劇団カントカークト第三回公演「雨物語り」(千秋楽) ― 2005年11月06日 17:00
@銀座小劇場
素直に感動できる良いお芝居でした。幽霊になって息子を見守る父、罪の意識で未来を描けない息子、口にできない過去のせいで息子に本心が言えないもう一人の父、父を求めるが故に反抗して道を外し掛けているもう一人の息子。ありがちといえばありがちなのかもしれませんが、前回公演よりもストーリーはしっかりとしているし、何よりも演じる側の意気込みや思い入れがガンガン伝わってきました。
そしてやっぱり私は座長(辻本)さんが好きです(笑)
今回はオールバックにスーツに髭で「もう一人の父」の役だったのですが、やはり座組の中でずば抜けてるなと。ラストの長台詞のとうとうとした言い方が非常に好き。楽日だったので最後にご挨拶があったのですが、その時の晴れ晴れとした表情も素敵でございました。この方が出てる芝居ならまた見たいです。
そのほかには宮根耕平さん。前回公演時よりも格段に表情や演技が伝わってきました。独特の雰囲気と笑顔が良かったです。
核田裕史さんもお上手な役者さんだなと。エプロンが似合っていて微笑ましい(笑)
小鈴さんは今回も色物でしたが、ストーリーに絡んでて良かったですね、と。お一人だけ発声が別世界。怪しいまじないだか読経だかの朗々とした声が素晴らしくてなんだかもう笑うやらなんやら。刑事→神だか天使だかへの転身はあの場でコート脱いだ方が良かった気がしないでもない。幸介が部屋を飛び出した時に「行かせてやれ!」は「お前が言うな!」と客席全員が突っ込んでいたことでしょう…。
舞台セットが良く考えられていて感心。下手の仕掛けはわかったんですが、床にはびっくり。私はてっきり引き込む→引っ張るを繰り返してるんだと思ってました。あとあの真ん中の箪笥。成仏話云々が出てきた辺りで「あそこから昇天かなぁ…」と思っていたら思った通りの演出で昇天されてしまって微苦笑。小鈴さんが一人大きいのでドアくぐったり箪笥に入ったりするとき大変そうでした。
すごく泣ける芝居だったと思うんですが、泣けなかったのは一番の泣かせ処のラストシーンで登場人物が一斉に号泣したから引いたのかもしれません。特に巽親子。息子はまあどうしても号泣だろうから、だったら父にはぐっと堪えてほしかったなぁ。涙を堪える姿に観客は涙するって、あると思うのです。大人の男は心で泣いて息子への包容力を見せるのだ(笑)
だから逆に雨森親子の方は父が顔くしゃくしゃに泣いてて、息子は泣きながらも笑顔を作る辺りはちょっとぐっときました。全員に嗚咽漏らしながら泣かれてしまうと、やっぱり「うーん」だなと(すいません)。
あと細かい突っ込みとしては「毒薬窓から棄てるなー!つーかあの雨のなか窓あけっぱでその修羅場してたんですかあなたたち!」……重箱隅ですいません。
もう一つ。ハイテンションキャラは2人もいりません…ちょっとうるさかっ(以下略)。でもハイテンションキャラってさじ加減がものすごーく難しいんだなと思いました。前回の小鈴&核田コンビのハイテンションはウザくなかったもんなぁ。
でもこの劇団は方向性的にすごく好きです。次回6月だそうなので、また見たいなぁと思います。でも中野は遠いです…。いや、多分行くけど。
素直に感動できる良いお芝居でした。幽霊になって息子を見守る父、罪の意識で未来を描けない息子、口にできない過去のせいで息子に本心が言えないもう一人の父、父を求めるが故に反抗して道を外し掛けているもう一人の息子。ありがちといえばありがちなのかもしれませんが、前回公演よりもストーリーはしっかりとしているし、何よりも演じる側の意気込みや思い入れがガンガン伝わってきました。
そしてやっぱり私は座長(辻本)さんが好きです(笑)
今回はオールバックにスーツに髭で「もう一人の父」の役だったのですが、やはり座組の中でずば抜けてるなと。ラストの長台詞のとうとうとした言い方が非常に好き。楽日だったので最後にご挨拶があったのですが、その時の晴れ晴れとした表情も素敵でございました。この方が出てる芝居ならまた見たいです。
そのほかには宮根耕平さん。前回公演時よりも格段に表情や演技が伝わってきました。独特の雰囲気と笑顔が良かったです。
核田裕史さんもお上手な役者さんだなと。エプロンが似合っていて微笑ましい(笑)
小鈴さんは今回も色物でしたが、ストーリーに絡んでて良かったですね、と。お一人だけ発声が別世界。怪しいまじないだか読経だかの朗々とした声が素晴らしくてなんだかもう笑うやらなんやら。刑事→神だか天使だかへの転身はあの場でコート脱いだ方が良かった気がしないでもない。幸介が部屋を飛び出した時に「行かせてやれ!」は「お前が言うな!」と客席全員が突っ込んでいたことでしょう…。
舞台セットが良く考えられていて感心。下手の仕掛けはわかったんですが、床にはびっくり。私はてっきり引き込む→引っ張るを繰り返してるんだと思ってました。あとあの真ん中の箪笥。成仏話云々が出てきた辺りで「あそこから昇天かなぁ…」と思っていたら思った通りの演出で昇天されてしまって微苦笑。小鈴さんが一人大きいのでドアくぐったり箪笥に入ったりするとき大変そうでした。
すごく泣ける芝居だったと思うんですが、泣けなかったのは一番の泣かせ処のラストシーンで登場人物が一斉に号泣したから引いたのかもしれません。特に巽親子。息子はまあどうしても号泣だろうから、だったら父にはぐっと堪えてほしかったなぁ。涙を堪える姿に観客は涙するって、あると思うのです。大人の男は心で泣いて息子への包容力を見せるのだ(笑)
だから逆に雨森親子の方は父が顔くしゃくしゃに泣いてて、息子は泣きながらも笑顔を作る辺りはちょっとぐっときました。全員に嗚咽漏らしながら泣かれてしまうと、やっぱり「うーん」だなと(すいません)。
あと細かい突っ込みとしては「毒薬窓から棄てるなー!つーかあの雨のなか窓あけっぱでその修羅場してたんですかあなたたち!」……重箱隅ですいません。
もう一つ。ハイテンションキャラは2人もいりません…ちょっとうるさかっ(以下略)。でもハイテンションキャラってさじ加減がものすごーく難しいんだなと思いました。前回の小鈴&核田コンビのハイテンションはウザくなかったもんなぁ。
でもこの劇団は方向性的にすごく好きです。次回6月だそうなので、また見たいなぁと思います。でも中野は遠いです…。いや、多分行くけど。
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