東宝ミュージカル「エリザベート」(千秋楽)2004年12月12日 13:57

朝の某ホテル前
↑のんびりの合間に部屋の窓から撮った9:53段階の某ホテル前

@梅田コマ劇場

CAST(Wキャストのみ)
トート   :山口祐一郎
フランツ  :鈴木綜馬
ルドルフ  :浦井健治
エルマー  :藤本隆宏
チビルド  :苫篠和馬

レイトチェックアウトにして貰ってたので、開演ギリギリまでホテルにいることができました。9時半くらいに起きて、ご飯食べて、シャワー浴びて、のんびりモード。
ふと窓の外を見ると…(写真参照)
すごいですね~。携帯のズームギリギリで撮ったのでアレですが。ちなみに前日夜はこの何倍もいました。
会場前は大楽に入れなかった人々であふれてて凄いです。

実は今年のエリザで一番いい席が大楽でした。5列目ドセンター。斜め前にはクンツェ&リーヴァイ、後ろに小池先生、その後ろにチビルドくんという、まるで関係者席のど真ん中。びっくりです。

開演すると初っぱなの「我ら息絶えし者ども」から気合いが違う!席のせいもあるけど、それだけじゃないであろう気迫がステージから迫ってきて凄い凄い!
山口トートは最後のダンスで「♪お~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~れぇぇさぁ~~~~~」と15秒ぐらいロングトーンしてるし、千秋楽ムード満載です。(でもこれ、長すぎるのとトートの表情が再び地雷で大変でした)
それに感化されてか、高嶋ルキーニまで「♪トート閣下は ご機嫌なな~~~~~~~~~~~めだよっ」と、ロングトーンで対抗してみたり(笑)高嶋さんは「今までの役者人生で、初めて「千秋楽」ということを意識して演技しました」ってカテコで言ってたのですが、それがこういうことなんでしょう。
キッチュで投げたサイン入り絵はがき、一枚は隣の人の膝の上にぽとんと落ちてました。隣の人狂喜乱舞(笑)サイゴンの花みたいに醜い取り合いにならず良かった。おめでとう!

一曲やるごとに拍手がものすごい。何回ショーストップになっただろう。3年ぶりの再演で、一年通した公演の千秋楽だから客席も熱い!
そして目の前にいるクンツェ&リーヴァイが気になって、曲の終わりでちらりと見たりしてたのですが、どの曲でもとても嬉しそうに、特にリーヴァイは顔を真っ赤にして興奮気味に拍手してました。

最後「悪夢」のシーンでナイフを持つ山口トート。その動きが特徴的で(パラパラちっく?)またおかしい。歌とのギャップがたまりません。

そして最後「愛のテーマ」の部分。一路さんが感極まってしまったのか、その目に涙が…。綺麗だったな、本当に。最後のトートの抱擁も優しくて、それは役柄的にどうなんだろうと普段なら思うんですが、たった一人で過酷な公演を1年乗り切った一路シシィへのご褒美のように見えて感動。
とにかくあまり多くを語れないくらい素晴らしい公演でした。

終演後は治田氏の司会でカーテンコール。「前回の博多座千秋楽ではカーテンコールが45分!」……なんですと!?と思わず時計を見る私とW嬢。その段階で15:15。飛行機は17:30フライトなんだよー!
でもせっかく梅田まで来て途中で帰るのは悔しいので、バスは諦めて空港までタクシーで行く決意をする。

アンサンブルさんの紹介から始まってトートダンサーでは、
治田:「実はトート閣下は副業でホスト倶楽部を経営してるんです!」
始まったのはトートダンサーによる「トート閣下の館」。「♪梅田イチの美男揃いさ トート閣下のコレクショ~ン」だって。職業病では「グキッ」って効果音が入ってみんな腰を押さえてました(笑)いや、ものすごい物を見せて貰いましたよ。

初風ゾフィー様はにこやかにご挨拶された後に厳しい表情でグリュンネ治田氏を扇子で呼びつけ、「綺麗な女ならここにもいます!」とにらみつけて退場。治田氏、思わずヘナヘナとステージに正座。

綜馬さんは背中にビニテで「またね。」と書いて登場。後ろを向くたびにそれが見えておかしいのなんの。挨拶では禅さんも登場。退場するときに右足首に仕込んであった鉢巻きで二人の足首を結び、二人三脚で退場されました。わざとらしくコケて叱咤し合うという小芝居付きで(笑)

山口氏はステージを下手から上手へ横断してそのまま袖へ。慌てる治田氏に「挨拶しなさい!」と怒られて、「生まれて28年間(場内爆笑)で一番いい日でした」。表情が可愛らしくてですね、ああ癒される。

全員に迎えられた一路さんは声を詰まらせながらご挨拶。最後はクンツェ&リーヴァイと小池氏がステージに上がり、全員で挨拶。
「世界で一番のエリザベートだった。自分が原作なことを忘れ、東宝エリザベートのファンになった」との言葉に感慨深そうな皆様。ほんっとうにお二人が嬉しそうだったんですよ。素晴らしいキャストに、それぞれ独自の道を究めた素晴らしい二人のトート。そして多分、制作者としては熱狂的な観客の勢いも嬉しかった要因じゃないかな。

全部が終了して会場を飛び出した段階で16:15。出待ちの人混みをかき分けてダッシュして、梅コマ裏のホテルでタクシーをつかまえて伊丹空港へ。
16:50くらいには到着できたので、食べたかった蓬莱551の豚まんをお土産に買って機内へ乗り込んでほっと一息。
と、前の方から「お疲れ様でした~v」という黄色い声が。「なんだ~?」と思って顔を上げたら、真横を綜馬陛下が歩いて行きました。えええええ~;
観客だった私たちがあのタイミングだったのにこの便に乗ってるってことは、多分終演後衣裳脱いでヅラ外して、そのままニットキャップ被って(すっぽり被ってらっしゃいました)タクシーの中でメイク落とした口かしら…。大変だなぁ。綜馬さん・山口さん・村井さんは15日からのレミコン出るんだもんね。中二日。多分明日からもうお稽古なんでしょう。お疲れ様です。

そんなこんなな大阪二日間。いいステージを見せて頂いて幸せでした。とにかく感謝。高嶋さんがうっすらと匂わせた来年公演でまたお会いできるのが楽しみです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://showcase.asablo.jp/blog/2005/08/25/54409/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。