六月大歌舞伎(昼の部)2005年06月19日 15:36

久々の歌舞伎。ここから何故か3週連続歌舞伎です。
今月は襲名祭も終わって場内も落ち着いた雰囲気。
いつもの歌舞伎座だなーって感じでした。

・信州川中島合戦
梅玉さん以外の出演者の台詞が何を言ってるかわからず、ちょっと退屈だったりしました…。
秀太郎さん扮する越路の卓袱台返し(違。膳返し)にびっくりしつつ、最後の見せ場で「おお」と思ったりしつつ。

・素襖落
吉右衛門さんと富十郎さんのかけあいが可笑しかった。とりあえず「酔っ払いもの」は好きらしいです、私。吉右衛門さんの酒の呑み方がなにせ旨そうで気持ちよさそうでいいですね。魁春さんもきれいだったんですが、扇の使い方がなんだか危なっかしかった気が…。あまり踊れる方ではない、のかな…?

・恋飛脚大和往来 封印切
こういう話しだったんだなーと納得。「封印切」ってああいう意味だったんですね。仁左衛門さんの八右衛門が憎らしいながらもどこか憎みきれない部分があって、いい感じでした。やっぱり台詞回しがお上手だなぁ、と。緩急自在で小気味よかった。染五郎さんの忠兵衛はやっぱり上方言葉がわざとらしい部分がありつつも、テンポ良くて楽しかったです。最後に封印を切るシーンの涙声は演技だったのかマジ泣きだったのか…。気持ち入っててぐっと来たのですが、台詞聞き取れなくなってしまったのが残念でした。

・恋飛脚大和往来  新口村
打って変わって雪景色のセット。ちらちらと雪が舞う中を歩く二人の絵が美しくて眼福。仁左衛門さんがいきなり「お爺さん」になっていてびっくり。いや、役者さんて凄いです。ラストシーンで雪の坂道を消えてゆく二人と、それを涙ながらに見送る老いた父…という図がなんだかとても切なかったです。

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