東宝ミュージカル「マイ・フェア・レディ」(450回)2005年11月12日 17:00

@帝国劇場

初マイフェアで、初真央さんでした。
なんというか、悪人が誰もいなくて、素直に楽しめて、最後までハッピーなミュージカルでいいなぁと。真央さんのお衣裳がうっすらと記憶にあるヘップバーンの映画とかなり近いようでそれもまた観劇。「運がよけりゃ」がこのミュージカルの曲だったことを改めて思い出しました。

出演者はみなさん楽しそうで、見てるこっちも楽しくなりました。
石井さんのヒギンズ教授がかなりツボ。いい感じな頑固っぷり、偏屈っぷりとだだっ子のような雰囲気が混ざり合ってナイスキャラクター。イライザに去られて、頭真っ白になった瞬間に出る言葉が「おかーさーん!?」なとこもグーです。暑苦しい役もいいですが、こういう役も合ってますね。あ、でも見た目ダンディなのに中身は熱血教師の金八先生だった気がしないでも…やっぱり熱い男なことに変わりはないのか(笑)

浦井くんのぼっちゃんぼっちゃんして、あのまま結婚してたら一生イライザに翻弄されたであろう(でも翻弄されてることすら気づかずに終わったであろう)フレディも可愛らしくて良かった。彼の素直な歌い方と声質がとても好きです。

そして上條さんの「おとっつぁん」が本当に素敵。彼を中心とした町の人々や酔っぱらいの合唱曲はみんな好きだ。

終演後は真央さん主演450回達成記念の特別カテコ。
治パパの司会でケーキが出たり、花束贈呈したり、看板が下りてきたり。15年間サイズが変わらない真央さんてすげー!とか。
春風ひとみさんがヅカ出身なのは知ってましたが、月組出身で真央さん現役時代に組子だったとは知りませんでした。
「真央さんの退団公演の時に大階段の下で彼女をお迎えし、今回またこういうかたちで階段の下(セットに螺旋階段があります)でお迎えできることが本当に嬉しい」と涙ぐまれたコメントに、こちらも涙。それに続いた浦井くんももらい泣き(笑)
宝塚の組子関係って私には想像つかない強いつながりがあると思うので、言葉にできない感情があったろうなと。特に6期違いくらいで、相手がトップさんだったら本当に「憧れの先輩」だもんなぁ。大スターなわけだし。逆に大先輩の月丘さんのコメントは、真央さんが神妙な表情でかみしめるように聞いている姿が印象的でした。関係ないですが月丘さんて春日野八千代さんの相手役だったのか!すごい!

そんなこんなで楽しかった3時間半。こんなハッピーなミュージカルならもう一度みたいな、と思いました。

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