宝塚歌劇団花組「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」2005年06月25日 15:24

Y嬢の家から移動して、宝塚劇場へ。
今現在で今回の花組を見るのはこれ一回きり。樹里ちゃんの最後の階段降りを目に焼き付けてこようと気合いを入れて観劇。

・マラケシュ・紅の墓標
基本的には好きな系統。音楽が凄く好きだ。
ただストーリー的にはなんだかな、と。リュドヴィーク(春野寿美礼)とオリガ(ふづき美世)とクリフォード(彩吹真央)とイヴェット(遠野あすか)とぎゅんたー(蘭寿とむ)の過去が、それぞれ同時期のパリで交錯して結果的にそれが悲劇に繋がるというのはまあベタでも納得なんですが、じゃあレオン(樹里咲穂)の役所はなんだったのかと。
白人とベルベル人の混血で、最後はどちらからも信用されずに死んでくあの役になんの意味があったんだろう。人生考え直してパリでやり直そうとするリュドヴィークとの対比の為だけに出てきたとしか思えないんだよなぁ。いなくてもストーリー進行するんだもの。見た目は格好良かったんだけどさ。
私的に印象に残ったのはプライド高いイヴェットを上手く演じていた遠野あすかと、回想シーンの「♪素晴らしいわ~」という歌声がめっちゃ怖かったオリガのお母さん。それから「蛇」の鈴懸三由岐さんでした。
どーでもいいけど樹里ちゃん登場時の曲はえらく難曲そうでした。

・エンター・ザ・レビュー
OPに電飾の階段がば~っとできあがってくところが綺麗だなぁと。「♪夢を見れば~」って曲も印象に残ります。花は3番手まで歌えるし、樹里ちゃんも当然素晴らしいので聴き応えがあるショーでした。
樹里ちゃんは登場時に既に目がうるっと来たのですが、直後に現れたオサちゃん(春野寿美礼)の女装に涙も引っ込みました。あれは…凄いとしか言いようが…。妙にオカマちっくに演じてらしたのは素なのか演出なのか。
で、呆然としてたら目の前をピエロの樹里ちゃんが「♪オレコメディアン オレパリジャン」と通り過ぎて我に返りました。あの曲好きです。樹里ちゃんはその後の猛獣使いも良かったし、銀橋でのオサちゃんとの歌合戦やオサちゃんとのデュエットも良かったし見所満載でした。
それ以外で印象的だったのは蘭寿とむさんのロケットかなぁ。舞夢の時もロケットやってたような気がするけど、専門職なのだろうか。あとはっち組長(夏美よう)さんの黒燕尾がえらい格好良くて惚れてしまった。
エトワールはですね、見た瞬間涙ダーッと出てきて自分でびっくりですよ…。白で羽根で大階段でエトワール。要素は揃ってるんですけどね。そんなに好きだったか自分、と改めて思ってしまいました。

端の方でしたが前方だったので、しっかり見ることができて良かったです。
これで後は日生だけか。寂しいなぁ。

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