のこだわりは?「着こなしです」
・NTTフレッツのキャンペーンガールをやってみていかがですか?「モーニング娘。みたいに「フレーッツ!」(と可愛くポーズ)だったらどうしようかと思ったのですが、お衣裳もメンズを持ってきていただいて、男役のままでよいということだったので安心してできました」
最後は抽選会。3ショット写真だったり、サイン入りポスターだったり。そんななかで「メッセージ入り目覚まし」というお約束の品が…(笑)
F嬢と「やっぱ「起きろオラァ!」って男役声で…だよね」とひそひそ話していたら、案の定「起きろー!」とリクエストされてました。結局「●●(名前)!起きろー!遅れるぞー!」と男らしく叫ぶアサコちゃん。場内からは拍手が…(笑)
ジェンヌさんの舞台以外の姿を生で拝見するのは初めてだったんですが、生のアサコちゃんはとてもとても可愛らしく、時に男前で、好感度の高い方でした。
クリスマスまで東京公演続きますが、怪我なく元気で楽日を迎えてほしいものです。
というわけで、行って参りました。
席は事前の抽選で決まっていたのですが、行ってみたらかなり前方中央。
F嬢と何故かびくびくしながら場内へ。
司会のおばさまの突っ込みが激しくて楽しかったです。
日が経ってしまったのであまり覚えてなかったりするのですがポイントを。
・お衣裳は「アーネスト風ですね」(by司会のおばさま)
・アーネスト風ジャケットにコサージュ、白のシャツ、ジーンズにドルガバとおぼしきベルトでした
・男性ファンがあまりいないので獲得したい(結構切実そうな顔で)
・今回のショーの客席降りする辺りは男性客が多く、目を逸らされることが多い。「でもそこをこう(指先で顎をクイっと向けさせる仕草)して、目は合わせて貰います」
・クリスマスは月組生みんなでプレゼント交換をする。去年のお題は「コンビニで売っている1000円以内の物」。今年は既に誰に渡すか抽選で決まっているそうで「(相手が誰か)言っちゃうと罰金なんです。今年は2005年にちなんで、2005円以内の物」。真剣に相手に似合う物を買うか、ウケを狙うかは思案中だそうです
・羽根の重さには慣れたそうです。胸の部分をおんぶ紐みたいなもので結んでフィットさせているので、30kg(お披露目用ということで豪華で重いらしい)もあるようには感じないとのこと
・が、銀橋終わりで方向転換するときに空気抵抗があるそうで「(組子に羽根が)当たってるんだろうな…ごめんね」
・リフトに関して、女役男役どちらでもリフトされてますがどっちが大変?に対し「男役は多少形が崩れても「豪快」でごまかせるけど、女役はきれいに優雅にキープしなきゃいけないので、そちらのが大変だと思います」
・リフトしてる越乃リュウ氏に「「大丈夫!」と言ってるけど、本当は大変だと思います。学年があまり離れすぎると向こうも意見を言えなかったりすると思うので、ちょうどいい学年差だったのかも。かなり打ち合わせをしました」
・お芝居に関しては「お稽古中から気づくと5人(瀬奈・彩乃・霧矢・大空・月船)で集まっていて、食事もその5人で円になって食べることが多かった。特にそうしようとしたわけではなく、自然とそうなっていた。その辺の空気が出ているといいですね」
・その中では仕切る方ですか?「仕切るのは大抵霧矢で、私はそれについて行ってます」
・妖精は信じてましたか?「小学校中学年くらいには「わー!サンタさんだー!」と言いながら心の中でお父さんお母さんありがとう…と(笑)でも今回の作品に当たって色々妖精関係の映画のビデオを見たりして、「信じようとする純粋さ」はちょっと取り戻せた気がします」
・男役としてのこだわりは?「男役女役関係なく、心を伝えていくことを大事にしています」
・男役としてビジュアル面は大事ですが、その辺のこだわりは?「着こなしです」
・NTTフレッツのキャンペーンガールをやってみていかがですか?「モーニング娘。みたいに「フレーッツ!」(と可愛くポーズ)だったらどうしようかと思ったのですが、お衣裳もメンズを持ってきていただいて、男役のままでよいということだったので安心してできました」
最後は抽選会。3ショット写真だったり、サイン入りポスターだったり。そんななかで「メッセージ入り目覚まし」というお約束の品が…(笑)
F嬢と「やっぱ「起きろオラァ!」って男役声で…だよね」とひそひそ話していたら、案の定「起きろー!」とリクエストされてました。結局「●●(名前)!起きろー!遅れるぞー!」と男らしく叫ぶアサコちゃん。場内からは拍手が…(笑)
ジェンヌさんの舞台以外の姿を生で拝見するのは初めてだったんですが、生のアサコちゃんはとてもとても可愛らしく、時に男前で、好感度の高い方でした。
クリスマスまで東京公演続きますが、怪我なく元気で楽日を迎えてほしいものです。
Team-ARAGOTO vol.1「エビ大王」(千秋楽) ― 2005年12月23日 15:00

CAST:
筧 利夫
サエコ
橋本じゅん
河原雅彦
伊達 暁
佐田真由美
武田義晴
こぐれ修
円城寺あや
佐藤アツヒロ
美容院で髪をカット&カラーしてもらっていたら時間ギリギリになり、ひーひー言いつつ表参道からダッシュ。どうにか間に合いました。
で、XB列を探しながら通路を前に進んだら…あらら、最前列センターですよ!同行のW嬢と共に何故か焦って苦笑い。
というわけで開演です。
えー、実は前回敢えて脚本には触れなかったのですが、この脚本がとても嫌いでした。初回は見終わってとても不愉快で、「なんで高い金払ってお芝居見に行って不愉快になって帰って来なきゃいけないんだろう」と悲しい気持ちになったものです。徹底した女性蔑視の脚本…なんてのは別にこれだけじゃなくて歌舞伎なんかでもいっぱいあるわけで、じゃあ何が原因なんだろうとずっと思ってたんですけど、2回目観た結論としては「やっぱ演出か」と。
2度目は観てても全く不愉快じゃなかったんですよ。なんでかというと、どこでどんな演出が起こるかわかるから。どんな場面転換が起こるかわかるから。つまり、前回は台詞と台詞の間の演出があまりに「???」で、「え?フォローなし?」とか「え?そこで転換しちゃうの?」とか思いながら観てたのが、不愉快というか不完全燃焼だったのかなと。
えー、わかりやすくいえば「慣れた」のか、今回はそこそこ楽しんで観られました。何せ最前列。日天月天コンビに笑わされまくりました。パリテギちゃんに「楽しいこと」を思い出させるシーンでは河原総代がじゅんさんのヅラを完全に取ってしまい、またそれを適当に被せるもんだからもうおかしくておかしくて。サエコちゃんも落ちてましたが、瞬時に立て直したのは偉い。
対照的に筧さんは落ちてましたねー。「客席に向かって投げキスを!今日は逃がしません!」とか言われて、顔を隠したまま無茶な投げキスをしてました。
お芝居相対的には前回よりも役者の気合いが感じられて良かったです。ただ、気合い入りすぎた筧さんはラストの長台詞で珍しく涙されていて、涙してるのはいいんですが鼻から長さ約15cmに渡る鼻水がずっと垂れたままでしてね…(苦笑)
いやもう、いっそ苦悩してる最中に後ろ向いてパリテギの産着(手に持ってる)で拭いちゃえよ!とか思ったんですが、お芝居に入り込んでいる筧さんにとっては鼻水なんかどうでもいいことだったようで最後の最後、首切られるまでそのままでした。いやもう、観てるこっちはたまりません。台詞言うたびに息で鼻水がプラプラするんですよ。挙げ句パリテギちゃん抱きしめたら彼女の肩にべったりと鼻水が…!
最前列故の悲劇です。ラストシーン、最後まで笑い堪えるのに必死でしたよ。
カーテンコールでのサエコちゃんの涙に心打たれてしまいました。そうよね、初舞台ってのは一生に一回だものね…。
最後は筧さんが挨拶しつつ、千秋楽ということで「エビ大王」にちなんで「かっぱえびせん(出演者のサイン入)」を投げてくれました。頭の上を飛び越えていくえびせんをぼーっと見ていたら、ステージから伊達さんが手渡してくれました。なんていい人なんだ!と感動していたらサエコちゃんと目が合い、必死に持ってるよ!とアピールしたにも関わらずこれまた手渡し。最後にサエコちゃんの足下に一個だけ残っているのをジェスチャーで指摘したら、またもや膝の上にポンと投げてくれて、3つも…。
今回数が500ということで、3つももらうのは心苦しかったので誰のサインか見た上で(ごめんなさい)二つは場内に居て一つも貰えなかった友人にあげました。
で、一つ残したやつが頭にあるやつです。なんと!じゅんさんのサインでした。うわーいうわーい♪残りの二つはアンサンブルさんのサインとおぼしきものだったのですが、そこは取った人間の優先権として許せ、友人。
帰りはお気に入りのパスタ屋さんでご飯。幸せでございました。
何が幸せってじゅんさんのサイン入えびせんが(笑) 賞味期限までには食べて、中をきれいにして保存しよーっと!
筧 利夫
サエコ
橋本じゅん
河原雅彦
伊達 暁
佐田真由美
武田義晴
こぐれ修
円城寺あや
佐藤アツヒロ
美容院で髪をカット&カラーしてもらっていたら時間ギリギリになり、ひーひー言いつつ表参道からダッシュ。どうにか間に合いました。
で、XB列を探しながら通路を前に進んだら…あらら、最前列センターですよ!同行のW嬢と共に何故か焦って苦笑い。
というわけで開演です。
えー、実は前回敢えて脚本には触れなかったのですが、この脚本がとても嫌いでした。初回は見終わってとても不愉快で、「なんで高い金払ってお芝居見に行って不愉快になって帰って来なきゃいけないんだろう」と悲しい気持ちになったものです。徹底した女性蔑視の脚本…なんてのは別にこれだけじゃなくて歌舞伎なんかでもいっぱいあるわけで、じゃあ何が原因なんだろうとずっと思ってたんですけど、2回目観た結論としては「やっぱ演出か」と。
2度目は観てても全く不愉快じゃなかったんですよ。なんでかというと、どこでどんな演出が起こるかわかるから。どんな場面転換が起こるかわかるから。つまり、前回は台詞と台詞の間の演出があまりに「???」で、「え?フォローなし?」とか「え?そこで転換しちゃうの?」とか思いながら観てたのが、不愉快というか不完全燃焼だったのかなと。
えー、わかりやすくいえば「慣れた」のか、今回はそこそこ楽しんで観られました。何せ最前列。日天月天コンビに笑わされまくりました。パリテギちゃんに「楽しいこと」を思い出させるシーンでは河原総代がじゅんさんのヅラを完全に取ってしまい、またそれを適当に被せるもんだからもうおかしくておかしくて。サエコちゃんも落ちてましたが、瞬時に立て直したのは偉い。
対照的に筧さんは落ちてましたねー。「客席に向かって投げキスを!今日は逃がしません!」とか言われて、顔を隠したまま無茶な投げキスをしてました。
お芝居相対的には前回よりも役者の気合いが感じられて良かったです。ただ、気合い入りすぎた筧さんはラストの長台詞で珍しく涙されていて、涙してるのはいいんですが鼻から長さ約15cmに渡る鼻水がずっと垂れたままでしてね…(苦笑)
いやもう、いっそ苦悩してる最中に後ろ向いてパリテギの産着(手に持ってる)で拭いちゃえよ!とか思ったんですが、お芝居に入り込んでいる筧さんにとっては鼻水なんかどうでもいいことだったようで最後の最後、首切られるまでそのままでした。いやもう、観てるこっちはたまりません。台詞言うたびに息で鼻水がプラプラするんですよ。挙げ句パリテギちゃん抱きしめたら彼女の肩にべったりと鼻水が…!
最前列故の悲劇です。ラストシーン、最後まで笑い堪えるのに必死でしたよ。
カーテンコールでのサエコちゃんの涙に心打たれてしまいました。そうよね、初舞台ってのは一生に一回だものね…。
最後は筧さんが挨拶しつつ、千秋楽ということで「エビ大王」にちなんで「かっぱえびせん(出演者のサイン入)」を投げてくれました。頭の上を飛び越えていくえびせんをぼーっと見ていたら、ステージから伊達さんが手渡してくれました。なんていい人なんだ!と感動していたらサエコちゃんと目が合い、必死に持ってるよ!とアピールしたにも関わらずこれまた手渡し。最後にサエコちゃんの足下に一個だけ残っているのをジェスチャーで指摘したら、またもや膝の上にポンと投げてくれて、3つも…。
今回数が500ということで、3つももらうのは心苦しかったので誰のサインか見た上で(ごめんなさい)二つは場内に居て一つも貰えなかった友人にあげました。
で、一つ残したやつが頭にあるやつです。なんと!じゅんさんのサインでした。うわーいうわーい♪残りの二つはアンサンブルさんのサインとおぼしきものだったのですが、そこは取った人間の優先権として許せ、友人。
帰りはお気に入りのパスタ屋さんでご飯。幸せでございました。
何が幸せってじゅんさんのサイン入えびせんが(笑) 賞味期限までには食べて、中をきれいにして保存しよーっと!
スーパー喜劇「狸御殿」(昼の部) ― 2005年12月24日 11:00
@新橋演舞場
笑い転げた約4時間でした。やっぱり直美さんはすげぇなぁと思いつつ、今日一番すげぇ!と思ったのは直美さんを落とした笑也さん(笑)知らなかった、おもだか一座の皆さんてもの凄くコメディアンやれるんだ。
狸御殿というお話自体初めて見たのですが、多分ストーリーの主軸はオーソドックスな悲恋物、なんですかね?ちょっとロミジュリ入った。それを思いっきりコメディに、「スーパー喜劇」にアレンジしていて、まぁとにかく面白い。
きぬた姫の直美さんは時に大阪のおばちゃんで、時に可愛らしいお姫様で大変魅力的でした。宙乗りがメリーポピンズ風でかわゆい。右近さんとのデュエットにはびっくり。右近さん、ちょっと演歌入ってて音取れてない気もしましたが美声でした~。
織部の右近さんは白馬(歌舞伎馬です、念のため)で登場。ひたすら二枚目。ちょっと天然は入ってますが二枚目です。ぼんぼん育ちの傲慢さとか、そういう部分がきぬたと出会って削がれていくのがいい感じ。最後春猿さんとくっついたのにはびっくりしましたが。
その春猿さん、女優陣にまじってもあまり違和感がない恐ろしさ。相変わらず可憐で、直美さんに落とされて耳まで赤くなってるのもまた役柄に合っててよし。まったくもって可憐。
藤間紫さん、ド迫力ですごかったです。九尾の狐に憑かれてからと、本来の人格の演じ分けがまたすごかった。
笑也さん。白虎様の役だったのですが、直美さんとのアドリブ合戦で美川さんから「フォー!」まで披露されて…大丈夫なんでしょうか。あの白虎のお衣裳が良く似合っていて、黙って立ってれば奇麗なのになぁと(笑) でもここのシーンは一番笑わせていただきました。
猿弥さんは芸達者だなぁ、と。きぬたに対する恋心やら、ちょっとした動きのキレや、その逆のまぬけな動きやらが本当に上手い。最後はちょっと報われて良かったね…みたいな。
所々「えええっ!?」というシーンもありましたが、まあ歌舞伎テイストと思えばそれもいいのかなということで納得。
とにかく本当に楽しくて、もっと早い時期に見て、もう一公演くらい追加すればよかったと後悔しきりの帰り道でした。
笑い転げた約4時間でした。やっぱり直美さんはすげぇなぁと思いつつ、今日一番すげぇ!と思ったのは直美さんを落とした笑也さん(笑)知らなかった、おもだか一座の皆さんてもの凄くコメディアンやれるんだ。
狸御殿というお話自体初めて見たのですが、多分ストーリーの主軸はオーソドックスな悲恋物、なんですかね?ちょっとロミジュリ入った。それを思いっきりコメディに、「スーパー喜劇」にアレンジしていて、まぁとにかく面白い。
きぬた姫の直美さんは時に大阪のおばちゃんで、時に可愛らしいお姫様で大変魅力的でした。宙乗りがメリーポピンズ風でかわゆい。右近さんとのデュエットにはびっくり。右近さん、ちょっと演歌入ってて音取れてない気もしましたが美声でした~。
織部の右近さんは白馬(歌舞伎馬です、念のため)で登場。ひたすら二枚目。ちょっと天然は入ってますが二枚目です。ぼんぼん育ちの傲慢さとか、そういう部分がきぬたと出会って削がれていくのがいい感じ。最後春猿さんとくっついたのにはびっくりしましたが。
その春猿さん、女優陣にまじってもあまり違和感がない恐ろしさ。相変わらず可憐で、直美さんに落とされて耳まで赤くなってるのもまた役柄に合っててよし。まったくもって可憐。
藤間紫さん、ド迫力ですごかったです。九尾の狐に憑かれてからと、本来の人格の演じ分けがまたすごかった。
笑也さん。白虎様の役だったのですが、直美さんとのアドリブ合戦で美川さんから「フォー!」まで披露されて…大丈夫なんでしょうか。あの白虎のお衣裳が良く似合っていて、黙って立ってれば奇麗なのになぁと(笑) でもここのシーンは一番笑わせていただきました。
猿弥さんは芸達者だなぁ、と。きぬたに対する恋心やら、ちょっとした動きのキレや、その逆のまぬけな動きやらが本当に上手い。最後はちょっと報われて良かったね…みたいな。
所々「えええっ!?」というシーンもありましたが、まあ歌舞伎テイストと思えばそれもいいのかなということで納得。
とにかく本当に楽しくて、もっと早い時期に見て、もう一公演くらい追加すればよかったと後悔しきりの帰り道でした。
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